「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

パリから日帰りで行ける世界遺産の街①

2021年06月28日 | パリから足を伸ばして

パリからローカル線で1時間20分ほどで行ける街、プロヴァンに行ってきました。

城壁で囲まれた市街地全体が世界遺産に登録されていて、中世の街並みがそのまま残っています。11-13世紀には、シャンパーニュ伯爵領の商業の中心都市として、ヨーロッパ各地との交易でにぎわったようですが、14世紀以降は街道筋から外れたこともあり衰退し、そのせいでかえって昔の街並みがそのまま残ったようです。

街は、高台にある旧市街地と駅に近い新市街地に分かれますが、新市街地にもこのような趣のある建物(写真はサント・クロワ教会)がそこかしこに残っています。

こちらは、街の一つの入り口としての役割も果たしたノートルダム・ドゥ・ヴァルの鐘楼。

中世の姿を残すサン・タユール教会前の広場は、初めてプロヴァンで定期市が開かれたところで、今でも水曜と土曜の市場が開かれる日には、様々な屋台が店を広げているようです。

見た目も古式ゆかしい教会ですが、内部は修復されていて白壁の明るい雰囲気。

素朴なせいか、親しみやすさを感じます。

ちなみに、教会前のマルシェには、こんな移動式のチーズ屋がありました。荷台がそのままチーズ屋になっています。さすが、毎日一つずつ違う種類のチーズが食べられる(=つまり365種類以上のチーズがある)フランスですが、チーズの臭いをかぎながら運転するんですね…。


カフェ飯

2021年06月25日 | パリに暮らして~in paris
今週は久しぶりに外食ランチを何回かしました。
 
珍しいと思ったのが、Saint-Jaqueと呼ばれるホタテのタルタルの前菜。ビーフやサーモンのタルタル(生のものを刻んであえたもの)はよく見かけるのですが、ホタテは初めて見かけました。6月のこの時期に貝は大丈夫かなと一瞬不安がよぎりましたが…おいしくいただき、そのあとも問題ありませんでした。

こちらは、同じく前菜の豚レバーのテリーヌ。右上の茶色いは玉ねぎをカラメル色になるまでいたもの。一緒にバゲットにつけて食べるとおいしいのですが、赤ワインかビールが欲しくなります。

こちらは、カフェ飯のメイン、以下の甘辛炒め・ごはん添え。これと豚レバーのテリーヌ、カフェのMenuで17.5€(2300円)まあまあでしょう。

こちらはカフェメニューのもう一るのメイン、仔牛のステーキ、シャンピニオンソース。こちらとデザート、カフェで同じく17.5€。安くはありませんが、パリジャンぽくカフェでのランチ気分を十分味わえます。

こちらはそのデザート。桃入りクリームブリュレ。一人分が大きいので、二人でいただきました。エスプレッソが合います。

ちなみに、こちらは、見た目はイマイチですが、洋ナシのデザート。


やはり、カフェ/レストランが開いて楽しみが増えました。

久しぶりのフレンチ

2021年06月19日 | パリに暮らして~in paris
街中のカフェに活気が戻り、ようやく店内で食事するのが当たり前の風景になってきました。
 
こちらは、マドレーヌ近くの大衆食堂Self Madeleineのランチ、11.8€(約1500円)
 
お次は、日本人シェフの店、Le Gentil。カリフラワーのスープと鳥の巣に入ったエビチリ!エビがぷりぷりして美味かったです。



メインは子牛でした。美味しくいただきました。


 

初夏の夕暮れ

2021年06月19日 | パリに暮らして~in paris
夏至が近くなり、今のパリの日の入りは22時近く。10時過ぎでもこの夕空。このところ日が長くて、家に帰る時間まで明るいので、エッフェル塔のライトアップを見るのも久しぶりでした。

