私は長女で、父に可愛いがってもらった。
よく大好きな父と、2人で出掛けた子供の頃を思い出す。
三原に住んでいたので、車で尾道に行くことが多かった。
父の仕事仲間の人達に、美味しいものをご馳走になったなぁ。
なので、どんなに年老いても生きていて欲しいと思っていたが、亡くなってもう10年になる。
反対に母は好きではなく、私に対してだけ嫌味な事を言うのでむしろ嫌いだった。
母はよく妹を連れて出掛けていた。
この母も亡くなってすでに20年。
親子でも、相性みたいなのがあって、妹に言わせれば父は話の通じない人だったらしい。
母親べったりの記憶しかない。
父の顔を思い出す時、いつもニコニコしていた顔ばかり。
私の言うことに反対する事なく、「ほうよのう〜」が口癖。
亡くなる前日まで微笑んで頭を撫でてくれた。
父の日の夜、思い出してしまった。