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つれづれなるままに・・・雑感を

オランダ紀行:マウリッツハイス美術館

2015-05-12 21:09:50 | 旅日記
オランダ第3の都市デン・ハーグは諸官庁や各国大使館が集まる政治の中心地。
スキポール空港で知り合いに迎えに来てもらったその足でデン・ハーグまで連れて行って
もらいました。アムステルダム中央駅からデン・ハーグ中央駅まで電車だと1時間弱でしょうか。
スキポール空港から車だと35分か40分くらいだったかな?

ビネンホフの一角にあります。
17世紀にブラジル総督オラニエ家の
ヨーハン・マウリッツ伯爵の私邸とし
て建てられた建物で、1822年に開館
しました。美術館の規模自体はそれ
程大きくありませんが、オランダ絵画
黄金時代の作品が揃っています。
 Mauritshuis
Plein 29 2511 CS Den Haag
070-3023456
10:00-18:00(木~20:00)










ルーベンス
Old Woman and Boy with Candles










アントワープ大聖堂の祭壇画の下絵
ルーベンス「聖母被昇天」

ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム「花と花瓶」。
デ・ヘームの静物画はこの後、アムステルダムにある
国立美術館でも鑑賞しますが、色彩豊かな花々に動きが
あって、溢れ出るような感じが気に入っています。
カメラに収めるのを忘れてしまったのですが、
アンドリアーン・コールテ「苺のある静物」も良かったです。
比較的小さなサイズの静物画で、繊細な光の感じとやはり
苺の動きが印象的でした。それからレンブラントに師事して
いたというカーレル・ファブリティウスの「五色ひわ」にも魅かれました。彼の他の作品も観てみたいと思いました。
ただ現存する彼の作品は10点余りしかないとか。
1654年に起きたデルフト火薬庫の大爆発事故に巻き込まれ
32歳の若さで死亡。そしてこの爆発で作品の大半は失われてしまったんだそうです。










レンブラントの出世作「ニコラス・
テュルプ博士の解剖学講義」

パウルス・ポッテル「雄牛」

フェルメール「デルフト眺望」

フェルメール「ディアナとニンフたち」

成人したばかりの1652年、父親が
亡くなった直後に制作したもので、
穏やかな光に包まれているところ
などに、その後のフェルメールの
特徴が感じられました。神話的主題
(月の女神ディアナと侍女のニンフ)
で描いた唯一の作品だそうです。
貴重な作品を独り占め状態で、間近
でじっくり心ゆくまで観ることができて
幸せなひとときでした。










フェルメール「真珠の耳飾りの少女
(青いターバンの少女)」

ビネンホフBinnenhofに総理府や
中央官庁などが集まっています。
その割にはオープンな感じでした。

国会議事堂として使われている
騎士の館Ridderzaalはホラント伯爵
のフロリス5世が建設した13世紀の
宮殿。毎年9月の第3火曜日には、
国会の開会式が行われるそうです。












ビネンホフの北側にある
ホフフェイファの池からの眺め
コメント
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