Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「理想の結婚」

2007-12-24 22:17:26 | 映画
オスカー・ワイルドの戯曲
「An Ideal Husband」 を映画化したもの。
テンポの早い ひねりの効いたロマンティックコメディです。
映画館でも2回観た、かなり気に入っている
作品で連休中レンタルでまた見ていました。

1895年、ロンドンの社交界で人も羨む理想的な夫婦がひょんなことから危機を迎え、
揺れ動く姿を軽妙に描いています。独身貴族アーサー(ルパート・エヴェレット)、
親友で政治家のロバート(ジェレミー・ノーザム)、聡明な妻ガートルード(ケイト・
ブランシェット)、ロバートの妹メイベル(ミニー・ドライヴァー)そしてガートルードの
旧友であり、アーサーの元婚約者で 今ではウィーンの社交界の華となった
チーヴリー夫人(ジュリアン・ムーア)。
登場人物も演じる俳優もそれぞれ強烈な個性を放っていて魅力的です。
会話のやりとりも男女の思惑や計算、互いに表面的に取り繕っている感じが
当時の上流階級の人々を鋭く風刺している気もして楽しめます。
いろいろこじれた事態を収拾するのはいつだってアーサーで、結局のところ
デカダンで怠け者のアーサーが『理想の夫』というのもなかなか面白いです。

ルパート・エヴェレットについ目がいってしまうのですが、この物語はアーサーを
中心に回っているような気がして、彼の会話のやり取りが一番楽しめます。
アーサーとガートルードは元々の知り合いなのか、チーヴリー夫人がロバートの
旧悪を暴露することを見越して、ガートルードがショックを受けた時のために
「何か困った事があったら 僕のところへ来てくれ。力になる」と言ったり、
理想化していた夫の過去の過ちを知り、許せないでいる彼女に「彼を追いつめるな。
完全でない人間にこそ愛が必要なんだ。 汚れた世界をありのまま愛するのは勇気が
いる。あなたには勇気はある。使うのを恐れるな。」 と助言したり。
元婚約者であるチーヴリー夫人との会話にはない温かみが感じられます。
チーヴリー夫人とアーサーのやり取りは騙しあいで、これはこれで参考になります。
駆け引きの上手い女性にちょと憧れますが 身近にいると振り回されて怖いかも
ロバートの過去をネタに結婚を迫ってくる彼女に「与えるだけで見返りなし それこそ
愛の真髄だ」 とさらっとかわし、最後はネタの証拠である手紙を取り戻しと大活躍。
合間には「早く結婚しろ」と父親のお小言を軽くあしらい、一方で結婚へ踏ん切りが
つかないアーサーに苛立ち、チーヴリー夫人に嫉妬するロバートの妹メイベルに
「いいかい 僕が見たもので気に入ったものはまだない 」となだめたり。
楽しかったシーンをあれこれ挙げていたら 手元にDVDが欲しくなってしまいました。
コメント (2)
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開いてて良かった

2007-12-23 23:54:56 | お出かけ
3連休 いかがお過ごしでしょうか?
どこもかしこも人・人・人、道行く人たちを見ていると皆楽しそうです
忘年会で久しぶりにを飲んだり、美容室に行ったり、を選んだりと
私も細々した用事で出歩いています。
今日はサンモトヤマのセールに行く
ついでに和光に立ち寄りました。
平日は18時半まで、日曜日は休み。
勤め人にはかなりハードルの高い
お店ですが、何か人に差し上げる品を
探す際に外せないので辛いところ。
以前なら伊勢丹に入っていたので
平日18時半以降や日曜日でも買いに
行けたのですが、いつの間にやら
無くなっていて、がっかりです。
銀座和光での買い物は何年ぶりだろう?久しぶりでしたが、
店員さんとあれこれ相談しながら ゆっくり納得いく買い物が出来ました。
お店から出たら なかなか前に進めないくらいの人で賑わっていました。

先週買ったバラは、ご覧の通りまるで牡丹のような感じで咲いています。
もう暫くは目を楽しませてくれそうです。
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「リアリティ・バイツ」

2007-12-21 00:30:48 | 映画

当時、恵比寿ガーデンプレイスで上映されていた懐かしい青春映画。
久しぶりにDVDレンタルして見ました。
ウィノナ・ライダーが一番輝いていた頃の作品です。彼女が演じるリレイナは、
血の気が多いのか口げんかが耐えず、怒っているシーンが多いのですが、
とてもチャーミングで可愛いです。

