天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:10 オランダの寿司

2013-03-17 | 食べる

番外編:9 中欧の飲み物あれこれ …そして欧州にもあの飲み物があった!からの続き

今や世界中で食べられている国際食となった、日本が誇る寿司(Sushi)
オランダの首都アムステルダムにある欧州のハブ空港、スキポール空港のスーパーマーケットでも
当たり前のようにSushiが売られています。
いわゆる「日本食」としてではなく、もはやポピュラーなファストフードの一種として扱われているようですね。

TAIYO LUNCHBOXと表記されたこちらのパック寿司。
「太陽弁当」とは、日出ずる国JAPANのイメージの断片からのネーミングかな?


TAIYO LUNCHBOXの中身はご覧の通り。
サーモンと海老のにぎりと、ネギトロと思われる軍艦巻き、カニカマの巻き寿司と、
そして謎の緑色のライスボール(笑)

この「緑色の何か」、食べてみるとほのかに海藻のような風味がしたのですが、正体は何なのかサッパリ分かりませんでした。
少なくとも、日本では一度もお目にかかったことのない寿司でしたねぇ…


巻き寿司セットも買ってみました。
NEVADA HANDROLLって、最近の巻き寿司はカリフォルニア巻きだけじゃなくてネバダ巻きまであるんかい!


NEVADA HANDROLLは赤身魚のすり身ときゅうりが巻かれていましたが、
ちょっとキムチっぽい唐辛子風味が効いていて何とも珍妙な味わい。
日本の寿司と言うより、キムチを使った韓国のスシもどきといった感じでした。

そう言えばヨーロッパではこのところ、
韓国系の店が日本食を真似て作った「トンデモ和食もどき」のメニューを出しているのをよく見かけます。
日本ではありえないような「キムチスシ」を食べさせられたヨーロッパの人が、本来の寿司を誤解してしまわないか心配です…


ちなみにオランダの寿司ランチボックスには本格的な醤油とわさび、ガリまで付いていました。
何とすべて日本の食品会社製で、直輸入品のようです。


ご丁寧にお手拭きの濡れティッシュまで付いているのですが、これも日本製!
しかもECO!(笑)


当然、チョップスティック・箸も付いているのですが、これがちょっと面白かった。
割り箸ではありません。木製の箸が樹脂のカバーのようなものに収まっているし、それに少し短すぎるような…


ハイ、このように樹脂カバーから木の部分を引き出して、伸ばして使う箸でした!
これは日本では見かけないタイプの箸ですね。箸も国際化社会で多様化しているようです。

Sushiを食べて満腹になったら、スキポール空港を飛び立つとしましょう。
中欧鉄道音楽紀行の番外編の旅も、そろそろ終わりが近づいてきました…

番外編:11 空港にて。またお会いしましょう!に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:9 中欧の飲み物あれこれ …そして欧州にもあの飲み物があった!

2013-03-17 | 食べる

番外編:8 Gabelbissenって何だ?からの続き

旅先では、現地でしか売っていないと思われる飲み物を買って飲んでみるのも楽しみの一つ。
日本ではあまり見かけないような変わったジュースなどを見つけることもあります。
ヨーロッパでは人気のあるりんご果汁入りの微炭酸水や、柑橘類のミックスジュースは僕も好きな飲み物です。


こちらは、最近は日本でもおなじみのシュウェップス(右側)と、
日本では見かけないネスレブランドの柑橘果汁と炭酸入りの紅茶!
炭酸紅茶は案外さっぱりしていて美味しいのです。日本でも売り出してくれないかなぁ…

そして、こんな飲み物もヨーロッパで売られていて驚いたりします。


日本のスポーツドリンク、アクエリアスのヨーロッパバージョンを
アムステルダム・スキポール空港のスーパーマーケットで発見!
ロゴは日本のものと同じですが、色は真っ青!(笑)ブルーベリー味だって…


ヤクルトもありました!
こちらは容器のサイズも形状も、そして味も日本のヤクルトと全く同じ!!


