天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

ここはどこ?

2010-03-23 | 映画・演劇・コンサートを観る
突然ですが、ここはどこでしょう!?



工事現場ではありませんよ。
ここは、日本人なら(多分)誰でも知ってる、ある“場所”の…舞台裏なのですよ~。

ひょっとしたら皆さん、今日もTVやら新聞でこの“場所”の「表側」をご覧になってるかも!?
思わせぶりに引っ張った挙句、正解は明日発表。お楽しみに。

その後、この“場所”の特集レポ記事も書きますのでヨロシクw

「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」を観てきました

2009-12-20 | 映画・演劇・コンサートを観る
波動砲…ではなく、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン 画像提供:JAXA

観てきました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

※注意:これ以降、若干ネタバレ的な記述があります。

何と言うか…SFとかスペースオペラとかいう以前に「社会派」ですね。
原案があの石原慎太郎氏だというので納得。
モロに、現代の世界情勢を反映した設定です。

ところで僕は「宇宙戦艦ヤマト」をリアルタイムで観ていた世代ではないので過去のヤマトにはそれ程の想い入れがないのですが、
そんな僕にとってはヤマトは現代のリアルな宇宙機…もっとハッキリ言うと、人類史上初の小惑星からのサンプルリターンを成し遂げるべく地球への帰還を目指しているJAXA探査機「はやぶさ」と重なって見えました。
何しろ、先月にトラブルが発生し停止してしまった「イオンエンジン」をまさかの手法で甦らせ、奇跡の復活を遂げた際には
こんな動画が話題になったばかりだし。


という訳でヤマトの切り札“波動砲”は、「はやぶさ」の搭載するイオンエンジン“μ-10”の発展形にしか見えないのですよ。
ヤマトが最後に撃つ6連発のトランジッション波動砲なんて、まさに「こんなこともあろうかと」真田さん…じゃなかった宇宙研の國中先生によって用意されていた中和器とのクロス回路とダイオードを備えたイオンエンジン復活の切り札そのものだし(笑)

そんな訳で、氷結惑星アクエリアスの修復ドッグからの離脱シーンでは
「はやぶさ、小惑星イトカワ地表から緊急離脱ー!!」とか、
波動砲発射シーンに合わせて
「中和器のクロス接続完了!もうバッテリー死んでるけど太陽電池パドルエネルギー充填120%!!
はやぶさ、トランジッションイオンエンジン波動砲発射ー!!」

とか胸中で叫んで結構楽しく観れました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

第2部では是非、実際に劇中に「はやぶさ」を登場させて欲しいものです。
勿論、
「スタートレック」劇場版第1作に登場した“ビジャー”ことボイジャー6号とか、
アニメ「サマーウォーズ」の“あらわし”みたいに中途半端な悪役や狂言回しじゃなくて、
地球を救う正義のスーパーヒーローとしてね…!!

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観てきました

2009-10-31 | 映画・演劇・コンサートを観る
今年6月、突然世を去った"King of Pop"マイケル・ジャクソン。
彼が今年の夏にロンドンO2アリーナで行う予定だった自身最後のステージ「THIS IS IT」のリハーサル映像を基にした映画THIS IS ITを観てきました。
…素晴らしかった!







幻に終わったロンドンでの公演。
しかしマイケルは本当に全身全霊をかけてこのステージを創りあげようとしていたのだ、ということがリハーサル映像から生々しく伝わってきます。
観客を、ファンを楽しませるために、懸命になって創作していたのだということが伝わってきます。
「THIS IS IT」が実際に公演されていたら、どんな素晴らしいステージになっていたことだろう!
ああ、僕もロンドンでコンサート「THIS IS IT」をライヴで観たかった!



世間では数々のスキャンダルに巻き込まれ、既に際物扱いすらされていた晩年のマイケル。でも彼は最後まで本当のKing of Popだった。
マイケル・ジャクソンが死ぬなんて思ってもいなかったのは、他ならぬマイケル自身だったんだろうな。

常に愛と平和を願い、美しい地球を愛し続けたマイケル・ジャクソン。リハーサル映像の最後のシーンには、すべてのスタッフやダンサー達に向けての「京都議定書」に関すると思われる発言もありました。
彼の歌声と生き様は、今後も我々を楽しませ励まし勇気づけ、そして大切なことを教え続けてくれるのだろうと思います。
我々は永遠にマイケルの歌を必要としています。



ありがとうマイケル・ジャクソン。安らかに…

映画「宇宙へ。」を観てきました

2009-08-30 | 映画・演劇・コンサートを観る
金曜夜のレイトショーで観てきました、
宇宙へ。



NASAの50年間の宇宙活動の、集大成ドキュメンタリーなんですが…
「ああ、やっぱり宇宙(そら)を目指すことって素晴らしい!!」と素直に感動。
宮迫博之の日本語版のナレーションも落ち着いてて違和感無かったし、ゴスペラーズの主題歌もいい感じ。



でも、やっぱりフォン・ブラウンのNASAと宿敵セルゲイ・コロリョフ率いるソ連との、月を目指すロケット野郎たちの熾烈な宇宙競争も描いて欲しかった…!

