本日公開の映画「おかえり、はやぶさ」を観てきました。
昨年から連続公開されている一連の「はやぶさ映画」の締めくくりとなる本作、
子どもにもわかりやすい映画として仕上げられており、テンポ良くストーリーが進行します。
また特にCG関係に力が入れられていましたね。
宇宙を往く「はやぶさ」を描いたCG画像がとてもきれいでした。
そして、冨田勲が手掛ける音楽が秀逸。
シンセサイザーによるクラシックの名曲が、「はやぶさ」の旅路を彩ります。
ストーリー自体は宇宙研の研究者親子の葛藤という家族ドラマなども織り込みつつも非常にシンプルなのですが、
若干進行が早すぎてついて行けない感があり、クライマックスの盛り上がりにも欠けるのが残念。
それでも、研究の本質よりも失敗ばかりを追求しようとするマスコミの姿勢などもしっかり描いていたのは「してやったり」という感じで痛快だったかも(笑)
小惑星探査機「はやぶさ」のみならず、「はやぶさ」の礎となった悲運の火星探査機「のぞみ」や「はやぶさ」の弟「イカロス」君も活躍、そして内之浦の発射場や「うすださん」こと臼田のアンテナ局も登場して物語の重要な役割を担うのは宇宙ファンにとって嬉しい演出です。
個人的には、物語の要所要所にさり気なく登場してささやかながらも存在感を放っていた美しい小道具
「『はやぶさ』のスノードーム」 が強く印象に残りました。
…そして、この「おかえり、はやぶさ」の一番の特徴は何と言っても3D映画であること!
なのですが、今日は勤め帰りに観に行ったので2D上映のレイトショーにしか間に合わなかったのです。
という訳で、明日の朝一番の3D上映を観に、また映画館へ行ってきます!
※平成24年3月11日追記
一晩明けて、観てきました「おかえり、はやぶさ」3D。
実は僕、3D映画はこれが初体験!なのでかなり期待して観たのですが…
…残念ながら、「3Dは宇宙の描写には向いていないんじゃないか?」 というのが率直な感想。
なんというか、画面を立体視することで宇宙の広がり感が逆に制約されてしまい、箱庭の中のミニチュアを見ているような感覚になってしまうのですね。
広大な宇宙をひとり旅する「はやぶさ」というより、ケースに入った精巧な「はやぶさ」の模型が動く様子を見ているような。
でも、ラストの地球大気圏再突入シーンは広大な空間的スケールこそ感じさせないものの、地球に飛び込んでくる「はやぶさ」と地球帰還カプセルの振る舞いを立体視出来たのでかなり見応えがあった。
それに、かなり気合を入れて「はやぶさ」の最期の雄姿を描き込んであったので、正直感動しました。この地球大気圏再突入シーンだけでも3D版を作った意味はあったと思います。
そして、2回目なので台詞もじっくりと反芻することが出来たのですが、何気にいいこと言ってますね。
工学実証ミッションなのに失敗は一切許されない、何が何でも成功させなかれば評価されない事への葛藤、世間の人々の無関心、宇宙科学の意味など。多少ストレート過ぎるほどに、いい台詞を話してます。
最後の主人公の言葉が「はやぶさ」「イカロス」の先を見据えたものであったのが良かった!
昨年から連続公開されている一連の「はやぶさ映画」の締めくくりとなる本作、
子どもにもわかりやすい映画として仕上げられており、テンポ良くストーリーが進行します。
また特にCG関係に力が入れられていましたね。
宇宙を往く「はやぶさ」を描いたCG画像がとてもきれいでした。
そして、冨田勲が手掛ける音楽が秀逸。
シンセサイザーによるクラシックの名曲が、「はやぶさ」の旅路を彩ります。
ストーリー自体は宇宙研の研究者親子の葛藤という家族ドラマなども織り込みつつも非常にシンプルなのですが、
若干進行が早すぎてついて行けない感があり、クライマックスの盛り上がりにも欠けるのが残念。
それでも、研究の本質よりも失敗ばかりを追求しようとするマスコミの姿勢などもしっかり描いていたのは「してやったり」という感じで痛快だったかも(笑)
小惑星探査機「はやぶさ」のみならず、「はやぶさ」の礎となった悲運の火星探査機「のぞみ」や「はやぶさ」の弟「イカロス」君も活躍、そして内之浦の発射場や「うすださん」こと臼田のアンテナ局も登場して物語の重要な役割を担うのは宇宙ファンにとって嬉しい演出です。
個人的には、物語の要所要所にさり気なく登場してささやかながらも存在感を放っていた美しい小道具
「『はやぶさ』のスノードーム」 が強く印象に残りました。
…そして、この「おかえり、はやぶさ」の一番の特徴は何と言っても3D映画であること!
なのですが、今日は勤め帰りに観に行ったので2D上映のレイトショーにしか間に合わなかったのです。
という訳で、明日の朝一番の3D上映を観に、また映画館へ行ってきます!
※平成24年3月11日追記
一晩明けて、観てきました「おかえり、はやぶさ」3D。
実は僕、3D映画はこれが初体験!なのでかなり期待して観たのですが…
…残念ながら、「3Dは宇宙の描写には向いていないんじゃないか?」 というのが率直な感想。
なんというか、画面を立体視することで宇宙の広がり感が逆に制約されてしまい、箱庭の中のミニチュアを見ているような感覚になってしまうのですね。
広大な宇宙をひとり旅する「はやぶさ」というより、ケースに入った精巧な「はやぶさ」の模型が動く様子を見ているような。
でも、ラストの地球大気圏再突入シーンは広大な空間的スケールこそ感じさせないものの、地球に飛び込んでくる「はやぶさ」と地球帰還カプセルの振る舞いを立体視出来たのでかなり見応えがあった。
それに、かなり気合を入れて「はやぶさ」の最期の雄姿を描き込んであったので、正直感動しました。この地球大気圏再突入シーンだけでも3D版を作った意味はあったと思います。
そして、2回目なので台詞もじっくりと反芻することが出来たのですが、何気にいいこと言ってますね。
工学実証ミッションなのに失敗は一切許されない、何が何でも成功させなかれば評価されない事への葛藤、世間の人々の無関心、宇宙科学の意味など。多少ストレート過ぎるほどに、いい台詞を話してます。
最後の主人公の言葉が「はやぶさ」「イカロス」の先を見据えたものであったのが良かった!