Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

リュステム・パシャ・ジャミィ

2010-04-25 11:21:14 | 旅日記
シュレイマン1世の宰相で皇女ミフリマフの婿であったリュステム・パシャのために
トルコでもっとも有名な建築家であるスィナンによって設計したものです。
イズニックタイルが素晴らしいモスクと聞いていたので、エジプシャン・バザールで
お買い物のついでに行ってみました。

エジプシャンバザールの建物を正面から入りまっすぐ歩き、最初の十字路を右折して、
屋根付きバザールを出ます。出たすぐ左側に行列の出来ているコーヒー屋さんがあって、
その先ずっと道の両側に屋外バザールが続いています。
Kurukahueci Mehmet Efendi Mahdumlari(クルカフヴェジ・メフメット・エフェンディ)という
コーヒー屋さんは創業1871年の老舗で美味しいんでしょうね、コーヒーの粉を買い求める
お客さんで行きも帰りも列が出来ていました。いい香りに店頭販売している様子をしばらく
見ていたんですが、トルココーヒーの入れ方が分からないので買いませんでした。

細い路地にはぎっしりお店が並んでいて、ドライフルーツやナッツ、野菜やチーズなどの
食料品だけでなく包装紙などを扱うお店もあり問屋街みたいになっています。
しばらく歩くと右側に見えてきます。

ずんずん歩いていると、この場に似合わない仕立てのいいコートを着た男性4、5人の固まりに
遇い、通り越して歩いているとテレビ局の撮影と思われる人たちの一帯が見えました。
振り返って例の仕立てのいいコートの人たちの顔を見るとどっかで見たような気が
コンヤのホテルロビーで見たテレビに映っていた人でした。政治家か閣僚なのか、視察して
いるところに偶然居合わせてしまったようです。
リュステム・パシャ・ジャミィを見学した後に新市街のイスティクラル通りに移動して散策した
のですが、そこでデモ行進する若者の集団に遭遇してしまいました。
たまたま歩いている方向と同じ方向で後ろから迫ってくる構図だったので、道の端っこに寄って
はみたものの、集団に飲み込まれた時は少々怖いものがありました。
労働環境の改善を求めてアンカラで起きたストライキを支持する、集まりだったようで、エジプ
シャンバザールで見かけた視察もその一連のことなのかも知れません。

入り口はとても分かりにくいので
ひたすら右側を見て歩いていました。
衣類を売っているお店の間にぽつんと
控え目にあって、うっかりすると
通り過ぎてしまいそうです。

階段を上がって、2階にモスクの入り
口があります。ごった返しの問屋街の
中にあるのが嘘のようにモスクのある
2階はひっそり静けさが保たれています。

壁面や柱のほとんどに花や幾何学模様の美しいイズニックタイルがふんだんに使われています。
ここで使われている赤色はイズニックタイルの全盛期だった頃のもので、当時の制作工程の記録
がないために現在は再現するのが難しいそうです。


コメント
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