昨年12月、男子新体操関係の催しに、近場の4つほど行きました。
遅くなりましたが簡単に振り返りを書いておきます。
男子新体操だけでなく女子の新体操も、12月は試合が終わっていて発表会のシーズンです。
私は試合よりも発表会の演技の方が好きかもしれません。
選手達は伸び伸びと楽しんでいるし、ルールに縛られない創作演技や集団演技も見られるからです。
そして今年は本格的なコロナ明けで、思いの丈の声援、声掛けなども解禁になりました。
皆で楽しもうという雰囲気がありました。
最初に行ったのは12月3日、岡山県井原市で開催された井原フェスティバルです。
人によっては這ってでも行きたいという催しです。
私は体育館のフロアを見下ろす観覧席ではなく、フロアに置かれた席に座りました。
お隣にはやはり一人で見に来た女性達が座っていました。
聞けば一人は名古屋、一人は富山から来たとか。
富山の人は泊まりだったそうです。
井原フェスティバルは、見に行くほとんどの人のお目当ては男子新体操なのですが、女子の新体操の演技も見られます。
それも男子に負けじと2023年に大活躍した一流どころのチームや選手達が招待されていました。
国士舘大学や日ノ本学園高校!! 彼女達の演技も無茶苦茶見応えありました。
もちろん、地元の女子チームも頑張ってました。
写真は禁止なのですが、終了後、選手達との自由な写真タイムがありました。
その時に選手達が演技するタンブリングマットの上に乗っても良いということでした。
そんな機会って滅多にない。
私はタンブリングマットって、どれくらい跳ねるのか自分で確かめるべく、喜んでマットの上に上がり、ピョンピョンしました。
タンブリングマットは跳ねるというより、タンブリングの際に選手の体にかかる衝撃吸収が目的のマットで、ピョンピョンするとボンボンって感じでした。
その時に撮った井原高校の選手達。サービスでI字バランスをしてくれてます。(I字バランスは誰でもできることではありません!)
集合写真
私が一番印象に残ったのは招待されていた花園大学の尾上達也選手の演技でした。
全日本では総合で3位でしたが実力的には1位と変わらない。
実際種目別では4つの種目のうち2つが1位、後の2つが2位。
総合で1位2位の選手よりも良かった。
花園大学、ここ数年団体が元気ないので、個人総合でも花園大学の彼に優勝してほしかった。
尾上選手、井原フェスティバルでは創作演技を見せてくれました。
途中で赤いバラの花を口に咥えて踊り始め、観客一同呆気にとられて見てました。
たぶん、バラの花を咥えて踊った男子新体操の選手は彼が初めてだったんじゃないでしょうか。
演技の途中でバラの花を投げたのですが、演技終了後、スタッフがそれを拾い、井原高校出身で今現在青森大学在学の原田選手に渡したみたい。
そして、なんちゅうファンサービスをしてくれるのでしょうか、原田選手は跪いて尾上選手にバラの花を返した・・・。
写真はOuen Mrg様からお借りしました。こんなベストショットはプロでなければ撮れません。
私は見ていなかったのですが、見ていた女性ファンは騒然となったらしい。
萌え~、ですね。
原田選手、知る人ぞ知る、井原高校の最高傑作と言われている2019年の演技で中心となっていた選手で、国内外で人気があるのですよ。
跪いてバラの花を返した一件は、私はその時は見てなくて気づかず、帰ってからSNSで騒がれていて知りました。
2週間後、私は花園大学新体操部発表会に行きました。
友人も見たいというので二人で行きました。
花園大学は京都の大学です。
ラグビー場のある花園と思われ、東大阪の大学と勘違いする人がいるらしい。
京都の臨済宗の大学で、座禅のカリキュラムもあるとのことです。
私が花園大学の発表会に行ったのは2度目でした。
今回は新体操とは関係なく、ちょっと特別な体験をしました。
というのも、私は極度の方向音痴で、前に行った時は何がなんだか分からない内に発表会が行われる花園大学の体育館前の門に着いていたのですが、今回は友人と一緒だったのでスマホのナビを利用したのでした。
それが良くなかった。
前に行った時とはまるで違う道だなと思ったのですが、とにかくナビの通りに歩いていくと花園大学に着いたのは着いたのです。