現地オランダのヤクルト工場で生産されているようです。
日本から来た健康飲料として、しっかりヨーロッパに根付いているなんて何気にすごいですね。

そしてヨーロッパに、いや世界に根付いた日本を代表する「あの食品」もしっかり発見しましたよ。
次回の記事で詳しくレポートしますのでお楽しみに!

番外編:10 オランダの寿司に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:8 Gabelbissenって何だ?

2013-03-14 | 食べる

番外編:7 旅先での、男一人の食事事情からの続き

外国を旅をしていると、よくわからないものに遭遇することもあります。
今回の旅で一番謎だったのが、ウィーンで見つけたこの食べ物。

ウィーン西駅のスーパーマーケットで、
チーズや乳製品が並んでいる冷蔵ショーケースの一画に積み上げられていたこの食品。
アイスクリームのようなカップ容器に入っていて、透明プラ製の蓋がされています。
中身は…
ゆで玉子やピクルス、それにクリームのようなマッシュポテトのようなものが詰め込まれているような…
何なの、この食べ物?


容器にはWiener Gabelbissenとありますが…何それ?
ええい、よくわからない食べ物は、食べてみるに限る!
という訳でこの謎の食品を購入してホテルへ戻り、早速開封してみると…


ゼラチンで固められたゆで玉子やピクルス、それにクリームのようなマッシュポテトのようなもの
としか言いようのない食べ物でした。ほのかにピクルスの酸味が効いているような味。
ハッキリ言って訳のわからん味で、美味いのか不味いのかも判別出来ません!
だって、こんなもの食べたのは生まれて初めてなんだもの(笑)

スーパーマーケットで積まれて売られているからには、現地ではメジャーな食品だと思いますが…
Gabelbissenっていったい何だったんだ?

番外編:9 中欧の飲み物あれこれ …そして欧州にもあの飲み物があった!に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:7 旅先での、男一人の食事事情

2013-03-11 | 食べる

番外編:6 中欧のお菓子あれこれからの続き

ヨーロッパを旅して夜な夜な優雅にオペラ座巡りなどしていても、所詮はぶっきら棒な男の一人旅。
行く先は華やかでも、旅の日々の暮らしは日本での日常生活と大差ない、慎ましやかなものだったりします。

特に、欧米を一人旅していて何かと困るのは「食事」。
街角にあるお洒落なレストランに男一人で入るのは、やっぱり何となく気が引けます。
日本のように一見さんのお一人様でも気楽に入れる定食屋やファミレスなどは都市の大通りではあまり見かけません。
地元の常連客だけで賑わっているパブやジャンクフード店に他所者がいきなり飛び込むのはやたらと勇気が要るし、
かと言ってコンビニや全世界共通のファストフード店、McDonaldやKFCではつまらない!


そんな時に有難いのが、テイクアウトの食べ物メニューを買ってその場で食べられるフードコート。
空港やショッピングモールでよく見かけますが、
最近はヨーロッパでも街の中央駅が再開発される際に、駅ナカにフードコートが新しく作られる事が多いようで助かります。
これはウィーン西駅の駅ナカのフードコートで食べた、サーモンのサンドイッチと“ブルーベリー白茶”なる謎の飲み物。


街中にフードコートが見つからない場合は、
スーパーマーケットや雑貨屋で買った食べ物をホテルの部屋に持ち帰って一人侘しく食べることもしばしば。
これはブダペストのハンガリー国立歌劇場に程近い横丁の小さな雑貨屋で買ったツナサンド。
机の上に無造作に放り出された、お釣りの硬貨が寂しい…美味しかったけどね(笑)


スーパーマーケットでは日本同様に、一人用の小さなパックの惣菜を見かけることもあるのでちょっと嬉しい。
これはウィーン西駅のスーパーマーケットで欧州版グリコ・ポッキー「MIKADO」と一緒に購入した
夜食のマカロニサラダ。
日本のコンビニで売ってる一人分サラダよりも、一回り大きいかな。
ただし、日本と違ってサービスでスプーンやフォークや割り箸なんかは付けてくれないので要注意!

