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昨年秋に観た「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥよりも今回のアナ・ムグラリスが
演じるシャネルの方は自分が持っているイメージにしっくりきました。
シャネルの広告モデルをしているだけあって、衣装も映えて美しいし、ハスキーボイスなところ
も自信に溢れているシャネルの雰囲気が出ていたし。
革新的な「春の祭典」の初演を観たココ・シャネルはその独創性に注目し、ロシア革命に
よって亡命したストラヴィンスキーとその妻子にパリ近郊の別荘を提供し支援を申し出ます。
奥さんや子供もいる別荘で逢瀬を重ねる2人に周りも薄々2人の関係に気づき始め・・・。
ストラヴィンスキーの奥さんが「モラルのない人ね。良心の呵責はないの?」と口調は穏やか
だけれども目は激しく非難している状況でも「ないわ」ときっぱり言い切るシャネルは凄いなと
思ったけれど、映画の最後の方でストラヴィンスキーの写真を飾った部屋で別の男性とデート
しているのを見てしまうと、自分のやりたいように突き進む女性なんだなと納得してしまいました。
ストラヴィンスキーの奥さんは賢くって、「あの人は音楽が分からない人よ」と夫に忠告して
子供を連れて出て行く一方、シャネルには「子供たちには父親が必要です。」と置手紙を残して
いくのでした。別荘に残された2人でしたが、シャネルは「私はあなたの愛人じゃない」と
ストラヴィンスキーを拒み、距離を置くようになります。
それは奥さんの置手紙に心が動かされたわけでないような気が私はしました。奥さんが出て行っ
てからというもの作曲が思うように進まないストラヴィンスキーに幻滅してしまったのかなと。
「編集をしてくれた奥さんがいなくなったからって曲が出来ないなんて。私は自分の力でここまで
勝ち取ってきたのよ」と苛立つシャネルはストラヴィンスキーに「君は芸術屋ではなく単なる洋服屋
だ」と言われて、プライドが許せなかったのかなとも感じました。
それでも「春の祭典」の再演に向けて匿名で寄付をし、バレエ衣装を担当したりとビジネスに
割り切れるところはさすが強いなあと。そういうしたたかさを見習いたい気持ちになりました。
映画の冒頭で1913年パリのシャンゼリゼ劇場で行われた「春の祭典」初演の場面が出てきます。
舞台裏の大混乱や客席の野次合戦など、音楽史上に名高い事件が再現されていました。
たまたま友人に誘われて、先月27日にすみだトリフォニーホールで群馬交響楽団の演奏で
「春の祭典」を聴きに行きました。初演された当時はいきなり高音のファゴットのメロディーに
何だこりゃ?だったようですが、その後続く不協和音や変拍子は現代の私にもちょっと辛いものが
ありました。春というともっと軽快な曲をイメージするのに何でこんなに難解なんだろうと、
訳が分からないままに曲は終わってしまいました。。。
昨年秋に観た「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥよりも今回のアナ・ムグラリスが
演じるシャネルの方は自分が持っているイメージにしっくりきました。
シャネルの広告モデルをしているだけあって、衣装も映えて美しいし、ハスキーボイスなところ
も自信に溢れているシャネルの雰囲気が出ていたし。
革新的な「春の祭典」の初演を観たココ・シャネルはその独創性に注目し、ロシア革命に
よって亡命したストラヴィンスキーとその妻子にパリ近郊の別荘を提供し支援を申し出ます。
奥さんや子供もいる別荘で逢瀬を重ねる2人に周りも薄々2人の関係に気づき始め・・・。
ストラヴィンスキーの奥さんが「モラルのない人ね。良心の呵責はないの?」と口調は穏やか
だけれども目は激しく非難している状況でも「ないわ」ときっぱり言い切るシャネルは凄いなと
思ったけれど、映画の最後の方でストラヴィンスキーの写真を飾った部屋で別の男性とデート
しているのを見てしまうと、自分のやりたいように突き進む女性なんだなと納得してしまいました。
ストラヴィンスキーの奥さんは賢くって、「あの人は音楽が分からない人よ」と夫に忠告して
子供を連れて出て行く一方、シャネルには「子供たちには父親が必要です。」と置手紙を残して
いくのでした。別荘に残された2人でしたが、シャネルは「私はあなたの愛人じゃない」と
ストラヴィンスキーを拒み、距離を置くようになります。
それは奥さんの置手紙に心が動かされたわけでないような気が私はしました。奥さんが出て行っ
てからというもの作曲が思うように進まないストラヴィンスキーに幻滅してしまったのかなと。
「編集をしてくれた奥さんがいなくなったからって曲が出来ないなんて。私は自分の力でここまで
勝ち取ってきたのよ」と苛立つシャネルはストラヴィンスキーに「君は芸術屋ではなく単なる洋服屋
だ」と言われて、プライドが許せなかったのかなとも感じました。
それでも「春の祭典」の再演に向けて匿名で寄付をし、バレエ衣装を担当したりとビジネスに
割り切れるところはさすが強いなあと。そういうしたたかさを見習いたい気持ちになりました。
映画の冒頭で1913年パリのシャンゼリゼ劇場で行われた「春の祭典」初演の場面が出てきます。
舞台裏の大混乱や客席の野次合戦など、音楽史上に名高い事件が再現されていました。
たまたま友人に誘われて、先月27日にすみだトリフォニーホールで群馬交響楽団の演奏で
「春の祭典」を聴きに行きました。初演された当時はいきなり高音のファゴットのメロディーに
何だこりゃ?だったようですが、その後続く不協和音や変拍子は現代の私にもちょっと辛いものが
ありました。春というともっと軽快な曲をイメージするのに何でこんなに難解なんだろうと、
訳が分からないままに曲は終わってしまいました。。。