「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

今年度のぶどうの援農作業、始動

2012年04月30日 | 山梨のぶどうの丘で

NPO樹恩NETWORKがコーディネートしている、山梨市牧丘地区での「ぶどうの丘 田畑の楽校」が今年も始まりました。

高齢化などで手入れが行きとどかないぶどう畑が増える中、地元の農家さんのお手伝いをしようという活動のきっかけづくりとして、1泊2日でぶどうづくりを学ぶイベントです。今年は、より地域のことを知ってもらおうと、地元の古老から地域の歴史に関してお話を伺ったり、神社のお祭で神楽を見たり、という時間もありました。

  

今年のぶどうの生育状態は、寒い日が続いた分、芽は勢いよく出ているものの、

  

例年より2週間程度育成が遅れているらしく、標高600m前後の畑ではようやく芽ぶいて、新しい葉が顔を覗かせているところです。夏には緑色にあふれる丘の風景も、まだ土と昨年の枝ばかりが目立ちます。

  

芽の間引きをする「芽かき」まではまだもう少し、ということで、今回はぶどう畑の手入れを行いました。ぶどう棚の骨組みや芽を誘因するために張り巡らせた針金に、昨年伸びた蔓の巻きひげがこびりついて残っているのを、ペンチや「たちかんな」というハサミなどで取り除いていきます。これらの巻づるは、残っていると害虫などの住処になってしまうようです。2mほどの高さの骨組みに絡みついている蔓もあるので、骨組みの上に登り、鳶のように鉄骨の骨組み上を移動しながらの作業もありました。ぶどう棚の骨組みが細いので高さの割に結構怖く、気が抜けない作業でした。

    

この日は朝から快晴。丘の向こうに新緑の山々とゆきをいただいた富士山が見え、とても気分良く作業できました。ただ、日差しは夏の日差しでじりじりと焼かれ、油断して半そでを着ていたら、赤く焼けてしまいました。

 

帰りには、山梨市の特産品に認定されている、牧丘のぶどうを練りこんだぶどうパンもゲットしました。

 


久しぶりのアースデー

2012年04月23日 | Slow Life

アースデーの会場に久々に足を運んでみた。

NGOナマケモノ倶楽部のボランティアとしてブース運営をしていたのは、もう7,8年前になる。あのころから比べるとアースデー自体もずいぶんにぎやかになり、出店する団体の裾野も広がってきたと思う。そのころは存在していなかった団体もあるだろう。まして、今年は復興支援、節電、脱原発を掲げるブースも多かった。当然のことながら、出展者も、来場者も、その時々を反映させたものになるだろう。

自分は今回、どこのブースの手伝いをするでもなく、何か見たいものが特段ある訳でもなく、ふらっと一人で行ってみた。もちろん、NGOナマケモノ倶楽部をはじめ、これまで少しでも関わってきた団体のところに行けば、知っている人に一人か二人は会うので、そこで何気ない言葉を交わすのも楽しみの一つ。

ただ、今回は、自分がどこにも所属していない、ある意味「浮いている」寂しさのようなものを感じた。これは、「今日は●●のスタッフとしてここにきている」とか、今日は「○○について買いに/情報収集に来た」という明確な帰属意識や目的がなかったこと起因するのだと思う。

思えば、最近の日々の生活に、そのような目的意識や、「自分は△△をやっている」というものがなく、会社の仕事と、家での家事のみを漫然とやっている(少なくともそのように思える)と、どこかで満たされない想いを抱いているからだろう。

それに気づくことができたのが、今年のアースデーの一番の収穫。地球の一員として、今後どうしていきたいのか。じっくり感がなければいけない。

 


原発に頼らない国へ

2012年04月15日 | Slow Life

沖縄の基地問題や原発問題を、市民目線でとりあげることの多い東京新聞、今日(2012.4.15)の社説にこう書いてありました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012041502000099.html

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(中略)

「私たちは「原発に頼らない国へ」という主張を続けている。

 そこには、原発のリスクを過疎地に押しつけ、電力の大きな恩恵を受けながら、その使用量を右肩上がりに増やし続けてきた、消費者としての自戒が込められている。私たち消費者こそ、原発頼みの電力浪費社会を改める必要に迫られている。

