最終日は、特に予定も入れず、のんびりと散歩、と思っていたら、
民宿のおじいちゃんと話しているうちに、車がないと行けない島の東部、
長崎展望台や初寝裏展望台に車で案内してくれるとのこと。
しかも、乗せて行ってくれるだけかと思ったら、
朴訥とした語り口で周囲の自然や地形、昔の戦跡から空襲の話まで、
色々と親切に案内してくれる。
最後には、多肉質の葉っぱから芽を出すほど生命力が強いことから名づけられた
「ハカラメ」と呼ばれる植物の葉や、小笠原の木にも指定されている「タコノキ」の苗を分けてくれた。「横浜でも育つかどうか、やってみるといいよ。簡単だから。」と、内地の寒さでも大丈夫かと案じる私の心配をよそに、明るい表情で袋に入れてくれる。その明るさから、「まあ、ベランダで育ててみるか」と、楽しみな気分になって民宿を後にする。
年末年始のピークで他に宿が取れなくて選んだ民宿「たつみ」だったが、
食事も美味しかったし、こじんまりと温かい家庭的な民宿で、とても楽しくゆっくりできた。
さて、出航時の港は、見送りの人や小笠原太鼓・南洋踊りまで、実に賑やか。
なかに、我々が泊まった民宿のおじいちゃん、おばあちゃんも仲良く寄り添って、民宿の小さな旗を持って見送りに来てくれて、小さくなるまで見送ってくれた。見送りのボートも湾の外までおがさわら丸を追いかけ、何人かが荒れた海に飛び込んで感動のフィナーレ。帰りの船で見た夕陽も、旅の終わりに相応しいものだった。
民宿のおじいちゃんと話しているうちに、車がないと行けない島の東部、
長崎展望台や初寝裏展望台に車で案内してくれるとのこと。
しかも、乗せて行ってくれるだけかと思ったら、
朴訥とした語り口で周囲の自然や地形、昔の戦跡から空襲の話まで、
色々と親切に案内してくれる。
最後には、多肉質の葉っぱから芽を出すほど生命力が強いことから名づけられた
「ハカラメ」と呼ばれる植物の葉や、小笠原の木にも指定されている「タコノキ」の苗を分けてくれた。「横浜でも育つかどうか、やってみるといいよ。簡単だから。」と、内地の寒さでも大丈夫かと案じる私の心配をよそに、明るい表情で袋に入れてくれる。その明るさから、「まあ、ベランダで育ててみるか」と、楽しみな気分になって民宿を後にする。
年末年始のピークで他に宿が取れなくて選んだ民宿「たつみ」だったが、
食事も美味しかったし、こじんまりと温かい家庭的な民宿で、とても楽しくゆっくりできた。
さて、出航時の港は、見送りの人や小笠原太鼓・南洋踊りまで、実に賑やか。
なかに、我々が泊まった民宿のおじいちゃん、おばあちゃんも仲良く寄り添って、民宿の小さな旗を持って見送りに来てくれて、小さくなるまで見送ってくれた。見送りのボートも湾の外までおがさわら丸を追いかけ、何人かが荒れた海に飛び込んで感動のフィナーレ。帰りの船で見た夕陽も、旅の終わりに相応しいものだった。