「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

地元学

2010年01月31日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
東北の結城登美雄氏、水俣の吉本哲郎氏、本物スローフードとしての醤油を作る
岩手の河野和義氏が一堂に会し、お話を聞く機会があった。
印象に残った点をおすそ分け。

結城氏
○地域とは、家族(語源は農耕と生活を共にする者)の集まりであり、
 地域づくりとは、皆の力で共通の夢の実現、課題の解決に取り組むこと。
○良い地域であるための7条件
  ①良い仕事の場があること
  ②良い自然風土があること
  ③良い居住環境があること
  ④良い文化(=皆で楽しめること)があること
  ⑤良い学び(=活かすための学び)の場があること
  ⑥良い仲間がいること
  ⑦良い行政があること
○地元学は、思い入れを持った地域に対して、当事者として
 自分なら何ができるのか、同じ目線で考えること。

河野氏
○地元学とは、地域がどう自立するかと言われるが、
 実は信頼をもって依存すること
○どれだけ人を優しく迎えられるか、即ち自分のことだけでなく、
 自分を支えてくれる全てを考慮することが大事
○ホンモノに真剣に取り組めば知恵が出る、いい加減だと愚痴が出る

吉本氏
○違いを認めることで、対立に向かうエネルギーを町づくりに向ける
○地元の人が、地元に対して取組み、地域の力、人の持つ力を引き出す

大井町で年越

2010年01月01日 | Slow Life
大井町在住も2年目となり、少しずつ地域にもなじみつつある今日この頃。

今年の年末は比較的のんびりしていたこともあり、大晦日には、以前から気になっていた近くの蕎麦屋に行ってみた。<百々亭 大井町店>

昼過ぎに店に入ると、持ち帰り年越し蕎麦の予約は売り切れたとのことでさすがに忙しそう。結局我々は、コロッケ付きの定食、けんちんそばなどを注文、どれもおいしかったです。また、居酒屋系つまみメニューも充実しているんで、夜も飲みに来てみたい。

夜中は、年越しの瞬間、近くの大井蔵王権現神社で奉納太鼓の演奏があるとのことで見物に行く。天狗による神楽太鼓のほか、年男、年女が破魔矢を引いて、その矢を拾った人は持ち帰って飾れるらしい。

考えてみれば、都会の真ん中のビルの谷間で、夜中に太鼓を打ち鳴らしているだけでも、よく近所が迷惑だとか言ってこないなあと思う。意外とトラディショナルでオモシロい街なのかも。