大学を卒業しても希望の仕事に就けなかったり、夢と希望に胸を膨らませて就職した
ものの理想と現実のギャップに落ち込んだりと社会の厳しさに直面する若者4人の話。
TV局でADのバイトをしながらドキュメンタリー製作を夢見るリレイナ、GAPの売り子の
ビッキー、男友達のサム、職に就かないトロイの4人はひょんなことから共同生活を
始めるのですが、社会人生活も長くなった今見ると何と甘っちょろい奴らなんだ
主人公らに対する見方が変わりました。組織の中で仕事をしていると 何でこんなこと
やっているんだろう」とむなしくなることってしょっちゅうです。
無意味に思えることも沢山あります。それらを適当に折り合いをつけて、やり過ごせる
ようになった分 年を取ったんだなあ~。
昔は主人公たちのようにがむしゃらにぶつかっていった時期もあったのに
ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、 ベン・スティラーそれからレニー・ゼルウィガーが
数秒だけ台詞もないチョイ役で出ています。
何だかんだ言っても青春映画では外せない素敵な作品のひとつです。
この映画の監督も務めたベン・スティラーの「Keeping the Faith(邦題「僕たちの
アナ・バナナ」)もです。
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続・たまには花を飾って

2007-12-20 23:48:56 | Weblog
16日にローズギャラリーで
買ったマレーラを撮ってみました。







←12/18
そして、こんなに大きく咲きました。(左:12/19、右:12/20)


上から見ると まるで毬のようです。
友人から貰った方も元気に咲いています。
それにしても建物や人物に比べて
花を撮るのは難しいですね
何回も撮り直したのですが
どれもイマイチ
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大阪では右側

2007-12-19 22:42:37 | 
所用で今朝4時起き、始発電車で羽田空港へ。
で夕方の便で東京へ戻ってきました。
睡眠3時間と普段の半分しか取っていないので、帰りの機内では爆睡状態でした

大阪空港に着いたなあと実感するのが、エスカレーターでの立つ位置です。
フィナンシャル・タイムズ紙で面白い記事が出ていましたが、確か大阪で
万博が開催された時に右側に立つと決めたんじゃなかったかなあ~

☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜

全く東京的ではないあらゆるものが それこそが大阪の魅力――フィナンシャル・タイムズ(1)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
大阪では、エスカレーターは右側に乗る。これをまず最初に知っておくべきだ。歩いて上る人は左側を歩くこと。右か左か。これは大阪と東京の大きな違いのひとつで、東京ではみんなエレベーターの左側に乗っている。ざっくばらんであっけらかんとした関西一の大都市・大阪は、その逆。「みんなそうしているから」という慣習が法律並みの強制力をもつ日本のような国では、反対側に乗るというのはある種の反逆行為だ。もっといえば、一種の独立宣言ともいえる。

東京を出発してから2時間36分後、新大阪駅に到着するたび、私は想像せずにはいられない。どこかにあるだろう日本の東と西の境界線で、右か左か、ルールがきっちり定まらないまま、大混乱が起きているエスカレーターのことを。

大阪は昼間人口が東京に次ぐ日本第2の都市。大阪は、全く東京的でないあらゆるもので成り立っている街だ。私は東京が大好きだ。けれども大阪は、まさしく東京的でないからこそ、大好きなのだ。大阪は実に、東京とは全く違う街だ。東京が洗練されていて、お上品でお高くとまっているとすると、大阪はせっかちで図々しくて雑然としている。
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「リバティーン」

2007-12-19 22:05:31 | 映画

ジョニー・デップが17世紀に実在した英国の放蕩詩人、ロチェスター伯爵こと
ジョン・ウィルモットに扮したコスチューム劇。昨年公開された際に映画館で
観たかったのですが、場所が都内は新宿と渋谷だけでなかなか観に行けず、
結局見逃しちゃったのでした。

あの「シザーハンズ」さえ観ておらず、ジョニー・デップの出演作は初めて。
端正な顔立ち、滲む色気と後半の鬼気迫る演技に圧倒されました。
才能がありながら挑発的な言動を繰り返し、酒とセックス三昧の奔放な人生の果てに
33歳の若さで亡くなった孤独な天才詩人の半生を描いたもので、決して美しい綺麗な
ストーリーではありません。こういうのエログロと形容するのかな?ともかく醜く
堕ちていく主人公をこれでもかと見せられるので、好き嫌い分かれるかと思います。

冒頭で「どうか私を好きにならないでくれ」と言い、最後のモノローグでも
「これでも私を好きか」と畳み掛けるジョン。彼が「好きにならないで」と繰り返す度に、
本心は「好きでいて欲しい」「好きでいてくれ」と言っているように思えてなりません。
表情が切なくって、ジョニー・デップファンには魅力的な作品かも知れませんね。

自分を慕う若造ビリーに「自腹を切らねば人生は学べない」と教えるジョンは正に
破滅的な生き方しか出来ず、周囲はそんな彼に振り回され愛想を尽かしながらも
彼の魅力に惹きつけられ、放って置けなくなってしまう。そんな人たちの中で、
ジョンとの出会いにより新人女優から成功への階段を登りつめるエリザベス・バリーは
最後まで警戒心を解くことなく、彼を突き放し、巻き添えを食らうことのなかった
唯一人。エリザベス・バリーを演じたサマンサ・モートン、微妙な心の変化をきちんと
表現していて上手いです。あとジョンの妻役のロザムンド・パイク、どっかで見た?
と思ったら「プライドと偏見」の長女で出ていました。性病に罹り、病が進んで
自分の足で立てなくなり失禁して涙する夫に「それでも生きて」と励まし支える
その迫真の演技にじーんときてしまいました。
音楽がまたいいんです、マイケル・ナイマンが担当しています。