涼しい風に吹かれながらこうした風景を見ながらビールを見るのも、カフェのテラス席の醍醐味ですね。
まあ、このせっかくの季節にカフェの封鎖が続けば、市民の不満は頂点に達していたでしょうね…。
こちらは、別の日の21時半過ぎのパンテオン。ちょうど夕日が当たってきれいでした。

こだわり!ラーメン

2021年06月15日 | パリに暮らして~in paris
ルーブル美術館に行った帰りに、息子が久しぶりにインスタント以外のラーメンが食べたいと生意気なことを言うので、前から気になっていたら「KODAWARI(こだわり) RAMEN」という店に行ってみました。
 
どれくらいこだわっているかというと、日本のラーメンが好きでたまらず、自分で魚介系スープや麺も研究して店を開いたというフランスの方が開いたそうで、店の中は、築地市場の中を再現したようにトロ箱が積んであったり、店内のBGM?も日本の駅の発車ベルや居酒屋の「いらっしゃいませ~」という音が流れたり、「ここまでこだわる!?」と日本人の我々も思うくらいの「こだわり」ようです。
肝心のメニューは、日本語とフランス語で書かれていて、魚介系スープのラーメンが4種類、卵などのトッピング、フランスらしく前菜、デザートなど。もちろん、デザートも、味噌アイス?など変わったものがありました。
 
とりあえず、前菜?としての「こだわり餃子」(7€=約1,000円)を頼んでみると…
豚肉と鯛を混ぜた具をゆでた餃子の皮で巻く、というかなり風変わりなで餃子でした。
フツーの餃子を想像していた妻と息子は唖然としていましたが、ラー油が辛いと言いながら頑張って食っていました。
 
こちらは鰯のダシが利いた醤油ラーメン(13.5€=1,700円)。薄いチャーシューのほかに、鯛の切り身とアクセントとしての味噌が載っています。

↓鯛の白湯ラーメン(13.5€=1,700円)。鯛の長時間煮込んだ濃いスープに細麺がよく絡みます。アクセントの味噌は白みそ。こちらもチャーシのほかに鯛の切り身。しかも、鯛はタタキになっていて、表面は焦げ目がついていますが、中はほんのり生っぽくなっています。
14時ころと昼のピークを過ぎた時間でしたが、店内は7割ほど埋まっていました。お客さまは、フランス人:日本人が3:2くらいでしょうか。いつも店に入るのに行列ができているそうです。もちろん、お店に入ると、イラッシャイマセとフランスのムッシューが出迎えてくれ、注文は流暢なフランス語で取ってくれます。日本語でも通じると思いますが…。

個人的にインパクト大だったのが、このオブジェ!
今や日本でも見かけなくなった公衆電話と読みかけの新聞、それにピンクチラシまで再現されています。
しかもこのオブジェがあるのは…

男性トイレでした。女性用のトイレにも何かあるのかしら…?
 
日本のラーメン屋はパリ市内に結構ありますが、間違いなく強烈なインパクトを放つ店ですね。もちろん、ラーメンの味も、強烈な個性とこだわりが感じられて、なかなか美味しかったです。

ルーブル美術館

2021年06月15日 | パリに暮らして~in paris
フランスと言えばパリ、パリと言えばエッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館ですが、パリ暮らし1年半にしてようやくルーブル美術館に行きました。(20年ぶり?)
 
空いているときに行こうと思っているうちに、職員のストライキでクローズしたり、コロナのために半年以上クローズしたりしていたので、今度こそ入れるときに行ってみようかと…。
 
平日でしたし、コロナの関係で定員の65%程度しか予約制で入れないので、混まない中ゆっくり見られました。現地の小中学生が見学に来ていてうるさかったけど。(思えば、学校の見学でルーブル美術館って凄い…)
 