いやぁ、男の一人旅ってやっぱり侘しいねえ…

番外編:8 Gabelbissenって何だ?に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:6 中欧のお菓子あれこれ

2013-03-08 | 食べる

番外編:5 KLMオランダ航空の機内サービスあれこれからの続き

ヨーロッパに行く度に、必ずスーパーマーケットやキオスクで見かけて、
必ず手に取り眺めた挙句、必ず買ってしまうお菓子。
それが謎の欧州版グリコ・ポッキー「MIKADO」
今回の旅でも、ワルシャワから国際列車Sobieski号でウィーンに着いた後、
ウィーン西駅に入っているスーパーマーケットに夜食の買い出しに行った時に見かけて即購入。

…ちゃんと日本のものと同じデザインのグリコのロゴが入っているので、正規のライセンス商品だと思うのですが、
なぜ商品名がポッキーではなく「MIKADO」なのかは永遠の謎(笑)
ちなみに中身は味も形も日本のポッキーと全く同じもの。懐かしい日本のお菓子の味です。


これはプラハのオペラハウスで「カルメン」を観る前に、
旧市街で見つけた華僑(客家)かタイかベトナム系?のお姉さんが店番をしていた雑貨屋で買い込んだ夜食。
TwixMarsもヨーロッパでは普通に見かける、チョコバーのブランドです。
この手のお菓子はとにかく凄まじく高カロリーなので、2本も食べれば夕食の代わりには充分過ぎるかも…


これはワルシャワ中央駅のコンコースで深夜営業していた、おばあちゃんが店番をしていたキオスクで、
英語が全く通じないので身振り手振りで買った、地元ポーランド産と思われるチョコバー。
Mars等と違って甘さがどぎつくなくて、軽い食感なので助かりました。

しかし、左側に置いてある小さなお菓子にはやられた…
ブロックタイプのチョコレートだと思ったら、「チョコ風味の餅」としか表現できない摩訶不思議な食べ物でした。
これは一体、どういう食べ物なんでしょうか?事情をご存じの方は是非教えて下さい(笑)

番外編:7 旅先での、男一人の食事事情に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:5 KLMオランダ航空の機内サービスあれこれ

2013-03-06 | 食べる

番外編:4 KLMオランダ航空867便(アムステルダム→関西)の機内食からの続き

KLMオランダ航空では、飛行時間が1~2時間程度のヨーロッパ域内各国間の短距離便でも機内食がサービスされます。
もちろん、本格的なホットミールではなく簡単なスナック類なのですが、ちょっとしたフライト中に小腹を満たすのには充分です。


ウィーン空港を早朝7時前に離陸するアムステルダム行きKLM1838便の機内食は
サンドイッチとパイの詰め合わせ。


チェック地にかわいいイラストが並んだパッケージの袋が凝っています。
何とデザイナーの名前入り!


こちらは夜間飛行のアムステルダム20時45分発KLM1849便の機内食。
KLMオリジナルのワッフルでした。深夜のウィーン到着前の腹ごしらえには嬉しい夜食です。


夜食といえば、アムステルダムから関西空港に向かうKLM867便で出された夜食のアイスクリームは
ヨーロッパのメーカーのものでした。
日本からアムステルダムに向かう便では日本メーカーのものだったので、
アイスは離陸前に出発地でその都度積み込んでいるようです。
やっぱり往復分を一度に積み込むと駐機中に溶けちゃうからなんでしょうかね。


KLMは機内で使用されるカップ類も凝っています。
2012年の年末時点ではコーヒーの紙コップはオランダ陶器を模したものでしたが(上のワッフルの写真に写っています)、
年が明けると同時に紙コップのデザインも一新されたようで、KLMの飛行機の機体デザインが描かれたものになっていました。
よく見ると、窓の日除けの降り方が窓ごとに違っていますよ!