公式サイト(日本語版)(フランス語

ところでサインを頼んだ時の態度のランキングってあるんですね。

☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜
サインの態度が最も良い有名人、3年連続でJ・デップ(ロイター) - goo ニュース
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで人気のハリウッド俳優、ジョニー・デップ(44)が、米雑誌が選ぶ最も良い態度でサインしてくれる有名人に選ばれた。デップは3年連続の首位。

 雑誌「オートグラフ」が、毎年恒例のベスト10とワースト10を発表。ランキングによると、2位は映画「ボーン」シリーズなどで知られる俳優のマット・デイモン、3位は「オーシャンズ」シリーズで人気の俳優、ジョージ・クルーニーだった。

 一方、サインする態度が最も悪いのは、米コメディアンのウィル・フェレルで、2位が俳優のトビー・マグワイアだった。
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「王様は裸だと言った子供はその後どうなったか」

2007-12-17 23:40:03 | 書籍
題名が長いのは流行らしいですね。

「裸の王様」のあの子供はどうなっちゃったのかな
アンデルセンやグリム童話、イソップ物語など 小さい頃
に読んだ懐かしいお話のその続きを筆者が独創的に
展開している本です。「美女と野獣」「蜘蛛の糸」
「みにくいあひるのこ」あたりは痛快です。
日本の民話「ふるやのもり」では『・・・つまりこの話の
背景には、同質性や相互扶助を最大の美徳とする日本
の伝統的村落共同体の、負のメカニズムが隠されている。』「仮面ライダー」では、『・・・第二次世界大戦末期、日本は特攻隊を編成した。
敵艦に激突できる確率はとてつもなく低い。そう言ってこのプランに反対する将校に、
「死ぬことが目的なんだ」と厳かに答えた上官がいたという。組織はこうして暴走する。
人は後になってから天を仰ぐばかりだ。』といった具合に、現代社会の切ない部分も
パロディー化していて、読み物として面白い一冊でした。
疲れている時や移動の時間に軽く読むにはです。
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ニールズヤードでもリサイクル

2007-12-16 20:39:40 | 雑感
春先に化粧品の容器を捨てるのがもったいない、
ボディショップは容器を回収くれるのに~と書いたこと
がありました。(過去の記事

ニールズヤードも使い終わったブルーボトルを随時
回収しているようで、今回届いた葉書で初めて知りました。
回収したボトルは溶かしたり(葉書には「解かしたり」と書かれていました)または砕いて再度ガラス製品として使用するとのこと。
中身は使い終わったら洗浄せずに簡単に拭き取った状態で持っていけばいいそうです。
捨てるのはもったないと思っていたので、空容器を引き取ってもらえるは嬉しいです。
それにしても届いた葉書、名前だけカタカナだったのにはがっかり
顧客の名前を間違えて送ってくるなんて最悪、嫌な気分になってしまいます。
名前の漢字を変換出来ないからカタカナで、と思ったのかも知れないけれど
漢字とカタカナでは別人ですよ~。
それに これくらいの漢字を変換出来ないなんて・・・ 訂正してもらわなくっちゃ。

関係ないですが、ニールズヤードの社長のブログはロンドンの様子が綴られているので、
ちょくちょく覗いて、楽しく読んでいます。(本日はオーガニック日和
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たまには花を飾って

2007-12-16 20:23:51 | お出かけ
お歳暮にクリスマスプレゼント、
贈り物の季節ですね。
贈る人の喜んでくれそうな品を
あれこれ思案しながら選ぶのは
楽しいものです。
久しぶりに日本橋、銀座界隈を
散策したら カップルや家族連れで
百貨店など どこも混んでごった返し
ていました。

Rose Galleryに久しぶりに寄ってみました。(過去の記事
マレーラという品種で1本1,050円しますが、こちらはミニブーケとして840円で売られて
いるものです。自宅用なら これくらいが気軽に買えていいですよね。
こちらは友人がやはりRose Galleryから
先週送ってくれたものです。
以前にも書きましたが、花がもたらす効果っ
て大きいなあと改めて感じています。
穏やかな色合いに癒される日々です。
自分もこういう心遣いが出来る人間になれたらいいのに。。。と思います。
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一昨日から

2007-12-13 18:25:59 | Weblog
出勤しています。
更新をお休みしている間も 遊びに来て下さった皆様、ありがとうございます。
これから またマイペースですが、更新していきたいと思いますので
お付き合いいただければ幸甚です。
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