若狭地方の三方五湖のほとりにあるレインボーラインに行ってきました。
三方五湖を望める有料道路で、山頂の駐車場からの眺めは、日本海と五つの湖を見渡すことができる絶景スポットです。
また、山頂には、往復のリフトまたはケーブルカーの往復乗車券がセットになった山頂公園入園券も800円で売っています。ただ、リフトやケーブルカーは2分も乗らないので、山頂公園にもうすこしお楽しみ要素が欲しいところです。春や秋は、バラ園があるようですが。
ちなみに、ケーブルカー乗り場の脇に、なぜかでっかい狸の置物もあります。脇の説明書きをみると、地元でいたずらをしたり、地元の人の漁を助けたりした狸だそうです。それにしてもコミカルな表情。。。よほど眺めがいいのでしょうか。
ちなみに、眺めはいいのですが、さすがにこの時期は風が冷たかったです。リフトに乗る人も寒そうでした。
武生インターから車で10分ほど山のほうへ行ったところに、越前和紙の里があります。
ここには、紙すき体験ではがきなどが作れるパピルス館、職人の技術を見ることができる「卯立の工芸館」、「紙の文化博物館」が100mほどの範囲内にあり、一帯が小奇麗に整備されています。聞くところによると、今でいう道の駅のように、地元の地場産業を生かした街並み整備が行われたはしりだそうです。
さて、パピルス館では、押し花などの模様を入れて自分だけのオリジナル和紙が40分ほどで作成できます。
また、和紙製品として、福井県のブランドの一つである、恐竜をかたどった和紙の模型なども展示販売されています。
ちなみに、この地域には、1500年以上前、川上御膳という女性が紙すき技術を地域の人に伝えたということで、この「紙の神」を祀る日本で唯一の神社があります。大瀧神社、岡太神社という2つの神を祭る境内は、太い杉の木と、和紙を張った石灯篭が立ち並び荘厳な雰囲気です。拝殿の屋根も、拝殿と本殿がくっついており、独特のスタイルをしています。春のお祭りには、全国から紙すき職人が集う「聖地」だそうです。
先週は晩秋の長野に行ってきました。最低気温は2度と福井より寒く、長野市街から見る低山の木々は紅葉の盛りを迎えていました。
ちょうど、特産のリンゴが店頭に多数並んでおり、規格外品のサンふじが、1ケース20個入って990円で売られていたため、思わず仲間三人で買って山分けしてしまいました。ちなみに、街中をめぐるコミュニティバスにもリンゴが…。
また、福井から長野に行って食べたいと思っていたのが信州そば。平皿に大根おろし入りのカツオベースのつゆをぶっかけで食べる「越前おろしそば」に慣れ親しんだものとして、信州そばを食べ比べたいと思っていました。
久々に濃い色のつけだれにつけて食う細麺の信州そばは上品で、それなりに美味しかったですが、どこかで野太い越前おろしそばも捨てがたいと思いました。
ちなみに、長野はもう冬支度ということで、駅のイルミネーションに点灯式に出くわしました。なんと、電飾には、長野のゆるキャラとして有名なアルクマもかたどられており、その目の前では、本物のアルクマのぬいぐるみもいました。
若狭最古の本堂が残っている、妙楽寺を訪れました。
里と山の合間にひっそりとたたずんでいるお寺で、拝観受付から細い道を通って境内に行くのに、神妙な気持ちになります。受付のところで案内ができるかと聞いたら、「今はちょっと団体が来るので・・・」とおばさんが躊躇していたので、半ばあきらめていましたが、わざわざ追いかけてきてくれて、案内をしてくださいました。
大きな檜皮ぶきの屋根はインパクトがあります。昔ながらの木造建築で、古い絵馬や極菜色の仏像も、昔の姿そのままに残っています。
境内の紅葉は色づき始めでした。
全体的に荘厳で雰囲気が良いです。本尊である千手観音像は、珍しく本当に手が1000本あるそうです。
福井県若狭地方の中心地、小浜には、人口3万人余りの街に、132ものお寺があるそうです。
古いお寺や国宝・重要文化財を有するお寺も多いのですが、近年最も話題になったのは、NHK大河ドラマのお江の姉であるお初が建立した常高寺でしょう。山門脇にも、浅井三姉妹のパネルが建っています。
国道で隔てられ、5分ほど歩いた寺の敷地には、ひっそりとした小高い所に、お初(常高院)の御墓があり、侍女なども近くに葬られています。
境内は、近年大河ドラマの影響で参拝客が増え、新たに整備されたんだろうなーと思わせる幟や階段の手すりがあります。もっとも、一昨年のドラマのあと、昨年には早くも元に戻ってしまったようですが。
境内はすっきりと整備されており、庭園歩きも楽しめるようです。
場所は、小浜の古い町人町が残る三丁町からも歩いて行けるところにありますが、いわゆる「小浜の国宝八ヵ寺めぐり」のお寺からは少し離れたところにあります。
古い街並みと合わせてお寺も地元のガイドさんが案内してくれるとか、他のお寺とも組み合わせて、寺めぐり散策のモデルコースの一部として示すとよいのではないかと思いました。