「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

これまでご縁をいただいた農家さんが・・・

2012年05月22日 | 農のある暮らし
何度かキウイの収穫をお手伝いしている、山梨市牧丘の澤登さんが、環境gooの特集記事で、無農薬有機栽培に昔から取り組んでいると紹介されているのを見つけました。

記事では、巨峰栽培や無農薬で作ったワインの草分け、と紹介されていますが、「大地を守る会」を通じて、澤登さんのところから果物を購入しているという友人によれば、キウイの栽培でも草分け的存在だそうです。
ちなみに、以前日記にも書いたように、カンガルーバッグとよばれる前掛けをつけて、「たわわ」に実ったキウイをもいでいくのがなかなか楽しいです。



また、妻のお友達というご援で、埼玉県・鳩ケ谷にある有機農家さんにお手伝いに行ったことが何回かありますが、こちらが、今度の土曜のTV東京「アド街ック天国」で紹介されるようです。

http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/next/

比較的東京から近い住宅地のほど近くで、ヤギを飼ったり、餅つきのイベントを開催したりするなどをされています。裸足で田んぼに入って田植えをさせていただいたこともあります。

稲刈りの様子


これまでご縁をいただいた農家さんが、このように大きく取り上げられるのは嬉しいですね^^;

 

都会の真ん中で畑

2012年05月12日 | 農のある暮らし

品川区にも区民農園がある。練馬区や世田谷区は、昔ながらの農家が残っており、そこに区民農園があるが、品川区の場合は、国道沿いの小さな公園に無理やり土を入れて、猫の額ほどの区民農園を30区画ほど設けている。

しかし、安心安全な食を求めるからか、農のある暮らしへのあこがれからか、かなり倍率は高いようで、自分も応募したことはあるが、当った試しがない。

今年はハナから諦めて応募しなかったが、近所の友人が当選(それも「繰り上げ当選」らしいが)したので、先日その畑のお手伝いに行った。

寒冷紗(虫よけ・日よけ・保温を兼ねたネット)をめくると、種をまいて3週間ほどたった畑は、小松菜、大根、水菜などが元気よく顔を出していて、狭い空間ながらも緑色の生命力を感じる。

この区民農園、5㎡ほどの大きさで、使用料が年間3万円くらいするので、冷静に考えると、素人がやっても、狭い場所でそんなにたくさん収穫できるわけではないし、種を買って、蒔いて、耕して、収穫して、泥を落として・・・という作業の手間を考えると、同じ野菜を食べるなら「買った方が安い」ことは容易に想像できる。

しかし、敢えて、都会の真ん中で、自分で野菜を育てる、植物の生命力を間近に感じる、というところに意味があるのだと思う。

実際に土と緑の臭いを嗅いで、その感覚を思い出した。

 

 


3.11と田舎暮らし志向

2011年10月14日 | 農のある暮らし

今日は、田舎暮らしに関するセミナーに行きました。今日のテーマは房総での田舎暮らし。比較的東京から近いせいでしょうか、30,40代と50代以上と思われる人が4人ずつの参加者が熱心に聞いていました。

皆さんかなり真剣で、パソコンやタブレットPCに入力しながら話を聞く人もいて、一部の特殊な人だけでなく、かなり感度の高い人たちが、地方への移住や田舎暮らしを真剣に考えていることを感じさせました。

やはり、3.11後、電気や電車が自由に使えなくなり、スーパーからパニックのように米や水がなくなる都会での暮らしに違和感を覚え、地に足のついた生活や、安心・安全な食べ物と環境を求めて、地方へ脱出する人がかなり増えているようです。

これまでの経済優先、利便性と効率性優先という社会から距離を置く、ということもあるのかもしれませんが、やはり、社会不安を経験して改めて重要性に気付いた「人とのつながり」や、いざとなったときの生活環境として安心できる、「自然とのつながり」を感じられる暮らし、が見直されているということがその根底にあるような気がします。

これから益々、都会から田舎へ、経済成長よりも安心・安全な暮らしを、半農半Xの生き方を、という風潮が加速する気がします。とすれば、なるべく早くそのような環境に身を置いて、自分なら何ができるのか、チャレンジしたい。。。さあて、自分には何ができるのか。

 

 

 

 


東京近郊で稲刈り!