でも、花園大学のキャンパスってだだっ広くて色んな建物がある。
着いたのはたぶん正門だったのだと思います。
そこから体育館に行く経路が分からなかったのです。
そこでちょうど大学から出てきた中年男性に体育館の場所を訪ねてみました。
するとその人は「僕は大学の関係者ではありませんが」といいつつ、引き返して大学の受付まで案内してくれました。
その先でも、体育館に着いたものの変な場所から入ったので観覧席に行けずにいると、通りがかった新体操部員の若い女性がやはり付き添って案内してくれました。
観覧席で、私は前年にフロア席から見て見辛かったので体育館上部のキャットウォークに行く方法を別の新体操部員に聞くと、やはり付き添って案内してくれたのでした。
どの人もとても親切で、そこまでしてくれなくて良いのになぜか付き添って案内してくれる。
その親切な振る舞いが全く自然で、なんか申し訳ないくらい。
そして帰り道、行きと異なる門から出たのでバス停までの道が分からない。
犬を連れたお爺さんが歩いていたのでバス停の場所を聞くと、お爺さんの分かる範囲ながら丁寧に教えてくれ「分からなくなったら歩いている人に聞いてください。誰でも親切に教えますから」とのこと。
私、自宅周辺で人に道を聞かれたら、そりゃあ自分は教えはするけれども、自信を持って自分が住む町の住人が「誰でも親切に教える」とはよう言えない。
その先はお爺さんの教えてくれた通りに行くつもりだったのですが友人は不安だったらしくコンビニを見つけると「コンビニでもう一度聞いてみよう」と言い出しました。
私は内心『コンビニの店員に聞くなんて迷惑じゃん』と思いましたが友人が不安そうなので仕方なくコンビニに入りました。
すると20歳前後のお兄ちゃん店員がしゃがみこんでレジ前の棚に品出しの最中。
私が遠慮がちに道を尋ねると了解って感じで立ち上がって店の外に出て詳しく道を教えてくれたのでした。
そこには、ほんのわずかのめんどくさそうなそぶりもなく、全く自然に親切が示された感じ。
爽やかというか何というか。
この日、私が花園大学とその周辺で出会った人達は、誰もかれもが異様に親切だったのでした。
人には親切にすべしというローカルルールが花園大学周辺にはあるのでしょうか。
「誰でも親切に教える」というお爺さんの言葉からすると単なる偶然とも思えなかったのでした。
長くなったのでここで一旦切ります。
遅くなりましたが簡単に振り返りを書いておきます。
男子新体操だけでなく女子の新体操も、12月は試合が終わっていて発表会のシーズンです。
私は試合よりも発表会の演技の方が好きかもしれません。
選手達は伸び伸びと楽しんでいるし、ルールに縛られない創作演技や集団演技も見られるからです。
そして今年は本格的なコロナ明けで、思いの丈の声援、声掛けなども解禁になりました。
皆で楽しもうという雰囲気がありました。
最初に行ったのは12月3日、岡山県井原市で開催された井原フェスティバルです。
人によっては這ってでも行きたいという催しです。
私は体育館のフロアを見下ろす観覧席ではなく、フロアに置かれた席に座りました。
お隣にはやはり一人で見に来た女性達が座っていました。
聞けば一人は名古屋、一人は富山から来たとか。
富山の人は泊まりだったそうです。
井原フェスティバルは、見に行くほとんどの人のお目当ては男子新体操なのですが、女子の新体操の演技も見られます。
それも男子に負けじと2023年に大活躍した一流どころのチームや選手達が招待されていました。
国士舘大学や日ノ本学園高校!! 彼女達の演技も無茶苦茶見応えありました。
もちろん、地元の女子チームも頑張ってました。
写真は禁止なのですが、終了後、選手達との自由な写真タイムがありました。
その時に選手達が演技するタンブリングマットの上に乗っても良いということでした。
そんな機会って滅多にない。
私はタンブリングマットって、どれくらい跳ねるのか自分で確かめるべく、喜んでマットの上に上がり、ピョンピョンしました。
タンブリングマットは跳ねるというより、タンブリングの際に選手の体にかかる衝撃吸収が目的のマットで、ピョンピョンするとボンボンって感じでした。
その時に撮った井原高校の選手達。サービスでI字バランスをしてくれてます。(I字バランスは誰でもできることではありません!)