そして冷たい飲み物用のプラスチックのカップには、オランダの象徴である木靴と自転車が。
これはカワイイ!
…ホントにデザインに気合入れてますね、KLMオランダ航空!


ちなみにこれは、日本に到着後に乗り換えて伊丹空港から乗った、
福岡行きIBEXエアラインズの機内で貰ったコーヒーの紙コップ。
IBEXエアラインズの親会社であるIT企業が開発販売している会計ソフトのキャラクターが描かれていました。
キャラで攻めるのはやっぱり日本のお家芸ですね(笑)

番外編:6 中欧のお菓子あれこれに続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:4 KLMオランダ航空867便(アムステルダム→関西)の機内食

2013-03-03 | 食べる

番外編:3 KLMオランダ航空862便(成田→アムステルダム)の機内食からの続き

ヨーロッパからの帰りの飛行機での機内食。
夕食は和食と洋食から選べたので、和食をチョイスしてみました。


ケーシングのラベルにはホテルオークラ・アムステルダムのロゴが!
ホテルオークラの手がける機内食がエコノミークラスでも食べられるとは素晴らしい。


これがホテルオークラの和食メニュー機内食!
…とんかつ定食でした(笑)
でも、日本風のヒレカツで確かに美味しかった。


ドレッシングの入ったガラスの小瓶も添えられていてお洒落です。
ホテルオークラオリジナルのわさび&ゆずドレッシング。

こちらは、関西空港着陸前に出された朝食。



スクランブルエッグとポテトのパンケーキと豆のペースト。
ヨーロッパではありがちな朝食です。
これを食べ終えて数時間もすれば、日本の地上での懐かしい本場の和食が待っています。

番外編:5 KLMオランダ航空の機内サービスあれこれに続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:3 KLMオランダ航空862便(成田→アムステルダム)の機内食

2013-03-01 | 食べる
番外編:2 ポーランドの列車にも「栓抜き」があったからの続き

さて、国際線の飛行機の旅での楽しみと言えば、やっぱり機内食。
今回、成田からアムステルダムまで乗った行きのKLMオランダ航空エコノミークラスの機内食は、
こんなメニューでしたよ。

先ずは、成田を離陸後しばらくすると出てくるウェルカムドリンク。


断酒中なのでソフトドリンクです。炭酸入りが飲みたかったのでスプライトをオーダー。
銀色の袋入りスナックは、いかにもビールに合いそうな香ばしいローストアーモンドでした。
せめてノンアルコールビールは無いかと尋ねてみたのですが、KLMでは積んでいないとのこと。残念。

続いて昼食。




魚料理を選んでみました。白身魚のクリームソースです。
マッシュポテトが大量に添えられているのがいかにもヨーロッパ風?
デザートのチョコレートケーキが絶品でした。
そして、パンが美味しいのもヨーロッパのエアラインならでは。いつも2つ貰っちゃいますね~


機内の照明が落とされた後で、ギャレーから貰ってきたお菓子。
アムステルダムから積んできたものらしく、ヨーロッパのメーカーのビスケットです。


そして寝静まった真っ暗な機内で突然配られる夜食(笑)
おなじみ明治のアイスクリーム「超バニラ」と、ヨーロッパ産のミネラルウォーター。

アムステルダム到着前には夕食です。




マカロニのパスタでした。ケースにパスタ“だけ”がぎっしり詰まっているので、かなり食いでがあります。
最近あまり沢山食べられない僕としては、付け合せのカットフルーツだけでも充分だったかも…

お腹一杯になったら、さぁヨーロッパに到着です!

番外編:4 KLMオランダ航空867便(アムステルダム→関西)の機内食に続く

2012-2013中欧鉄道音楽紀行 番外編:2 ポーランドの列車にも「栓抜き」があった

2013-02-27 | 食べる

番外編:1 ワルシャワの横断歩道はピアノだったからの続き

皆さんはご存知だろうか、
かつての列車の窓枠にあった小さなテーブルには、
「栓抜き」が備え付けられていたことを…!