エンディング近く、朽ち果てたロケット打ち上げ施設をバックに語られるナレーションが珠玉。
「それでも、我々は宇宙を目指す!何故なら、僕らは、人類はまだ滅びたくないから!」と強く思わずにいられない。

「宇宙へ。」おススメです。
そのうちDVDにもなるでしょうが是非映画館で観てみて下さい。

はやぶさ君がアニメ映画に出演!?「サマーウォーズ」を観てきました

2009-08-01 | 映画・演劇・コンサートを観る
全天周映像「はやぶさ」公式ブログでも紹介されていた“もうひとつの「はやぶさ」映画”、
この夏公開の新作アニメ映画サマーウォーズを観てきました。
僕が応援している日本の小惑星探査機「はやぶさ」をモチーフにした、その名も「小惑星探査機 あらわし」なる宇宙機が劇中に登場するらしいのです。
これは「はやぶさファン」の端くれとして見逃せない!







今日8月1日は「毎月1日は映画の日ファースト割引」とかでチケット代千円で観れました。
公開初日なのに、ラッキー!

で、まぁ肝腎の内容は「現代らしいシチュエーションで描く爽やかな青春映画」というか「ひと夏の少年の成長物語、そして彼は世界を救う」というか…
まぁその辺は劇場で実際に映画を見ていただくとして、かいつまんでちょっとだけ感想を述べると、
主人公の気弱な理系オタク少年と仲間たちのスリリングな仮想現実中での戦いと、信州の田舎の旧家でのマターリとした現実世界が交錯して妙な面白味があり、
ストーリーも爽快で結構引き込まれて楽しめました。
夏休みにピッタリの素敵な映画でした。僕も久し振りに盂蘭盆会には実家に帰って親戚連中に囲まれて過ごしてみたくなったよ…

ただ…
「小惑星探査機 あらわし」の、あの扱いはちょっと許せんな、悪役の手駒にするなんて!
それに、「はやぶさ」は惑星間軌道から直接地球大気圏に回収カプセルを投入するタイトな運用なのに、
「あらわし」は一旦地球周回軌道に入ってから調整後に回収カプセルを投入する余裕のある運用なんだね。
カプセル投入方法も高精度なGPS制御方式らしいし、これはJAXA宇宙研の中の人にとってはちょっとうらやましいかも(笑)

ついでに、せっかく舞台が信州の上田市なんだから、すぐ近所の佐久市にあって「はやぶさ」と通信運用を行っている“臼田さん”こと臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナも登場させて欲しかったよ。

もし僕が脚本を書いたら、
「追い詰められた主人公たち、無限に増殖する敵に最早、手も足も出ない。
しかしその時、はやぶさ…じゃなかった『あらわし』が立ち上がった!
幾多の困難を乗り越え地球に帰って来た宇宙船は、ついに自我に目覚めたのだ!
今、奇跡の宇宙船が巨悪に立ち向かい、地球を救う!!」
みたいな話しにするところだ(笑)

とまぁ何だかんだと難癖つけてますが、とても楽しい映画でしたよ、「サマーウォーズ」。
夏休みの思い出作りに、劇場に足を運んでみられては如何でしょうか。

「あぁ~僕も高校時代に所属していた書道部や図書委員会の女子生徒の先輩とあんな素敵な夏休みを過ごしたかったなぁ~!」
などと僕も少々センチな気分になってしまった夏の1日なのでした。

茶室は小宇宙だった

2009-01-17 | 映画・演劇・コンサートを観る
今日は勤め先の茶道部で稽古して貰っている茶道の先生に招いて頂いて、新年のお稽古に行って来ました。
先生のご自宅の茶室で稽古して頂いたのだが、畳に炉が切ってある本格的な茶室でのお手前は初めて。

