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今や世界中で食べられている国際食となった、日本が誇る寿司(Sushi)。
オランダの首都アムステルダムにある欧州のハブ空港、スキポール空港のスーパーマーケットでも
当たり前のようにSushiが売られています。
いわゆる「日本食」としてではなく、もはやポピュラーなファストフードの一種として扱われているようですね。
TAIYO LUNCHBOXと表記されたこちらのパック寿司。
「太陽弁当」とは、日出ずる国JAPANのイメージの断片からのネーミングかな?
TAIYO LUNCHBOXの中身はご覧の通り。
サーモンと海老のにぎりと、ネギトロと思われる軍艦巻き、カニカマの巻き寿司と、
そして謎の緑色のライスボール(笑)
この「緑色の何か」、食べてみるとほのかに海藻のような風味がしたのですが、正体は何なのかサッパリ分かりませんでした。
少なくとも、日本では一度もお目にかかったことのない寿司でしたねぇ…
巻き寿司セットも買ってみました。
NEVADA HANDROLLって、最近の巻き寿司はカリフォルニア巻きだけじゃなくてネバダ巻きまであるんかい!
NEVADA HANDROLLは赤身魚のすり身ときゅうりが巻かれていましたが、
ちょっとキムチっぽい唐辛子風味が効いていて何とも珍妙な味わい。
日本の寿司と言うより、キムチを使った韓国のスシもどきといった感じでした。
そう言えばヨーロッパではこのところ、
韓国系の店が日本食を真似て作った「トンデモ和食もどき」のメニューを出しているのをよく見かけます。
日本ではありえないような「キムチスシ」を食べさせられたヨーロッパの人が、本来の寿司を誤解してしまわないか心配です…
ちなみにオランダの寿司ランチボックスには本格的な醤油とわさび、ガリまで付いていました。
何とすべて日本の食品会社製で、直輸入品のようです。
ご丁寧にお手拭きの濡れティッシュまで付いているのですが、これも日本製!
しかもECO!(笑)
当然、チョップスティック・箸も付いているのですが、これがちょっと面白かった。
割り箸ではありません。木製の箸が樹脂のカバーのようなものに収まっているし、それに少し短すぎるような…
ハイ、このように樹脂カバーから木の部分を引き出して、伸ばして使う箸でした!
これは日本では見かけないタイプの箸ですね。箸も国際化社会で多様化しているようです。
Sushiを食べて満腹になったら、スキポール空港を飛び立つとしましょう。
中欧鉄道音楽紀行の番外編の旅も、そろそろ終わりが近づいてきました…
→番外編:11 空港にて。またお会いしましょう!に続く