2010年10月11日 | 農のある暮らし
今日は秋晴れ、というよりも夏日。

東京からわずか約30分強の鳩ケ谷市で、今日は稲刈りをしました。
鎌を手に無農薬の田んぼに入ると、クモやカエルがこの季節でもたくさんいます。

下を向いて稲を刈ること自体はともかく、それをはざ架けするためにしっかりと束ねるのは、コツも力もいる作業で、均一に具合良くやるのは簡単ではありません。28度にもなる日差しの中、1時間も作業をすると、じっとりと汗が出ます。

午後3時頃になると日も陰ってきますが、足も腰も痛くなってきます。一日やっただけでこれなのに、農家の方の苦労を思うと・・・力不足を感じます。そして、4時になって、束ねた稲のはざに架け。

この辺りになるとスズメとの戦いで、隣の田んぼに干してある稲にたかるスズメの大軍を手を叩いて追い払ったり、作業したり・・・の繰り返し。

また、農家のおばさんは、我々が刈った後の田んぼを歩いては、刈り忘れたところや、束ねた時に落ちた稲を一本一本拾っては、束にしています。

米作りのたいへんさ、農家の方のご苦労・スピリットを改めて感じた一日でした。いうまでもなく、ビールと晩の御飯は美味しかったです。
いただきました。

トウモロコシ収穫体験!

2010年08月09日 | 農のある暮らし
土曜日は、沼田市のふるさと体験ツアーに参加しました。

ゴールデンウイークに種をまいた紫のニンジンとトウモロコシを収穫します。しかも、数量無制限・・・。

紫のニンジンは、普通のニンジンより背丈も長く、丈夫そうなものをスッと引き抜くと、美しいほどすらっとして、股割れもしていない姿のまま抜けました。抜くのが面白くて、何本も抜いて、「それ全部持って帰ってね」と言われている人もいました。このニンジン、かぶりつくと、一部中の方がオレンジ色なのもオモシロイです。

次に、いよいよトウモロコシ。3カ月で、一粒の種から、背丈ほどもある立派なトウモロコシになるのかと思うと、自然の力の素晴らしさを感じます。早速、パキっと気持ちいい音を立てて幹からもぎります。2週間前の前橋より涼しいからか、熟れすぎていずにちょうどよいかんじ。生のままかぶりつくと、水分が飛び散るほどみずみずしく甘いです。

明日にはトラクターでつぶすから持って行けるだけ持っていってねー、と言われたので、結局30本くらいを段ボールに入れ、宅配便で送りました。友人と親におすそ分けし、皆で美味しく頂きました。

ちなみに、言うまでもなく、現在、我が家は毎食トウモロコシが主食です。。。

トウモロコシと枝豆を収穫!

2010年07月28日 | 農のある暮らし
前橋の観光協会が「小さな旅」の冊子で募集していた、日帰りの収穫体験ツアーに参加した。

この企画、日本の里百選に選ばれた、赤城山のふもとに広がる室沢の棚田(といっても山麓に広大に広がる段々畑)で、トウモロコシと枝豆の収穫をし、その後近くの赤城神社やカリカリ梅元祖の工場を見学する、という日帰りツアー。

まずは暑い中、畑に移動してトウモロコシ収穫。畑の中で熟れたトウモロコシを生でかじるとあまーい!強烈な日差しも忘れるくらいです。熟れすぎてダメなやつもあるから、ということで予定より多めに収穫させてもらい、次は枝豆の畑へ。

プリッと太った枝豆がたわわになっています。これも実がびっしりとついている木を5本収穫させてもらい、さらにジャガイモも掘らせてもらいました。

その後は、畑の片隅で、とれたてのトウモロコシ、枝豆と、地粉で地元のお母さんたちが打ったうどんをいただきました。竹を自ら切って器を作って・・・田んぼを抜ける風に吹かれながらの昼食。サイコーです。

家に帰っても、当分トウモロコシと枝豆を食い続けられるくらいの収穫をいただいました。
苦労して畑を手入れして迎えてくださった地元の皆さま、美味しく頂きました。里の恵みと人の恵みに感謝です。

田んぼできずなづくり

2010年07月26日 | 農のある暮らし
友人が主催する「田んぼできずなづくり」プロジェクト(http://tanbode-kizunadukuri.net/)に
参加させてもらいました。場所は山梨県の身延の近く、富士川が刻む谷あいの田んぼです。

午前中は、近くで名産の「ゆば」づくり体験です。
豆乳を80度のお湯で湯煎してできた幕を棒ですくい上げて、
2,3分して乾いたら畳んで・・・という工程で湯葉が出来上がります。
できたてのユバをワサビ醤油で食べたら・・・うまい!パック入りで売っている清貧よりうまいです。

