「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

里山みかんプロジェクト

2011年12月29日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
週末、たまたま時間が空いたので、小田原の耕作放棄地でみかんを栽培している里山みかんプロジェクト(http://satoyama.kuno-style.com/)の収穫のお手伝いに行ってきました。
 
ここは、もともと、ある有志団体が耕作放棄されたみかん園を支援しようと活動していたようですが、その団体も「放棄」してしまったために、ひょんなことからその活動に関わっていた今の代表者が引き継ぐ形で、5年前から、月に数回通って世話をしているようです。
 
農業の門外漢だったこともあり、どうせやるなら他の人と違うことをやろうということで、農薬や除草剤を使わずに栽培しているとのこと。野菜ほどまめな世話は必要ないが、夏の草刈はタイヘンとのことです。獲れたみかんは、本格的に出荷して稼いでいるわけではなく、ネットで広報して、レジャーがてらみかん狩りして持ち帰ってもらう。、というのがメインのようです。農園の小屋には、使い古された木箱や、大きさを揃えるための道具も。
 

今年は震災の影響もあり、これまで主要顧客だった、健康に関心が高い、無農薬農産物を選ぶお客さまが、かえって放射線の影響を懸念して懸念したからか、お客さんが全然来なくて、みかんを廃棄していたこともあったようです。ただ、年末、どなたかがツイッターでつぶやいたら、みかん狩り希望者が急にどっと増えたらしく、そのおかげで、私たちが行った時は、みかんの木にまばらに実が見えているくらいで、

「すみませんが、収穫に来てもらったのに、みかんががほとんどないんです・・・。あるみかんを採り尽くし、昨日採ったものも持ち帰ってくださいね」と、申し訳なさそうに言われました。
 

しかし、実際に高枝ばさみや脚立を使い、高いところや奥のほう、葉の影などに残されたみかんの採り尽くし作業を始めたところ、思ったよりすぐにかごがいっぱいになります。みかんの木って、ほんとに「たわわ」に実をつけるんですね。もうかなり獲り尽くされているので、簡単に採れるようなところには実は残されていません。なので、探しながら苦労して獲るのが・・・結構「宝探し」のようで夢中になります。一個だけ枝先に残っているのを発見すると、何とかして獲ってやろうという執念も生じて・・・^^;

もちろん、好きなだけ食べながら作業してOK.むかしながらの、酸味と甘みの強いみかんの味がします。無農薬だから、みかんの木が生命力を十全に発揮して実をつけるのでしょうね。この日は、私の他、男性二人組、おばさま3人組、家族連れ1組の9人でした。温州みかんは年内に全部収穫してしまわないと、霜にあたって悪くなってしまうそうで、最後には本当に実が残っていないくらいまで採り尽くしました。結局、3時間ほど作業して、この木箱に7,8箱のみかんが採れました。沢山お土産も頂き、みかんに囲まれた年越しができそうです。
 
場所は、小田原駅からもバスと徒歩で20,30分でアクセスでき、相模湾が眺められる気持ちの良い丘。気軽に農作業を体験するのによい場所です。一方で、以前関わった有志団体が放棄してしまった、という痕跡も残っています。「継続して関わること」の重要性も感じました。

 

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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
私もいきました~ (たまごん)
2012-01-05 17:45:39
私も行きました。
2011年12月24日に行きました。
ですから、前日に行ったのかもしれません。
いつかお会い出来たらうれしいですね。

私はツリーハウスの話しに乗りました!
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