「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

東京湾の風に吹かれて

2010年05月31日 | 小さな旅
母と義母・義父への母の日や誕生日の祝いを兼ねて、家族総出で品川からお台場にかけての屋形船に乗りました。

以前にも、職場の忘年会等や、横浜市金沢区の花火大会等において、見る船に乗ったことがあります。東京湾だと、品川、芝浦、浦安など、いくつかの場所から出ているようですが、だいたい停泊場所、値段などは似たり寄ったりみたい。

今回私たちが利用したのは、家からも比較的近い品川の船宿。通常10,500円で、2.5時間の飲み放題と、料理として、小鉢2-3品、刺身、天ぷら5-6品、ご飯、吸い物、デザートが付きます。

25人乗りくらいの船を、12人ほどで貸し切っていたので、スペース的にも余裕があり。サンシンのプチ演奏会などもやってしまいました。

面白いのは、屋形船の天井上に登れること。
東京湾の近未来的な夜景の中で、夜風に吹かれるのに、なかなかいい場所です。

回想:ゆきの小屋 in 秋田

2010年05月21日 | 素晴らしき旅の記憶
八幡平の秋田県側のひなびた温泉地の外れに、
自然農による自給的な暮らしをしながら営む民宿
「ゆきの小舎」がある。


若い時に東京から田舎暮らしがしたくてこの地に移り住み、
小さな民宿を女手一つで創めたゆきさんと、
パートナーのいくおさんが、温かく旅人を迎えてくれる。

その日の宿泊者が私一人だったこともあり、
夕食をともにしながら丁寧に私の話に耳を傾けてくれる。
とても温かく接してくださるので、会って間もないのに、
まるで旧知の友人と話をするように、
環境問題から常日頃自分が考えている想いや将来の夢まで、
何でも話ができてしまう。

きっと多くの旅人が、このお二人の温かさに惹かれて、
繰り返しこの辺鄙な山の民宿を訪ねるのだろう。

もちろん、山小屋を開いてから、
苦労はいろいろとあっただろう。
開発のために元の小屋を立ち退かされて再建したり、
ようやく自然農が軌道に乗り、土ができてきた頃に、
自然災害復旧のためにトラックやブルドーザーが
畑の土を踏み固めてしまったり。

何よりも、ゆきさんご自身は、重病を患った末、
自然の治癒力を最大限に引き出す東洋医学的療法で回復し、
以後自然農や玄米食を常としているらしい。

様々な苦労をともに乗り越えられてきたお二人だが、
「できる範囲で、いろいろとやってみるのが楽しいの」と
穏やかに語ってくださる。

二人で支えあい、出会った人の縁を大切にしながら、
自分達の道を少しづつ着実に歩んできたお二人。

とても微笑ましく、
「こんなお二人のように暮らしたい」と思わせる、
心和む一夜であった。

「つながりの旅」について

2010年05月19日 | 「つながりの旅」とは?
最近、環境問題への意識の高まりから、
「スロー」とか「ロハス」という言葉を耳にしますね。

これは、多くの人が、「経済優先」、「もっと早く、より便利なモノを」、
という現代社会の「歪み」に違和感を覚え、
心の豊かさや、自然と調和した生き方を取り戻すことを求めている
表れではないでしょうか。

このような時代こそ、「人と人、人と自然とのつながりを感じ、考え直す旅」
=「つながりの旅」が大事だと考えます。

民俗学では、「旅は他火、即ち、他人の火(くらし)に触れて、
自分の暮らしを省みること」とも言うそうです。旅好きの私は、
上記のような「つながりを重んじる旅の心」を日常生活にも活かすこと、
即ち、「人や自然とのつながり」を重んじ、そこから得られる気付きを大切にして
日々の暮らしを充実させること」
を目指しています。

そこで、「つながりを感じた旅の記録」や、日ごろの暮らしの中で感じた「スロー」
な「気づき」を自分なりにまとめてみました。

何かご興味を覚えましたら、フィードバックをいただけると嬉しいです


※スローな旅(つながりの旅)とは、

・「人と人とのつながり」や、「人や自然とのつながり」を実感する旅
・訪問先の自然や文化に配慮し、旅人を受け入れた地域の人々も元気になるような旅
・旅をする人が何か「気づき」を得て、旅から帰った後も、
 より充実した日々を過ごせるようになる旅

(参考:NGOナマケモノ倶楽部HP スローツーリズム宣言)




都心でホッと一息

2010年05月17日 | Slow Life
天気の良い5月の昼間、仕事の気晴らしを兼ねて、職場の目の前にある日比谷公園でランチ。

弁当を持って、藤棚の下のベンチに空きを見つけて一服。木々の深い緑と鳥の声。少し離れたところには、薔薇の園。見上げるとビルが目に入るのが若干気になるが、緑に包まれ、なんとなくリラックスできる雰囲気がある。

日比谷公園近くの職場で働いて2年近くになるが、最近とみに足しげく通っている。それだけ体が自然を求めているのかな…。

東京近郊で援農

2010年05月16日 | 農のある暮らし
今日は、都心から1時間弱で行ける住宅街の真ん中の畑で、農作業のお手伝いをしました。

まずは、唐辛子の苗の定植。10㎝程に育った苗を、15cmほどの間隔で次々と植えていきます。まだ小さくて頼りないものもありますが、秋口には立派な唐辛子なるほか、夏には葉トウガラシとして楽しませてくれるそうです。