床には「青松多壽色」の掛け物と、干支の牛の香入れとお花。
花は木瓜(ぼけ)、水仙、侘助(わびすけ)。花入れは地元熊本の小代焼き。

さて、初めての茶室でのお点前ですが、先生に手順を手取り足取り教えて頂きながら感じたのは「この小さな空間には宇宙がある!」ということ。

畳の一画の炉に掛けられた茶釜は動かない。ここが定点となる。
灼熱の熾火に炙られ対流する釜はさながら太陽系の中心を成す恒星だ。
その太陽を中心に、全ての小道具…棗、建水、茶碗が惑星のように配置され、お茶が点てられていく。その全てに定められた角度と動きがある。
惑星系を支配する物理法則に乗っ取って、シンプルに美しく動作が進行していく。

お茶が点てられた後には全てが片付けられ、余韻しか残らない。
床に集約され、表現され尽くした茶室の宇宙観が、そのすべてを見守る…

そんなことを感じながらの、新年のお茶の御稽古でした。
肝腎のお点前の方ですが…まだまだ練習が必要ですね。
茶室の惑星系の虚空を探査機のように自由自在に航行できるようになる為に、もっと精進しなくては。

白鳥英美子・中村由利子ジョイントコンサート~FRIENDS~ を観る

2008-08-31 | 映画・演劇・コンサートを観る
地元の、というか我が家から徒歩圏内のホールでのコンサートでした。

中村由利子さんは、萩尾望都の名作「トーマの心臓」をモチーフにした実験的な映画「1999年の夏休み」に使われたアルバム以来ずっと聴いていました。
硬質なピアノとでもいうのか、結晶のような弾き方が耽美的。

ジョイントコンサートということで、白鳥英美子さん(トワ・エ・モワの人だそうですが、すみません僕はトワ・エ・モワ自体よく知らない…)の歌がメインの構成で、中村さんのオリジナル曲は数曲しか聴けなかったのが残念。
それでも「ディア・グリーン・フィールド」のイントロがホールに流れた瞬間、「1999年の夏休み」のワンシーンやこの映画について上級生の女子生徒と図書準備室で語り合った高校生のあの日の情景、ヘッドホンステレオでこの曲を聴きながら旅した北海道や南部縦貫鉄道の車窓が甦ってきたよ。

天文台で「はやぶさヒーリング」

2007-12-01 | 映画・演劇・コンサートを観る
週末の夜、天文台に出かけました。

現在JAXAでは「はやぶさリラックスキャンペーン」を実施中。
「祈り」 -小惑星探査機 はやぶさ の物語-(JAXAはやぶさ物語)の上映が全国の科学館・プラネタリウム・公開天文台等で行われている。
九州では唯一、僕の地元の熊本県民天文台で上映が行われているので、見に行くことにした。

熊本県民天文台はアマチュアの天文愛好家の方々が集まって運営している、手作りの天文台。
基本的に毎週末の夜、天気が良ければ一般公開されている(詳細はリンク先のオフィシャルサイトを参照下さい)。
僕も以前、昭和61年のハレー彗星接近の時に両親に連れられて一度来た事がある。って、もう20年以上前の話だ…

さて、20年ぶりにやってきた県民天文台は(移転して当時と場所が変わっているが)、熊本市の郊外、熊本県下益城郡城南町の塚原古墳公園の中にある。

この公園、九州自動車道のトンネルの上にあり、ということは僕はすーぱーばんぺいゆ号で熊本空港に向かう途中何度となく行き来していた訳で、つい先週も通ったばかりだ
高速道路で来ると一直線であっという間だが、この周辺にはインターチェンジがないので高速道路でアクセスすることは出来ず、八代市からひたすら下道を走って小一時間。「(天文台があるくらいですから)街路灯がなく暗いです」とオフィシャルサイトで謳ってる通り、ひたすら真っ暗な古墳公園へと続く道をおっかなびっくり登り(それでも要所要所に案内看板があるから迷う事はない)、公園駐車場から漆黒の闇の中の小路を歩いて行くと瀟洒なコテージのような建物に仄かに明かりが灯り、何より屋上に巨大な望遠鏡が据えられ庭先に「見ての通り、天文台です」と主張しているかのようなドーム施設があるのでひと目でそれと分かる熊本県民天文台に辿り着いた。
「何だか稲垣足穂の小説に出てくるようなシチュエーションで洒落てるなぁ」
と思いつつドアを開けて挨拶。天文台スタッフの方から早速「祈り」の上映準備が整えられた室内に招き入れられた(写真)。