今から30年以上前、まだJRが「国鉄」だった頃に製造された鉄道車輌の車内には、
窓枠テーブルに必ず「栓抜き」が付いていたことを憶えておられる方も多いかと思います。


こんなのです。
※これは日本のブルートレイン「なは」号のB寝台車で撮影した「栓抜き」です


で、こんなふうにして飲み物の栓を抜きます。



まだペットボトルが普及していなかった当時、列車の車内に持ち込まれる飲み物は大抵、
いわゆる“王冠”の嵌ったビン入りが主流だった頃の名残ですね。

この昭和の香り漂うノスタルジックな列車の栓抜き、
どうやら日本だけのものでは無いようでして…


ポーランドの列車の車内にもしっかりありました(笑)
これはワルシャワからリトアニアの国境の駅Šeštokaiまで行く国際列車「HAŃCZA」号の
1等車コンパートメントの窓枠テーブルの下に付いていた「栓抜き」としか思えないツール。
(→参照:Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 18:HANCZA リトアニア国境行き国際列車

もちろん、ポーランドでも既に駅のキオスク等で売られている飲み物はペットボトル入りが主流なので、
この車内栓抜きはポーランドでもノスタルジックな代物になっていると思われます。
探せば他の国にもありそうですね、この「列車の栓抜き」。

番外編:3 KLMオランダ航空862便(成田→アムステルダム)の機内食に続く

Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 26:Wagon restauracyjny 「Sobieski」号の食堂車

2013-02-19 | 食べる
Wagon restauracyjny / EC105/14002 Sobieski


25:Sobieski Express 国際列車Sobieski号の旅からの続き


EC105/14002列車「Sobieski」号の食堂車は、街のお洒落なカフェのような明るいインテリア。
今日も午後遅い時間に来たので空いていて、気楽にランチやティータイムを楽しめそうです。

という訳で、今回も先ずはノンアルコールビールをオーダー。

ポーランド国鉄が所有する食堂車らしく、地元ポーランドのブランドの瓶ビールが出て来ました。
でも、ウェイトレスのおばさんはグラスは持ってきてくれたけど、栓抜きをくれません。
さては昔懐かしい日本の国鉄の車輌のように、テーブルの横か窓枠の下辺りに固定式の栓抜きがあるんだなと思い
覗きこんで探してみるけれど、こんなお洒落な今風のカフェレストランにそんな無粋なものがある訳もなし。
どうしたものかと王冠の嵌ったままのビール瓶を見つめて途方に暮れていると…

料理を運んできてくれたウェイトレスのおばさんが、
「やれやれ、困ったお客さんだね」とばかりに瓶を取り上げて、何と素手で王冠をひねって外してしまったではないですか!
「何という怪力の持ち主!ポーランド女性恐るべし」
と思わず呆気に取られてしまいましたが、何のことはない、
王冠には最初から「回して開けろ」というように矢印が小さく書かれていました。
いかにも栓抜きで開ける王冠のように見えますが、実はスクリューキャップだったんですね。
デザイン的にはクールなのかも知れないけれど、何とも紛らわしい!(苦笑)


さて今日の食堂車でのランチは、いつものシュニッツェル…ではなくてサーモン料理にしてみました。
インディカ米ですが、ライスと一緒に頂けるのが嬉しいですね。お新香代わりのザウワークラウトも山盛りで付いています。
シャケと漬け物と白いご飯…嗚呼懐かしいふるさと日本の味(笑)


食後にデザートとコーヒーを追加オーダーして、そのまま遅い午後のお茶の時間を楽しむことにしました。
メニュー表から何とかベリーと書かれたケーキを選んでみたところ、このド迫力!
コーヒーは無難にエスプレッソにしましたが、
ちゃんとチェイサーの水のグラスとビスケットも添えられた本格派のものが出てきて、これがまた美味しい!

