ボランティア、そろそろ再開です。
先日、博物館でボランティアの研修に行ってきました。
滅多にしない研修で十数年ぶりだそうです。
これは万障繰り合わせて行かないとと思い行きました。
拓本の研修でした。
皆さん、久しぶりに会って話すことはワクチン接種のこと。
私も含め2度目が終わったばかりの人が多く、一度目より酷かったという人にも、何ともなかったという人にも「お若いから~」と言っておく(笑)。
そして研修が始まりました。
目の前に置かれていたのは発掘した尼崎城の瓦です。
この瓦の拓本を取ります。
ちなみに尼崎城ですが、明治初期の廃城令で、元々あったお城は取り壊され、今あるのは平成の築城と言われた新品のお城です。
場所も元あった場所とは少し離れています。
詳しくはココ。
取り壊された跡地には学校やら住宅やらが建てられ普通の街になっていました。
そんな場所に新しいお城を建てるわけにはいかず、それで本来より少しずれた場所に建てられたのです。
ただ、その周辺、発掘すると尼崎城のものがたくさん出てくるみたいです。
さて、こんなガタガタの瓦礫みたいなもん、どうやって拓本を取るのか、博物館の学芸員さんに言われるがままにやってみました。
まず瓦の上に画仙紙の載せ、霧吹きやブラシで紙を濡らします。
ブラシはこんなの。
そうして乾いた雑巾で押さえるようにして画仙紙を瓦にピタッとくっつけるのです。
などと書くと簡単そうですが、あっと言う間に失敗します。
画仙紙が破れるのです。
写真のも、もう破れています。
その後、練墨をタンポに付けて、紙の上をポンポンと叩いていくのです。
タンポというのはこんなもんです。
叩き方もコツがいるのですが上手くいきません。
その後、紙を剥がして乾かしたら出来上がりです。
大失敗作です。😢
以上が紙を水に濡らして行う湿拓です。
次に教わったのは紙を濡らさない乾拓でした。
初めて知りましたが、乾拓では釣鐘墨と呼ばれる乾拓専用の墨を使うとか。
本当に釣鐘の形をしています。
拓本を取ったのは古銭。銭形平次が投げた?寛永通宝。
紙の間に挟んで、上から墨でこすります。
もう一つのやり方はカーボン紙を使う方法。
いずれも失敗しました。
初歩的ミスというか、擦っている時にコインがずれてしまうのです。
いかに自分が不器用かよく分かりました。
やり方を教わったら、あちこちの石碑の拓本など取りたくなりますが、その点も注意されました。
決して勝手にやってはいけないこと。必ず許可を得ること。
拓本を取る対象物を汚したり壊したりしないこと。
内心、マンホールの蓋の拓本をやってみたいと思いましたが、車にひかれそうですね。
何がボランティアなのかと思われそうですが、夏休みの博物館の子供向けイベントで拓本をやることになっていて、そのお手伝いをすることになっています。
自分が全然出来ないのに、はてさてどうなりますことやら。
先日、博物館でボランティアの研修に行ってきました。
滅多にしない研修で十数年ぶりだそうです。
これは万障繰り合わせて行かないとと思い行きました。
拓本の研修でした。
皆さん、久しぶりに会って話すことはワクチン接種のこと。
私も含め2度目が終わったばかりの人が多く、一度目より酷かったという人にも、何ともなかったという人にも「お若いから~」と言っておく(笑)。
そして研修が始まりました。
目の前に置かれていたのは発掘した尼崎城の瓦です。
この瓦の拓本を取ります。
ちなみに尼崎城ですが、明治初期の廃城令で、元々あったお城は取り壊され、今あるのは平成の築城と言われた新品のお城です。
場所も元あった場所とは少し離れています。
詳しくはココ。
取り壊された跡地には学校やら住宅やらが建てられ普通の街になっていました。
そんな場所に新しいお城を建てるわけにはいかず、それで本来より少しずれた場所に建てられたのです。
ただ、その周辺、発掘すると尼崎城のものがたくさん出てくるみたいです。
さて、こんなガタガタの瓦礫みたいなもん、どうやって拓本を取るのか、博物館の学芸員さんに言われるがままにやってみました。
まず瓦の上に画仙紙の載せ、霧吹きやブラシで紙を濡らします。