天文関係の書籍や機材が並び、学校の天文部の部室のような雰囲気の部屋で、スタッフの方と一緒にコタツに入って「祈り」 -小惑星探査機 はやぶさ の物語-を観る。
今までにJAXAのウェブサイトで何度となく観たプログラムだが、大画面高音質のプロジェクターでしかも天文台で観ると感慨もまた新たになるというもの。
「はやぶさ」が太陽をバックに宇宙を優雅に巡航するシーンや、華麗に舞うように小惑星イトカワ地表へと降下するシーン。
スラスタを微妙に噴かしつつ慎重にタッチダウンするシーンの手に汗握る迫力、オーストラリアの星空に輝く再突入カプセルの美しさ。
そして、エンディングに延々と連なる「はやぶさ」を支える人々の名前のタイトルバック(ここでいつも泣いてしまうんだ)…
一遍の大作映画を観終えたような満足感でした。

「祈り」の上映が終わったところで、コタツに差し向かいで天文台スタッフの方に話を伺う。
星好きな人達が集まって天文台を作った経緯、県民天文台でH-Iロケット試験機1号機に搭載された実験衛星「あじさい」の追尾観測を行った際の秘話。
それから屋上に上がり、大型天体望遠鏡でホームズ彗星(やっと見ることができました)や接近中の火星、冬の定番オリオン大星雲を観測。
普段、なかなか星を見ることはないが、やっぱり本物の星を見ることは素晴らしい!いつまで見ていても飽きることはない。
それに、「はやぶさリラックスキャンペーン」のポスターに書かれていたとおり、見上げるこの空のどこかに「はやぶさ」がいるのだ。火星の近くには「のぞみ」もいるし、ボイジャーパイオニアや、ロゼッタドーンニューホライズンズが、天空を駆ける宇宙船たちが確かにこの空にいると思うと胸があつくなる。
これからはもっと星空を見上げるようにしよう。

熊本の素敵な手作り天文台、楽しかった!
スタッフの方々も皆さん気さくで、何だか中学高校の天文部に入部したような気分。
ありがとうございました。また遊びに来ます。


今、見上げるこの空のどこかに君がいると思うだけで、胸があつくなる・・・ JAXA「はやぶさリラックスキャンペーン」
熊本県民天文台での「祈り」 -小惑星探査機 はやぶさ の物語- の上映は、一般公開日(金・土・日)の夜、スタッフに余裕があるときの不定期上映だそうですので、
観に行かれる際は事前に同天文台まで確認されたほうがよいと思います。

小惑星探査機「はやぶさ」情報:提供 JAXA宇宙科学研究本部
天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」を応援しています

「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーン
天燈茶房TENDANCAFEは「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーン2007を応援しています

COUNTER from 07 NOV 2007

映画「プレステージ」を観る

2007-06-12 | 映画・演劇・コンサートを観る
勤め帰りに、近所のシネコンのレイトショーで映画「プレステージ」を観てきた。
お目当ては、映画に登場する天才発明家ニコラ・テスラ

映画「プレステージ」は、19世紀末のロンドンを舞台に2人のマジッシャンが命懸けで因縁の奇術対決を闘う…というものだが、何故かこの闘いの重要なツールとしてテスラコイルが登場するのだ。
しかもこのテスラコイル、高周波と高電圧を発生させて派手に空中放電するだけでなく、とんでもない作用を及ぼす恐るべき悪魔のマシンとして描かれているのである。
劇中でのテスラコイルの大暴走に思わず唖然、呆然となってしまった。

ちなみにテスラ本人も劇中に登場するのだが、デヴィッド・ボウイ演じる苦みばしった天才発明家はとにかくカッコいい!
コロラドスプリングズに実在した研究所のテスラコイルの発生させる人工稲妻の大放電の中から登場するテスラの余りのカッコよさに思わず鳥肌が立った。
それに、エジソンによる執拗な妨害工作などの背景もちゃんと表現されていたのがいい。

映画のストーリー自体は所謂「トンデモ映画」のような気もするが、物語全体を包み込む妖しく不気味で哀しげな雰囲気と「とりつかれた者たち」の狂気、そして独りストーリーから去っていく天才テスラの孤独さが素晴らしかった。
コロラドスプリングズ研究所の山中に転がるシルクハットの群れの恐ろしさが実に印象的。
兎に角、テスラが大活躍するエンターテイメントとして、堪能できました。
またベオグラードのテスラ博物館に行って空中放電で手に持った蛍光管を発光させたくなったよ。

ただ、テスラの事をよく知らない人が観たらテスラ本人やテスラコイルについて大いなる誤解のタネを与える事になりそうなのが心配なんだが…
実際のテスラコイルはあんな恐ろしい作用は及ぼしませんから!…多分、ね。


今日のはやぶさ:提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
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天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」を勝手に応援しています