エスプレッソの本場イタリア流の“正しい飲み方”である、砂糖をたっぷり入れてかき混ぜずに飲み干し、
最後にカップの底に残った溶け残りの砂糖をすくって楽しむというやり方を堪能し、
ポーランドとの別れの午後と夕暮れを「Sobieski」号の食堂車で過ごしたのでした。

27:Das gibt's nur einmal ウィーン散歩に続く

Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 16:restauracni vuz プラハ号の食堂車

2013-02-10 | 食べる
restaurační vůz/EC111 Praha


15:Praha Express 国際列車プラハ号の旅からの続き

EC111列車「Praha(プラハ)」号に連結されている食堂車。
編成中に1輌だけの1等車と、何輌か連結されている2等車の間に挟まって連結されています。

「プラハ」号はお昼少し前に始発のプラハを発車して、夜20時前には終点のワルシャワに到着するダイヤなので、
全区間を乗り通す場合は、昼食と夕食の2回の食事を食堂車でとることが出来ます。
…もっとも、食堂車に限らずヨーロッパのレストランで出される食事はかなりボリュームがあるので、
2食も続けて食べるにはそれなりの体力が要りそうです(笑)
体力に自信が無い僕は、午後遅い時間に食堂車に行って昼夜兼用の食事をすることにしました。


食事時を過ぎているせいか、食堂車の店内は空いていました。
チェコ鉄道の食堂車の車内はこざっぱりしていて近代的。清潔感があるインテリアです。

メニュー表は専用のファイルバインダーに収められた機能的なもの。

メニュー表のページをめくっていると、こんなページが。
何とハッピーアワーが設定されているようです。しかも列車ごとに細かく設定されているようですね。
この列車、EC111のハッピーアワーは…11:29から14:52まで。
始発駅のプラハ中央駅を発車してから、ポーランド国境のBohumín駅に到着するまで、
要するにチェコ国内を走ってる間はメニュー代金が大幅に割り引かれるようです。
でも、ついさっきBohumín駅を発車したばかりで、もう列車はポーランド国内に入ってるんですよね…
ちょうどハッピーアワーが終わったタイミングで食堂車に来てしまったようです。残念!

気を取り直して、先ずはビールをオーダー。

BIRELLという銘柄の、チェコのノンアルコール・ビールです。
ノンアルコールとは言え、本場チェコのピルスナースタイルで実に風味豊か。


そしてメインディッシュは、今日もウィーン風カツレツ“シュニッツェル”にしました。
でも、昨日「ハンガリア」号の食堂車で食べたシュニッツェルと比べたらかなり小ぶりで、揚げ方も少々雑でした。
シュニッツェルに関しては、「プラハ」号は「ハンガリア」号には及びませんね。これまた残念…


それでも、暮れゆく車窓を眺めながらの食堂車の食事はとても風情があって旅情を感じます。
「プラハ」号の食堂車で食べたシュニッツェルが、2012年最後の食事となりました。

列車は、大晦日の夜のワルシャワ中央駅に到着します。

17:Pałac Kultury i Nauki ワルシャワの摩天楼に続く

Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 9:Speisewagen ハンガリア号の食堂車

2013-02-02 | 食べる
WRmz Speisewagen/EC170 Hungária


8:Hungaria Express 国際列車ハンガリア号の旅からの続き

EC170列車「Hungária(ハンガリア)」号には、食堂車が連結されています。


ブダペストからベルリンまで、12時間近くかけて走破する「ハンガリア」号の乗客は、
この“列車の中にあるレストラン”で、旅しながら温かい食事をとることが出来ます。

日本では一部の豪華寝台列車を除いて、すべて廃止されてしまった食堂車。
ヨーロッパでも高速列車化が進んだ西側諸国では淘汰されて姿を消しつつありますが、
中欧・東欧の長距離列車には今でも伝統ある本格的な食堂車が健在です。

