

そんな中、手に取った本が何故かこれ

「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低いのである、結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中にはだらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。「はじめに」より
サンプル数が少ないのがちょっと気になるけれど、今の社会の一面を上手く切り取った
内容で面白く楽しめました。階層社会の現実を再確認したって感じかな。
そういえば2週間近く前になりますが、こんな記事が出ていましたよね。
日本で格差拡大と米紙 日本社会の良さ喪失懸念
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、日本経済について「(景気が回復し)再び経済成長が続いている」ものの、「勝ち組」「負け組」という言葉に象徴されるように、所得格差が広がっているとの見方を伝えた。
同紙は、自分の暮らしを平均的だと感じ、かつて「1億総中流社会」と言われたような日本社会の良さが失われる懸念があるとした。
さらに、東証株価指数(TOPIX)が約14年ぶりの水準を記録し、大都市圏の地価も上昇に転じたとする一方で、貯蓄のない世帯数が5年で2倍に増えたことなどを伝えている。