「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

江戸時代に学ぶ

2012年03月29日 | Slow Life

最近、江戸時代に学ぼう、という趣旨の本が多い。

その一つ、「未来のための江戸学」(田中優子著:小学館)を読んだ。

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著者によれば、江戸時代は、よく言われるような「鎖国と停滞」の時代ではなく、16~17世紀の世界の変容に対応し、戦国・豊臣時代の拡大志向の矛を収め、外交をコントロールしながら内政充実・内製化に力を入れた、「収まり、因果、循環」の時代だったという。

そこで、自由主義経済の名のもとに、拡大・成長志向、競争社会(=グローバリズムの行きつく果て)に陥りがちな現在、他者との関係性や、循環の思考、ほどほどに収めるという思想を江戸時代から学び、今後に活かしていくべきではないか。日本の地方には、まだそのような文化が残っており、まだ「間に合う」。

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やはり、過去に日本にあった「つながり」を大切にする文化に学び、「懐かしい未来」を志向せよ、ということのようだ。


穂坂でぶどうの剪定

2012年03月27日 | 山梨のぶどうの丘で

穂坂甲州ぶどう栽培倶楽部の活動で、ぶどうの選定作業をしました。

まずは、昨年のマルスワイン工場でもいろいろと解説してくれた、ベテランの保坂さんの畑へ。甲州ブドウの栽培にかかる時間は、平均130-140時間らしいのですが、かなり広い面積をお一人で耕されているので、なるべく手間をかけないようにしているとのこと。そして、ここでは、一つの木大きく伸ばすのではなく、木を何本も植えて、その分一つの木はあまり大きくしないように剪定しているようです。

剪定の仕方を、丁寧に教えていただいたのですが、かなり難しかったです。分かったのは、枝と枝の混み具合や枝の太さだけではなく、芽の向き(幹の方を向いているか、外側をむいているか)とか、芽と芽の間隔、枝が出るのは幹の上方向か下方向か・・・、など、様々なことを考えて農家さんが一本一本剪定しているんだということ。「バランス良く」、「魚の骨のように」

と教わったので、そのつもりで自分なりに考えながらやってみましたが、いまいちこれで良かったのかどうかわからず、達成感よりも???をつのらせる結果となりました。。。

午後からは、短梢剪定をやっている別の畑へ。こちらは、一本の木の枝をまっすぐに誘引しており。剪定作業もやりやすいです。どの枝も、2つの芽を残して、3つ目の芽を切って行きます。これは単純作業ですが、その分、どんどんやれば「やり終えた」という充実感がありました。

とにかく、いろいろとぶどうの特性を踏まえて、様々な工夫を農家の方がされているんだということが分かりました。ここで剪定したブドウが、春から夏にかけてどう実をつけるのか、楽しみです。

 

 

 


ぶどうの剪定作業のあとは

2012年03月26日 | 山梨のぶどうの丘で

今日は、ぶどうの剪定作業を行いました。作業の詳細は明日また日記に書くとして、富士山や八ヶ岳、南アルプスを見ながらの作業は、気持ち良かったです。

その後、お疲れ様でした会をしよう、と言うことになり、甲府へ行き、駅前の小作にてお疲れ様でした会。軽く・・・と言いながら、

勝沼醸造の720ml赤白各一本

蒼龍酒造の500赤2本白1本

電車の中に移動して、

勝沼の濁りワイン氏白720ml1本

車内販売のモンデ酒造赤白350各一本

を4、5人で、空けました。。。

 

これって飲みすぎですかね^^;?


秋田と沖縄をつなげてくれました

2012年03月20日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

昨日、アサザ基金のイベントの事を日記に書きました。人と自然との「つながり」が回のでーマの一つでしたし、個人的にも、沖縄で住んでいる時にお会いした方々などに会えて、いろんな「つながり」を感じました。

さて、その際にもらったチラシを見てまたびっくりしました。来週、アサザ基金の飯島さんが対談するイベントでは、昨年私が秋田での地域活性化プロジェクトでお世話になった、草木谷を守る会の石川さんとトークをされるとのこと。

 

昨年の私の活動の様子はこちら

石川さんは、八郎潟の再生活動に関わっているほか、郷土の偉人(=実は石川さんの祖先で、秋田の農業の発展に貢献した石川理紀之助)にゆかりのある八郎潟の近くの谷津田を、小学生たちと再生させながら、できたお米で日本酒「草木谷のしぶき」をつくるなどの活動をされています。