流れる車窓を眺めながらの食堂車での食事は、鉄道の旅の醍醐味です。
また、幾つもの国を駆け抜けるヨーロッパの国際列車の食堂車では、その列車の経由する国と地方の名物料理がメニュー表に載っていることもあり、
列車を降りること無く領土色豊かな食事を楽しむ事も出来るのです。

僕も、「ハンガリア」号の食堂車で昼食を楽しみました。


「ハンガリア」号の客車のデッキには、食堂車が連結され営業中であることを示すピクトグラム表示も光っています。
昔の東海道山陽新幹線にも、こんなのありましたよね確か。


これが、「ハンガリア」号の食堂車の車内…いや「店内」です。
昼食時間より少し遅くなってから行ったのですが、結構賑わっていますね。
ハンガリー国鉄が所有している食堂車のインテリアは、少し懐かしいような感じのする一昔前の街のレストラン、
といった雰囲気です。


無骨で無愛想なおじさんのウェイターが持ってきてくれたメニュー表。
メニューの種類はかなり豊富で、中央ヨーロッパ各国の美味しそうな名物料理が並んでいます。
目移りしてしまいますね!
ちなみに代金はユーロとハンガリーフォリントとが並んで記載されていましたが、
実際にはチェココルナでも支払えるようです(換算レートはよく分かりませんが)。


先ずは、ビールの本場チェコに向かっていることを記念して(笑)ビールで乾杯!!
でもよく見ると、グラスにミュンヘンのホーフブロイハウスのものによく似たエンブレムが付いてるような。
ちなみに、断酒の誓いを厳守してノンアルコールビールですので念の為!
でも、ヨーロッパのノンアルコールビールは日本のものと違って普通のビールからアルコールを飛ばす手法で作られているので、
ビールの風味が濃厚に残っていて美味いんだよなぁこれが。
(それに、実際には極僅かとは言え酒税法に抵触しない程度のアルコール分も残ってるらしいのだが、それは内緒…(笑))


そして今日の僕の昼ご飯は、ウィーン風カツレツ“シュニッツェル”
僕の好物です。
白身の豚肉か仔牛肉を薄く叩き伸ばして、硬めのパン粉の衣を付けてフライパンで揚げ焼きにしたもので、
癖のない食べやすい料理なので、どんな店で頼んでもだいたい当たり外れがない定番メニューなのですが、
「ハンガリア」号の食堂車のシュニッツェルは大当たり!でした。
見ての通り、並べたら皿からはみ出さんばかりの凄いボリュームのカツレツが二枚も!
その下には、これまた大量の揚げたジャガイモが敷き詰められています。これぞ正統派!!
量だけでなく味の方も、車内の厨房で揚げたばかりの熱々で衣はサクサク、お肉も柔らかく淡白でとても美味しかったですよ。

一皿食べたら、すっかりお腹一杯になってしまいました。
今夜はもう何も食べなくても大丈夫かも(笑)
腹ごしらえが済んだら、そろそろ「ハンガリア」号はプラハに到着です。
コンパートメントに戻って、下車準備と身支度を整えましょう。

10:Praha hlavni nadrazi プラハ中央駅に続く

「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)なミニ駅弁」を食べて幸福(しあわせ)になろう!

2012-12-19 | 食べる
JR博多シティで開催中の「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」
(→「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を観てきました

会場では「ミニ駅弁」「オリジナルパン」が限定販売されています。
その名も「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)なミニ駅弁」「つばめパン」です!

