【週刊】企業理念

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Vol.50 アルプス技研

2006-03-26 | Weblog

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  Vol.50 株式会社 アルプス技研 さまから学ぶ 
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 先週の日曜日から、7泊8日の「内観研修」に
 参加して来ました。

 毎朝5時から、夜9時まで食事と入浴時間を除き
 屏風で仕切られた空間でひたすら自分の心と向かい合います。
 合計約100時間です。


 まずは、母親に対する小学校入学までの自分について
 
 -お世話になったこと(したもらったことの事実)
 -してお返ししたこと(して返したことの事実)
 -ご迷惑をおかけしたこと

 を自分の記憶を頼りに調べていきます。

 その後、小学校低学年、高学年、中学、高校時代
 と自分の過去を3年ぐらいずつに区切って現在まで
 繰り返し調べます。

 それを、父親、配偶者、子、勤務先の上司・部下と順次
 に調べていきます。

 この間、ほぼ一時間半ごとに面接者が
 「この時間、だれに対するいつのご自分を調べましたか」
 と尋ねに来ます。面接は3分~5分。


 3日目ぐらいまでは、過去の自分を振り返っている感じです。
  母にしてもらったことを調べていくとじわっと感謝の心
  が芽生えてきます。
  してお返ししたことがあまりにも浮かんでこないため罪悪感も芽生えます。

 5日目位には、相手の立場で自分を観る感覚がつかめてきます。
  自分ってこんな人間なんだ。って体得する瞬間が生じてきました。

 6日目位には、事実のグラスをかけて自分を観る感覚がつかめてきます。
  今まで、日常化していた自分の価値観がひっくり返ることが
  生じてきました。

 7日目位には、ある瞬間になだれのように記憶が蘇り、それが
  パノラマのようにつながって脳裏に映写されることがあります。  
  この瞬間は、一種の快感に似た心地よさを感じることができました

 今回の内観研修には、42年の人生を振り返ることを目的に参加
 しましたが、それとは別に多くの気付きをいただきました。

 この研修は、ある時期、ある課題を抱えた社員には最適かなと
 思いながら帰路につきました。

 そんなわけで、内観を社内研修に組み込んでいる企業を
 調べたどり着いた 株式会社 アルプス技研さま
 から学ばせていただきます。
 http://www.alpsgiken.co.jp/pm/007.html

 今回は、前出しが長くてすみません。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 
 【企業理念】

 「Heart to Heart」

 人と人との心のつながりや心のふれ合いは、相手への真の思いやり
 の心からである。真実(本もの)には必ず厳しさがある。
 自分に厳しければ厳しい程、相手に対してもじっと将来を見つめた、
 甘えを許さない厳しい思いやりの心がでる。 
 人を尊重し社員を大切にする経営とは、社員をチヤホヤし、
 甘やかすことではない。本人の将来の為に、思いやりの心をもって
 厳しく躾ることである。真実のやさしさ、親切とは甘やかすことではない。
 『厳しさと思いやりと勇気こそが人の心と心をつなぐもの』である。
 そして、『人の幸せ、人の成功を素直に心から喜べる人間』になろう。
 恨みやひがみ、妬みからは心の安らぎは生まれない。
 これが人間社会で大切なことであり、『指導者理念の基本』でもある。 
 人と人の心のつながりを大切に。『社会や企業の発展も個人の成長も全て
 人間関係が基本である』ことを認識し、本当の親切とは、真の友情とは、
 真実とは何かを考えよう。自己を厳しく律し人間研究をしよう。
 企業人として、自社の技術や製品に心をこめて社会へ送り出そう。」 

 これを短い言葉であらわしたものが当社の経営理念である
 「Heart to Heart」です。


 
(出所 http://www.alpsgiken.co.jp/au/02_vision.html 2006/03/26)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】



 ■心にフォーカスした理念


  心にフォーカスした理念を社員に浸透するには、100時間位かける
  集中内観が最適であろう。



 ■わが社を内観してみたら


  内観における問いかけを企業に適用してみると、


  お客さまに対する会社設立から3年間のわが社について
 
  -お世話になったこと(したもらったことの事実)
  -してお返ししたこと(して返したことの事実)
  -ご迷惑をおかけしたこと

  を調べていく。

  その後、3年ぐらいずつに区切って現在までを繰り返し
  調べる。


  きっと、

  1)お客様の視点でわが社を見る感覚がつかめてくる。
   
    ⇒ わが社の存在価値を知ることができる。


  2)正しいグラスを通してわが社を観る感覚がつかめてくる。


    ⇒ わが社の価値観を見直すことができる。




 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

    【 わが社を内観したらどうなるだろうか? 】

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