【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.64 デンセイ・ラムダ

2006-07-02 | Weblog
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 Vol.64 デンセイ・ラムダ株式会社 さまから学ぶ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 先週、新潟の長岡に行ってきました。

 ご縁があって、電源メーカのデンセイ・ラムダさんの
 本社を見学させていただきました。 

 電源は、社会インフラを支えるものであって、
 いかなる環境であっても安定・安全に動作しなければらない。

 という意気込みで品質確保の仕組みを作り込んでる点に
 感心しました。


 そんなわけで、今回は、
 デンセイ・ラムダ株式会社さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 トータル・パワーソリューションのデンセイ・ラムダは、
 
 1.お客様に安全と安心を提供します。
 2.地球環境にやさしいクリーンパワーの製品を提供します。
 3.常に、変化・革新し世界で一番を目指します。


(出所 http://www.densei-lambda.com/about/indexj.html 2006/07/02)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■理念の読み替えから浮かび上がる創業者の想い


 「この品質保証体制は、会社が大きくなってからできたのですか
  それとも創業時からですか?」

  と質問させていただいた。

  答えは、「創業期からです」 と。

  「デンセイ・ラムダの前身であるネミック・ラムダの
   創業者 班目力廣氏の想いが強かったからです」
   と答えが返ってきた。
 

   班目氏は、「常在戦場」ということを常に社員に伝えていた
   そうです。

  
  「お客様に安全と安心を提供します」

   という企業理念を読み替えてみると、


   『安全・安心な電源を提供するという戦いに勝ち続ける』

   という創業者の想いと読める。
 
 

 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  【わが社の企業理念を読み替えると
     経営者の想いが浮かび上がってくるだろうか?】

 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



 おまけ情報:越後長岡と常在戦場(長くてすみません)

 「常在戦場」とは、英語というと、Always in the battle field.
   常に戦場にいる気構えでということ。

 ●上杉謙信1530~1578 戦国時代の武将、越後の戦国大名 のお言葉。
  
 『常在戦場の心得』  
  運は天にあり 鎧は胸にあり 手柄は足にあり
  何時も敵を掌にして合戦すべし 疵つくことなし
  死なんと戦へば生き 生きんと戦へば必ず死すものなり 
  家を出ずるより帰らじとおもえば又帰る
  帰ると思えばこれまた帰らぬものなり 
  不定とのみ思うに違わずといえど、
  武士たる道は不定と思うべからず 必ず一定と思うべし


 ●小林虎三郎1828~1877 長岡藩 藩士

  小林虎三郎は「食えないからこそ、教育をするのだ、学校をつくるのだ」
  と救援米として贈られてきた百俵の米を売り払い、
  その代金を国漢学校にそそぎんだ。「米百俵」として有名な話。

  このとき、米の分配を迫る藩士らを命がけで説得。
  「常在戦場」の藩是を示しながら、「食えないからこそ学校をつくるのだ」
  と小林虎三郎は一歩も引かなかった。

  また、平成13年に、小泉総理が、所信表明で
 「今の痛みに耐え明日をよくするために、現在の日本
  に必要なのは、この「米百俵の精神」である」と語った。 

  ネミック・ラムダの創業者である班目力廣氏は
  私財を投じて「米百表」を映画化している。(ビックリ!)
  ウイキペディア http://ja.wikipedia.org/
  で検索してみてください。


 ●山本五十六1884~1943 

  新潟県長岡市生まれ

  「常在戦場」を座右の銘していた。
  
 -----------------

 学習後記:

  長岡は、人物、食、酒 どれをとっても奥深い。
  また、行きたい地である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