集合写真
私が一番印象に残ったのは招待されていた花園大学の尾上達也選手の演技でした。
全日本では総合で3位でしたが実力的には1位と変わらない。
実際種目別では4つの種目のうち2つが1位、後の2つが2位。
総合で1位2位の選手よりも良かった。
花園大学、ここ数年団体が元気ないので、個人総合でも花園大学の彼に優勝してほしかった。
尾上選手、井原フェスティバルでは創作演技を見せてくれました。
途中で赤いバラの花を口に咥えて踊り始め、観客一同呆気にとられて見てました。
たぶん、バラの花を咥えて踊った男子新体操の選手は彼が初めてだったんじゃないでしょうか。
演技の途中でバラの花を投げたのですが、演技終了後、スタッフがそれを拾い、井原高校出身で今現在青森大学在学の原田選手に渡したみたい。
そして、なんちゅうファンサービスをしてくれるのでしょうか、原田選手は跪いて尾上選手にバラの花を返した・・・。
写真はOuen Mrg様からお借りしました。こんなベストショットはプロでなければ撮れません。
私は見ていなかったのですが、見ていた女性ファンは騒然となったらしい。
萌え~、ですね。
原田選手、知る人ぞ知る、井原高校の最高傑作と言われている2019年の演技で中心となっていた選手で、国内外で人気があるのですよ。
跪いてバラの花を返した一件は、私はその時は見てなくて気づかず、帰ってからSNSで騒がれていて知りました。
2週間後、私は花園大学新体操部発表会に行きました。
友人も見たいというので二人で行きました。
花園大学は京都の大学です。
ラグビー場のある花園と思われ、東大阪の大学と勘違いする人がいるらしい。
京都の臨済宗の大学で、座禅のカリキュラムもあるとのことです。
私が花園大学の発表会に行ったのは2度目でした。
今回は新体操とは関係なく、ちょっと特別な体験をしました。
というのも、私は極度の方向音痴で、前に行った時は何がなんだか分からない内に発表会が行われる花園大学の体育館前の門に着いていたのですが、今回は友人と一緒だったのでスマホのナビを利用したのでした。
それが良くなかった。
前に行った時とはまるで違う道だなと思ったのですが、とにかくナビの通りに歩いていくと花園大学に着いたのは着いたのです。
でも、花園大学のキャンパスってだだっ広くて色んな建物がある。
着いたのはたぶん正門だったのだと思います。
そこから体育館に行く経路が分からなかったのです。
そこでちょうど大学から出てきた中年男性に体育館の場所を訪ねてみました。
するとその人は「僕は大学の関係者ではありませんが」といいつつ、引き返して大学の受付まで案内してくれました。
その先でも、体育館に着いたものの変な場所から入ったので観覧席に行けずにいると、通りがかった新体操部員の若い女性がやはり付き添って案内してくれました。
観覧席で、私は前年にフロア席から見て見辛かったので体育館上部のキャットウォークに行く方法を別の新体操部員に聞くと、やはり付き添って案内してくれたのでした。
どの人もとても親切で、そこまでしてくれなくて良いのになぜか付き添って案内してくれる。
その親切な振る舞いが全く自然で、なんか申し訳ないくらい。
そして帰り道、行きと異なる門から出たのでバス停までの道が分からない。
犬を連れたお爺さんが歩いていたのでバス停の場所を聞くと、お爺さんの分かる範囲ながら丁寧に教えてくれ「分からなくなったら歩いている人に聞いてください。誰でも親切に教えますから」とのこと。
私、自宅周辺で人に道を聞かれたら、そりゃあ自分は教えはするけれども、自信を持って自分が住む町の住人が「誰でも親切に教える」とはよう言えない。
その先はお爺さんの教えてくれた通りに行くつもりだったのですが友人は不安だったらしくコンビニを見つけると「コンビニでもう一度聞いてみよう」と言い出しました。
私は内心『コンビニの店員に聞くなんて迷惑じゃん』と思いましたが友人が不安そうなので仕方なくコンビニに入りました。
すると20歳前後のお兄ちゃん店員がしゃがみこんでレジ前の棚に品出しの最中。
私が遠慮がちに道を尋ねると了解って感じで立ち上がって店の外に出て詳しく道を教えてくれたのでした。
そこには、ほんのわずかのめんどくさそうなそぶりもなく、全く自然に親切が示された感じ。
爽やかというか何というか。
この日、私が花園大学とその周辺で出会った人達は、誰もかれもが異様に親切だったのでした。
人には親切にすべしというローカルルールが花園大学周辺にはあるのでしょうか。
「誰でも親切に教える」というお爺さんの言葉からすると単なる偶然とも思えなかったのでした。
長くなったのでここで一旦切ります。
声をかけ合うと、選手と観客に一体感が生まれて盛り上がり楽しくなりそうです。
バラの花を投げるなんて素敵です!
写真タイムがあったのですね。
貴重なお写真拝見して、新体操の大会の雰囲気が味わえました。
メジャースポーツになれば よろしいですね
タンブリングマットに載ったなんて珍しい体験もなさって
楽しかったことでしょう
花園大学って詳しくは 知りませんでしたが スポーツもサークルが 多いのですね
仏教系なので 文化系の方が 多いのかと思っていました
でも試合で演技中の声援は今も禁止です。
理由はうるさいから(笑)。
演技が始まる前に声をかけます。
私が素敵だなと思うのは、新体操の部員がほとんどいない学校の選手が参加した時、他の学校の選手が「ファイトー‼」といって励ますこと。
学校の垣根を越えて励ましあっているのを見るとちょっと胸が熱くなります。
バラの花は究極のファンサービスでした。
見たことない人が多すぎるのです。
花園大学、仏教系といってもそれはあまり関係ないみたい。
花園大学の男子新体操は独特だから、そういうのがやりたい学生は入学するのでしょうね。
高校では念仏を唱え、大学では座禅を組んだという人もいましたが、そこを選んだのはどちらも男子新体操が強い学校だったかららしいです(笑)。