11月初めの九州の復習です。
由布院からやまなみハイウエイを抜けて、3時間ほどで黒川温泉にやってきました。由布院と並ぶ人気の温泉地です。川沿いの比較的狭いエリアに15軒ほどの旅館が立ち並び、こじんまりとした共同浴場もあります。ちょうど、紅葉も色づき初めでした。
黒川温泉では、各旅館が凝った露天風呂を作っており、1300円で3軒の風呂が入れる湯めぐり手形を旅館組合事務所で購入し、露天風呂巡りをするのが人気です。中には、旅館組合加盟の全露天風呂を30回廻った人の名前も掲載されていました。
印象的なのは、各旅館が凝った自然を借景とした露天風呂を競って作ったことや湯めぐり手形もさることながら、食べ歩き&風呂上がりの一杯が楽しめるような店がいくつかあったり、ちょっと休憩できるような昔ながらのお堂があって、ちょっとおちゃめなゲーテの言葉がかかっていたり、街歩きが楽しめるような「作り込み」がされていることです。温泉街が一丸となって集客しようとしている「仕掛け」の重要性を感じました。