今年度は子どもが生まれたりもあって、秋田の方々と交流する機会はありませんでしたが、東日本大震災後のコメ不足の時、こういう時に農家の知り合いがいると安心と思い、昨年プロジェクトで交流のあった秋田の方から、美味しいお米を購入させていただいたことを思い出しました。

しかし、私が4年前に関わっていた沖縄での活動と、昨年の秋田での活動が、意外なところでつながった気がします。(笑)

 


都会の真ん中で、人と自然と沖縄とのつながりを感じた

2012年03月19日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
霞ヶ浦再生事業をはじめ、全国各地で環境活動を行うNPOアサザ基金のイベントに行ってきました。
明治神宮の森を中心とする東京・原宿での環境教育の一環として、同じように環境教育プロジェクトを行っている、宮古島、池間島、多良間島などからゲストを呼んでのトークイベントでした。
 
アサザ基金の飯島さんのお話しで、
・東京などの大都市にも、昔の水の流れが刻んだ地形などが残り、風の通り道があり、地域の自然に根差した生物がいる
・ウスバキトンボなどは、東京から1500Km以上離れた多良間島にも共通して見られる
というのは、目からウロコでした。
 
また、東京と沖縄の自然について、共通項も見つけつつ、その違いを解き明かしてくれたことで、「東京にもそんな一面があるんだ」と、都会の自然を立体的に感じることができた気がします。
 
さらに、環境教育活動を通して、
・「つながりをみつける」や「物語を語れる」人を育成したい
・自然の中で豊かな感性をはぐくむ
・子どものころに宝探しの方法を教えれば、人は地元に残る
・「心の泉」でつながることが「絆」
というお話しも印象的でした。
 
最近、仕事や子育てに余裕がなかった私としては、自分が何をやりたいのか、何をすべきなのか、改めて考えていました。
しかし、今日のイベントで、「人と自然とのつながり」について新ためて考えたり、自分が沖縄で活動していた時に知り合った方々と久々に再開したことで、これまで各地で「点」のようにやってきた持続可能な地域を作る活動が、一つの線でつながった気がしました。

これまで得られた経験や人との出会いを基に、どれだけこのような「つながり」を紡いでいけるのでしょうか
改めて、そんなことを追いかけてみたいと思いました。

平和は心の平穏から

2012年03月11日 | Slow Life

3,4年前に沖縄で平和省創設のためのイベントがあった時に、いろんな方の話を聞きながらとったメモより。

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・社会の出来事を対岸の火事としてではなく、自分との関係性の中で見る

・大病をして死と向き合う、恐怖を乗り越えることを通して、「何でも死ぬ気でやる」、そんな生き方を子どもに伝えようと思った

毎日自らのライフワークを迷いながらも続けることで、生きるパワーを紡ぐ

・海はつなげるものであり、隔てるものではない。魂でつながること、遠くを見続けること、可能だと信じること、そして行動すること

・平和は心の平穏、相手との平穏なコミュニケーションによって成り立つ。世界平和は、まず自らの心の内、家庭から

・8/15の終戦記念日には平和を語るが、真珠湾攻撃の12/8にはしない。自らの被害は声高に主張しても、自らの暴力性は省みない。自らの暴力性に気づくことが、本当の平和を築くエネルギーになる


美味しいワインのために汗を流しませんか!?

2012年03月06日 | 山梨のぶどうの丘で

穂坂甲州ぶどう栽培倶楽部のイベントに参加し、昨年は、ぶどうの栽培、収穫、生産者の人の解説つきのワイナリーツアーに行ってみました。

(詳細は過去の日記をご参照ください。http://blog.goo.ne.jp/misho260_1973/s/%CA%E6%BA%E4)

知られざるぶどうとワインの産地・韮崎市穂坂地区のワイン好きを増やすために、都会の人にぶどうの栽培から慣れ親しんでもらおうと、地元の若い生産者の方が中心となって始めたこの企画、ワイン用ぶどう栽培や甲州ワインについて色々と見識が広がり、なかなか楽しいです。

前回のワイナリーツアーで(多少ワインを飲んだ勢いがあったからかもしれませんが)、一年を通して醸造用ブドウの栽培に関わってみたい!という参加者の声から実現する運びとなった、この時期ならではのぶどうの剪定作業が、3/25(日)に行われます。

http://www.hosaka-kajitsukyou.com/archives/144

参加者数もそれほど多くはないので、こじんまりとした雰囲気で、生産者方の触れ合いや、この時期ならではの、凛とした空気の中での農作業が体験できそうです。楽しみ♪