 立地地域の人々も、心は揺れているのではないか。原発が危険なことは重々分かっている。原発交付金が、いつまでも続くわけではない。

 長年の苦衷を国民全体でくみ取って、共有すべきときである。国策の犠牲者である立地地域だけを、これ以上苦しめ続けていいわけがない。原発に代わ る地域経済の新たな柱を用意し、地元に安心をもたらすことも、政府の責務ではないか。消費地から立地地域へ呼びかけたい。ともに原発依存から脱却し、持続 可能な日本を築こう。協調しよう。

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これを読んで改めて思ったのは、今度の福島第一原発の事故のずっと前、映画「六ヶ所村ラプソディー」を見たときに思ったことと一緒でした。

 

それは、原発の問題は、水俣病やダム開発などとおなじような根っこを抱えている、ということでした。

 

原発も、公害も、ダムという名の国土開発も、皆、近代化や経済成長、便利な生活のために行われます。多くは過疎の地域に負担を強いて、都市の人たちがその成果を根こそぎ持っていきます。

しかし、そのような社会がもたらしたのが、福島第一原発の事故だったのではなかったか。その過ちに気付いて、これまでとは違うパラダイムへ舵を切るべき時ではないのか。

 

国民全体で負担を共有し、持続可能な日本を築く。そんなシンプルな方向がいいですね。

 


さくら、サク

2012年04月10日 | Slow Life

都心部では、満開です。

毎日通う大崎駅近くの桜の気も、夜には街路樹で照らされて、夜桜がよい雰囲気です。

もっとも、チャリで通り過ぎるので、余韻に浸って鑑賞できないのが残念ですが。

 

イオン品川シーサイド店近くでも満開。

明日は、雨・風が強くなるとのことで、そろそろ散り始めでしょうか。

 

いつもながら、なんとなくさびしいです。

小学生の夏休みが終わってしまう・・・という感覚かも。


品川は桜が満開

2012年04月09日 | 「つながりの旅」とは?

家の近所の線路沿いに桜並木があります。その桜並木の下を通り過ぎるのがワクワクするほど、桜が満開でした。

昨日の買い物からの帰り道は、ちょうど夕ぐれ時の時間帯で、淡いピンク色の光の中に、桜が咲き誇っているのがきれいでした。夕日に照らされる薄桃色の花弁が見えます。特に愛着を感じるわけでもないこの土地ですが、昨日見た桜並木の風景は、一見の価値がありました。


初めて親子でお花見

2012年04月09日 | Slow Life

今日は、生後4か月の息子を連れて、初めて親子3人でお花見に出かけました。

家から30分ほど歩いたところにある東品川海上公園では、満開の桜のもと、出店などが出てにぎやかでした。私たちは、人込みを避け、メイン会場から橋を渡った反対側でのんびり乾杯&お弁当を食べていました。

温かい日差しと季節を感じる風景の中で、親子でのんびりと時間を過ごすのは、とても居心地が良かったです。


田舎体験ツアー隆盛

2012年04月03日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

これまで何回か、群馬や長野での田舎体験ツアー、飯田市のワーキングホリデーなどに参加しています。

 

一度参加すると、そのあともご案内を送って来てくれることが多いのですが、一昨年参加した群馬のふるさと体験ツアー、以前は色紙にコピーしただけといういわゆる「チラシ」でしたが、今年はツルツルの紙にパンフレットのように印刷されたきれいなチラシが送られてきました。

 

このツアーがきっかけとなって移住してくれる人などを求めているはずなので、それだけ自治体のこのツアーに掛ける意気込みが年々高まっているのか、利用者からの好評に応えてこうなったのか、はたまた放射能の風評被害を軽減するためにも広報に力を入れているのか・・・ちょっと考えてしまいました。

 

ただ、年々これらの注目度が増していることは確かに言えるのではないかと思います。

 

 


穂坂のぶどう畑より

2012年04月01日 | 山梨のぶどうの丘で

 

3月下旬の畑の風景です。

梅が咲いていました。ぶどう畑のあちこちに、梅の木が何本か密集してあるので、きっと梅の実も採取するために作物として植えつけたんだと思います。

北風の八ヶ岳おろしが吹き付ける銀河鉄道公園が近くにあります。韮崎方面が谷になっていて、そこを夜、中央線が走り抜ける風景が、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の光景にたとえられているようです。昼間は、西側正面に南アルプスの鳳凰三山、甲斐駒ケ岳を望みます。

 

そして、もちろん、南側には、雪をかぶった富士山を望みます。3月下旬の割には、雪が溶けていると思いました。

このような美しい山々を望む土地で、温かい日差しと美味しい空気や水をいただいて育つぶどうは、きっと美味しいはずですね。