さらに、トマトの苗を絡ませる支柱を立てていきいます。背丈が高くなるトマトのためになるべく上で結べるよう、あまり寝かせずに斜めに立てていきます。

風に誘われてふと風を開けると、住宅地に囲まれた畑には、新緑が美しい柿の木の他、キヌサヤ、ソラマメ、玉ねぎなどが植えられており、「緑のオアシス」となっています。ソラマメは、いま盛ん実をつけているところ。空に向かって上にのびるから「ソラマメ」と呼ばれますが、熟して収穫時となると、自然に頭を垂れてくるそうです。

普段自然の中に身を置くことのない身としては、温かい日差しの中、土や緑と触れ合うことで、さわやかな気分になりました。

手作り茶

2010年05月12日 | 農のある暮らし
隠れ茶を守る会のツアーでいただいた、手積みの茶葉でお茶を作ってみました。

まずはホットプレートかフライパンで、焦げないように(100-120度)かき混ぜながら生の茶葉を熱します。

少し色づいたころに取り出し、かき混ぜて荒熱を取るとともに、ギュっと手でまんべんなく押し込みます。お茶農家さん曰く、「いじめるくらい」力を入れて揉むとよいそうです。そしたら、再びホットプレートかフライパンに放り込み、焦げないようにかきまぜる…。

この工程を5,6回繰り返し、茶葉もある程度乾燥し、手もみで細くなってきたところで火を止めます。(どうなったら完成かと言うのが微妙ですが…目分量で挑戦しました。)

その後、しばらくホットプレート/フライパンの上で余熱で乾燥させておくと…一層水分が抜けて細く乾燥し、なんとなく「お茶らしく」なりました!

飲んでみると、ちゃんとお茶です!当たり前ですが…。なんとなく少し青臭いような、でもそれが生の葉を連想させるさわやかな香りという気もします。(←手前ミソ)

なかなか茶摘み~乾燥~手もみという工程を体験することはできず、いつも完成したおはのを何気なく飲んでいるので、このように作る過程とその苦労がわかると、味わい深いものがありますね。


源流探検と茶摘み体験 in 梅ヶ島

2010年05月11日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
静岡市の梅ヶ島で、「隠れ茶を守る会」がコーディネートした、
<安倍川の源流を歩き、茶摘みをしながら地域の魅力を探るツアー>に参加しました。

まずは、安倍川の源流部を訪れました。新緑が美しい梅ヶ島集落から峠越えの山道を車で登ると、まだ葉の緑より幹の茶色が目立つ標高1400mほどの安倍峠へ到着します。途中では、天然記念物のカモシカにも遭遇。

峠近くで車を降りて1時間弱のハイキング。何もない山道から水がわき出して流れを作り、それが川になっていくという、珍しい光景を見ることができました。

また、黒くて大きな松ぼっくりも発見…実はカモシカの糞だそうです。


ハイキングの後は、地元の人にお話を伺い、地域に対する理解を深める時間。温泉以外特段お勧めできるところがないので、外部の人から見て良いところを教えてほしいという民宿のご主人、品質は良いのに出荷時期が遅いために高く売れず、後継者も先細りのお茶農家、都会の騒音と厄介な近所づきあいから開放されたくて移住してきた方など、地元の方のいろいろな話を伺いました。


そのあとは、ヌルリとする泉質が美肌に良いという温泉に入り、山菜・ヤマメなど地元の味満載の夕食。懇親会では、将来を見据えて新たな取り組みをする若手の林業家や、こだわりのワサビ漬け屋さんなどの話も伺いました。


晴天の翌日は、眺めが良い高台で、眼下に安倍川を見下ろしながら茶摘み。
お茶農家さんに教えてもらい、ホットプレートで熱した後に何度か手もみをすることを通じて、実際に茶葉を作ってみました。


その手作り茶を味わいながら昼飯を食べた後、全体の振り返りをしましたが、
・素晴らしい風景の中でいろんな地域の魅力を味わえた、
・もっと違う側面について見てみたいと思った
・次は、一日トレッキングなど、一つ一つをじっくり楽しみたい
などの意見が寄せられ、おおむね皆さん満足のようでした!

沼田の春の風景

2010年05月06日 | 小さな旅
市役所のふるさと体験ツアーで訪れた沼田では、やはり東京より春が遅いようで、山里にはしだれ桜がまだ咲いていたり、チューリップが咲く市中心部の沼田公園では、葉桜の幹からひこばえの桜が咲いていました。



また、ゴールデンウイークだったこともあり、上越線ではSLが運転されており、大勢のお客さんでにぎわっていました。


晴天のゴールデンウイークの山里で、のんびりした気分になれました。

沼田で田舎体験!

2010年05月06日 | 農のある暮らし
群馬県沼田市の田舎体験ツアーに参加した。
H22年度第一回の今回は、とうもろこし&ニンジンの種蒔き、郷土料理体験と史跡歩き。

まずは、JAの方の協力を得て、赤城山の北麓の広大な畑でトウモロコシの種蒔き。生で食べられるほど甘い品種のトウモロコシの粒を、二粒ずつ蒔いていきます。消毒と鳥よけのために赤い色が付いているとのこと。そのトウモロコシの品種は「甘えん坊」というらしいです。。。
次にニンジンの種蒔を蒔いて、その後は郷土料理の昼食。

地元の方が用意してくれたおやきの布地に野沢菜を包みこんでほうろくで焼き、水とんととともに美味しく頂きました。地域の恵みと用意してくださった地元の方に感謝。

足利フラワーパーク

2010年05月05日 | 小さな旅
ゴールデンウイーク中、藤の名所として知られる、栃木県の足利フラワーパークに行きました。

1m以上もあるという大藤は、今年はやはり天候不順の影響でまだ満開ではなかったですが、藤・つつじ・石楠花といろいろな花が咲き誇っていました。