さて、ルーブル美術館はもともと宮廷だったこともあって、建物自体が荘厳です。
天井画も口を開けて見ちゃいますね…。
とりあえず、有名どころのミロのビーナスも独り占めで拝めました。ミロというギリシャの島で見つかったから「ミロのビーナス」だとか…。
モナリザの前は少しだけ人だかりがありましたが、まあ数えるほど。写真も落ち着いて撮れました。ほとんどの絵画や彫刻が、ガラス越しでなく展示されている中で、モナリザだけは、大きな部屋の真ん中に壁を立て、そこに埋め込まれたガラス板越しに拝観するという別格扱いなんですね。

こちらも有名な、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」。直接フランス革命が題材ではないようですが、どうしても連想しちゃいます。


他にも、エジプトのスフィンクやミイラ、メソポタミア文明、フランス近代絵画などたくさんの展示がありますが、3.5時間くらい見ておなか一杯になりました。ただでさえ、多くの展示がある中に、スタープレーヤーもたくさん揃っているので…。

日が長い

2021年06月10日 | パリに暮らして~in paris

パリは北海道よりさらに緯度が高いからか、6月の夏至近くになると、22時になってようやくこの夕方の暗さになります。

夕方18時でも西日が強くて暑いので、子供が布団に入った8時半過ぎから9時ころが静かだし涼しくて落ち着きます。この時間の夕涼みが癖になりそう…。

 


全仏オープンテニス

2021年06月05日 | パリに暮らして~in paris
パリにいるからには…ということで、最近テニスを始めた息子も一緒に、テニスの世界4大大会の一つ、全仏オープンテニスを見に行ってきました。
 
よく夜中にテレビで見ていた世界最高峰の試合を目の前で見るなんて、滅多にないですよね。もちろん、メインスタジアムには入れない一番安いチケットでしたが、屋外コートの試合を自由に見て回れるので、いろんな試合を見られますし、何よりも間近に見れるので、十分楽しめます!

車いすテニス男子の世界ランク1位、日本の国枝選手も、手を伸ばせば握手できるくらいの距離で観戦できます。
日本人選手の試合では、応援席にも日本の人を結構見かけます。狭い世界なんで、息子の小学生の同級生や先生ともご一緒したり…。試合後、日本人選手にこんな間近にサインをもらえたりするのもイイですね。息子は、車いすテニスの世界ランク1位の国枝選手や、過去に全仏オープンで優勝している上地選手にサインをもらい、かなり喜んでいました。
アウトドアコートをいろいろと見て回れるので、アプリでどこのコートで何の試合をやっているか見ながら、移動します。こちらは女子ダブルス。その向こうに見える近代的な建物はセンターコート。ちょうどこの時、去年の全仏オープン優勝者のナダルがプレイしていました。

印象的だったのは、会場がとてもきれいで快適だったこと。トイレもきれいで待たずに利用できるし、自由に食事をとれるパラソル付きのベンチもあるし、なかなか快適な空間です。さらに、充電中は指紋認証で携帯電話を置きっぱなしにできる最新型の無料携帯充電器もあり、重宝しました。

デッキチェアーで、大型スクリーンでのパブリックビューイングが楽しめるエリアも。

16区というパリの中でも緑豊かな高級住宅地に隣接していることもあり、のんびり一日楽しめる雰囲気です。間近で世界一流のテニスが見られて、一日楽しめるなら、一人38€(約4,700円)も十分価値があると思いました。来年も行きたいなー。

中華ランチ

2021年06月04日 | パリに暮らして~in paris

今日は、久々に中華ランチと思い、散歩がてら近所の商店街へ。

 

「瀬戸」と日本的な名前のお店ですが、どう見ても品ぞろえは中華…。まあ、前菜+おかず+炒飯か焼きそばのセットメニュー(Menu)、で、テイクアウト6.8€(約900円)なので、リーズナブルな値段でしょう。

妻は、上げ春巻き+肉団子+焼きそば

私は、餃子+牛肉野菜炒め+広東ライス

をチョイス。それなりに美味しかったです。

パリの中心部なら9€(1200円)くらいしそうです。