伊根を後にして、丹後半島をぐるっと一周して城崎へ。
途中、日本最古の浦島太郎伝説の残る浦島神社がありました。
雄略天皇の御世(西暦478年)に浦嶋子が常世の国に行き、淳和天皇の頃(西暦825年)に帰って来て、天皇がその話を聞いて大明神として祀ったのがこの神社だそうで、日本書紀などにも記述があるとのこと。浦島太郎は探乗る昔話ではないんですね…。神社の拝殿にも、稲わらで造った亀が奉納されていました。
日本海側の車どおりも多くない国道178号を2時間ほどドライブして城崎へ。東尋坊をほうふつとさせる柱状節理の岩がありました。
城崎の宿は源泉の近くでした。源泉の隣では売店で玉子が売られていて、12分ほど温泉の中に吊るすと温泉卵ができあがります。目の前の宿にチェックインしたら、温泉卵が作れます、というチケットをもらいました。(宿に行く前に卵を買わなくてよかった…)
城崎といえば外湯巡り。大峪川沿いに1.5キロほどに立ち並ぶ温泉街に7つの外湯があり、各旅館の浴衣を着た観光客がそぞろ歩きを楽しんでいます。日帰り入浴者は、それぞれの外湯で入浴料を払うのですが、宿泊する人は旅館からチケットを渡されて、そのチケット(入湯税350円/人)があれば何度でも入れるんですね。この街は早めに旅館に入ってゆっくり滞在するのがおススメですね。
こちらは、一番ゴージャスな御所の湯。
夜には川沿いの街灯に灯りがともり、水面に反射する光と、旅館の光と相俟っていい感じです。
歴史のある一の湯もライトアップ。
街歩きも楽しみの一つ。湯めぐりの人が多いので、当然ながらビールやアイスクリーム、お土産を買うお店がたくさん。嬉しいのは、地ビールの生ビールも飲めること。私もパブに入って城崎地ビールをテイクアウトしました。
また、昭和な感じの射的屋などもあり、昔を懐かしむ中高年?で大賑わいでした。
温泉風情が楽しめる町でした。