ブラシはこんなの。
そうして乾いた雑巾で押さえるようにして画仙紙を瓦にピタッとくっつけるのです。
などと書くと簡単そうですが、あっと言う間に失敗します。
画仙紙が破れるのです。
写真のも、もう破れています。
その後、練墨をタンポに付けて、紙の上をポンポンと叩いていくのです。
タンポというのはこんなもんです。
叩き方もコツがいるのですが上手くいきません。
その後、紙を剥がして乾かしたら出来上がりです。
大失敗作です。😢
以上が紙を水に濡らして行う湿拓です。
次に教わったのは紙を濡らさない乾拓でした。
初めて知りましたが、乾拓では釣鐘墨と呼ばれる乾拓専用の墨を使うとか。
本当に釣鐘の形をしています。
拓本を取ったのは古銭。銭形平次が投げた?寛永通宝。
紙の間に挟んで、上から墨でこすります。
もう一つのやり方はカーボン紙を使う方法。
いずれも失敗しました。
初歩的ミスというか、擦っている時にコインがずれてしまうのです。
いかに自分が不器用かよく分かりました。
やり方を教わったら、あちこちの石碑の拓本など取りたくなりますが、その点も注意されました。
決して勝手にやってはいけないこと。必ず許可を得ること。
拓本を取る対象物を汚したり壊したりしないこと。
内心、マンホールの蓋の拓本をやってみたいと思いましたが、車にひかれそうですね。
何がボランティアなのかと思われそうですが、夏休みの博物館の子供向けイベントで拓本をやることになっていて、そのお手伝いをすることになっています。
自分が全然出来ないのに、はてさてどうなりますことやら。
碑の拓本なら文字の部分がはっきりしているのでやり易いと思います。
瓦の拓本は初心者には難度が高すぎです。
子供達に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
チャレンジされたみどりさん、すばらしいです。
身近なところでは碑に彫られた文字の臨書や、釣りの魚拓など目にすることが多いです。
魚拓は日本だけの物だったとは知りませんでした。
この技術は人から人へ繋ぎ、残したい伝統の一つでもありますね。
ぜひこどもたちに教えてあげてください。
濡らした画仙紙はじっくり伸ばすようにジワーっと上からタオルで押さえるとか、紙はコピー元に合わせて小さく切っておくとか。
最初から言って欲しかった・・・。
素麺、教えてもらった方法で作ったら上手く出来ました(^^)v
ありがとうございます。
凹凸のあるところをこすればいいだけと思いますが、やはり難しいのですね。
子供ならすぐに破ってしまいそうですね。
破れない画仙紙があるといいのかな(^^)
拓本は一応立体的に彫り込んだものでないと出来ないんです。
だから貯金箱やこけしも難しい・・・。
どこかの橋の橋げたに彫り込んである橋の名前なんか良さそうですが許可いるし・・・。
やっぱりマンホールかな
紙を濡らして立体に沿うように密着させるわけですね、難しそう。でも失敗作とおっしゃるその拓本、額装したらいい感じになりそうですよ。
練習台はなんだろう、ゴーヤ?貯金箱?こけし?マンホールは危ないから、うちの中でやってくださいね〜
拓本は中国で発明されて、1300年くらい前のものが一番古いそうです。
魚拓は魚に墨をつけますが拓本はコピー元を汚すようなことはしないそうです。
日本では江戸時代に流行って、石碑やお寺の釣鐘の文字を拓本にとっていたのだとか。
だから乾拓の墨の形が釣鐘型なのかも。
マンホールは冗談です・・。
というわけで出歩いています。
本を読むのは私も辛くなってきました。
齢は取りたくないですが、頑張って出歩きます。
yo-サン様も元気出してください。
そうですよね
コピー機の無い時代 記録に残すには この方法だったのでしょうね
瓦の拓本 味が あるじゃありませんか
釣鐘墨って珍しいです
マンホールの拓本?
なさるときは くれぐれもご注意を
恥ずかしながら、私なぞもう何もやりたくない病です。本を読めば目が疲れます。執筆もすっかり遅筆堂になりました。
それでは、どうぞお達者でますますのご精進を念じております。