炎天下の午後からは、田んぼで草取り。田植え後3カ月経った稲は1m近くに育ち、田んぼに入れば稲がちくちくしますが、その稲と強い日差しに負けずに下を向いて草取り。汗が玉のように滴り落ちるつらい作業です。昔から、この作業が一番つらい、と農家が言ってきた作業を体験します。我慢比べのようにしばし皆無言になりますが、それでも大勢でにぎやかにやっているので気も紛れて、作業がはかどります。

次はお化けのように育ったピーマンなど、夏野菜の収穫。さらに、大豆畑の草取りなど、一日汗を流しました。暑いけど、田畑を渡る風のそう快感は何とも言えません。

猛暑日の援農

2010年07月23日 | 農のある暮らし
先週の日曜は、 山梨のブドウ農家でお手伝いしました。

今は、畑一面、青い実がたわわに実っています。
といっても、知らなかったのですが、放っておけばいっぱい生えてしまう房を適度に間引き、
一つの房につく粒も適当に間引き、ようやくいい塩梅になります。

今は、ちょうど、粒を間引く作業と、間引いたものに袋をかける作業、更に日差しが強い場所には、袋の上から紙を笠のようにかける笠かけという作業で忙しい時期でした。

予想はしていましたが、甲府盆地の縁にある牧丘でも、かなり暑いです。日中の気温は35度。ブドウ棚で日陰にはなっていますが、木漏れ日が差すし、基本的には熱い中立ちっぱなしの作業なので、じっとりと汗が出ます。まあ、無心に自然と向き合うほうが、都会のムワッとした暑さよりはよほどマシですが。

気づいたのは、ぶどうを生育する作業は思った以上に手間がかかるということ。一面のブドウ畑には、何千個、何万個という房がありますが、それを間引き、粒をそろえ、薬をつけ、袋をかけ、笠をかけ、袋を外し、収穫し、袋に詰め。。。と考えただけでも気が遠くなりそうな作業です。

でも、やはり、手間をかけると美味しいブドウが育つんだそうです。そして、きちんと手入れされたブドウ畑は、傍目にも美しいです。今年おばあちゃんが亡くなって、手を入れる人がいなくなったというブドウ畑も近くにありましたが、一目で手が入っていないことが分かり、見ただけで心がすさむ感じです。

自然に対して人が適度に手を入れるからこそ、自然の恵みが視覚でも味覚でもたのしめるんだということが、実感できました。しかし暑かった。。。

援農

2010年06月27日 | 農のある暮らし
今日は鳩ケ谷の農家さんでお手伝い。

いぼいぼのキュウリやなすを収穫したあと、ジャガイモをかごいっぱいに掘り出します。メークインとキタアカリの違い、わかりますか?

午後からは、田んぼに素足で入って、うまく根付いていない個所に稲を継ぎ植えしていきます。恐る恐る田んぼに足を踏み入れると・・・6月の太陽に暖められた温い水と、柔らかく土踏まずにぬめり着く泥の柔らかさが…だんだんと快感に変わりました。

暑い日差しの中、1時間半も腰をかがめて稲を植えていくのはなかなか疲れましたが、腰を伸ばばしたときに目に入った、住宅街の中に広がる田んぼの風景と田んぼを渡る風は、忘れられないほど気持ち良いものでした。

東京近郊で援農

2010年05月16日 | 農のある暮らし
今日は、都心から1時間弱で行ける住宅街の真ん中の畑で、農作業のお手伝いをしました。

まずは、唐辛子の苗の定植。10㎝程に育った苗を、15cmほどの間隔で次々と植えていきます。まだ小さくて頼りないものもありますが、秋口には立派な唐辛子なるほか、夏には葉トウガラシとして楽しませてくれるそうです。

さらに、トマトの苗を絡ませる支柱を立てていきいます。背丈が高くなるトマトのためになるべく上で結べるよう、あまり寝かせずに斜めに立てていきます。

風に誘われてふと風を開けると、住宅地に囲まれた畑には、新緑が美しい柿の木の他、キヌサヤ、ソラマメ、玉ねぎなどが植えられており、「緑のオアシス」となっています。ソラマメは、いま盛ん実をつけているところ。空に向かって上にのびるから「ソラマメ」と呼ばれますが、熟して収穫時となると、自然に頭を垂れてくるそうです。

普段自然の中に身を置くことのない身としては、温かい日差しの中、土や緑と触れ合うことで、さわやかな気分になりました。