「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)なミニ駅弁」は、九州各地の駅や列車内で実際に販売されている人気駅弁をそのまま小さな手のひらサイズに縮小した可愛い駅弁です。
日替わりで数種類がセレクトされて販売されるようですが、その中から僕好みのものを3つ選んで買って、帰りの新幹線つばめの車内で頂いてみました。


最初はこちら。「ふぐの釜めし」
博多駅で販売されている駅弁です。


ふぐの身がゴロンと乗った炊き込みご飯に、錦糸玉子や銀杏が添えられて彩りも鮮やか。
癖のないふぐの、あっさりとした上品なお味が楽しめます。


続いては、「佐賀みつせ鶏とりトロ弁当」
佐賀駅の駅弁です。


佐賀のブランド鶏“みつせ鶏”の、一羽からほんの僅かしか取れないという「とりトロ」の照り煮が美味しい、
鶏肉好きには堪らない駅弁です。


締めはこれ!
ご存知「ゆるキャラグランプリ王者」の“くまモン”がでかでかと描かれた掛け紙が存在感を放つ一品、
熊本・新八代駅の駅弁「天草大王釜飯」


熊本県天草の地鶏“天草大王”の身と、野菜もゴロンゴロン乗った豪快な釜めしでした。
(でも、ここは一つ「くまモンの顔をかたどった弁当」も食べたくなってきますよね~(笑))

地域色豊かで個性的な駅弁は、世界中で日本にしかない独自の旅文化。
水戸岡鋭治さんデザインの個性的なJR九州の列車の車内で食べる駅弁の楽しさは、また格別ですね!

2012 夏休みの想い出 その13 宇宙研の食堂でカレーを食べる

2012-09-23 | 食べる
その12からの続き

成田空港から東京都心に戻って、さらに電車を乗り継いで相模原市までやって来ました。
横浜線淵野辺駅で降りて、炎天下を汗だくになりながら歩いてやって来たのはここ。


JAXA宇宙科学研究所相模原キャンパス




“夏の例大祭”こと特別公開が3週間ほど前に終わったばかりですが、
相模原キャンパスは今日も見学者で賑わっています。

さて今日は、相模原キャンパスまで見学に来た訳ではなく、
お昼ごはんを食べに来たのです。


宇宙科学研究所相模原キャンパスの食堂。
いわゆる「社員食堂」なのですが、見学者にも開放されていて食事をすることができます。


宇宙研名物?のカレー「魔王」、340円也。
カツカレーにすると100円高くなるようです。
ちなみに以前は、大盛りカレーに加えてさらに別容器でカレールーが付いてくる
通称「補助ブースター付きカレー」なるドカ盛りメニューがあって宇宙ファンに大人気だったのですが、
今では食堂の運営業者が変わってしまい、通常スタイルのカレーしか販売されていません。残念なり

食堂に入ろうとしたところでJAXAのイケメン天文学者、阪本成一先生と鉢合わせ。
「先生お疲れ様です。今日は熊本からカレー食べに来たんですよ」
「ちょwww 相変わらずバカだな~(笑)」


その14に続く

桜島フェリーで、うどんを食べる

2012-07-14 | 食べる
鹿児島のシンボル、桜島と鹿児島市街地とを隔てる錦江湾を渡る桜島フェリー
“渡し賃”はわずか150円で、運航時間は15分ほど。24時間営業で運航されており、鹿児島市民の生活の足として親しまれています。
船上からは雄大な桜島の姿が眺められるとあって、観光客にも人気の鹿児島名物となっています。

そんな桜島フェリーのもう一つの名物が、船内で食べるうどん!
フェリーの中に、立ち食いうどん屋さんがあるのです。



街の中のうどん屋さんと変わらない、立派なつくりの店内です。


メニューはシンプル。
立ち食いにしてはちょっと強気の価格設定かも(笑)

この桜島フェリーのうどん、なぜか利用者に絶大な人気があります。
港を出る前から、うどん屋さんの店先には長蛇の行列ができてしまう程なんです。
乗船したらまっ先にうどんを食べるというのが、通な鹿児島人の行動なんだとか。
何しろ乗船時間も15分しかありませんからね、大急ぎで列に並んで注文して食べてしまわないと!


という訳で、僕も鹿児島港から乗り込んだらすぐに行列に並んで食べてみました。
うどんが名物なのでほとんどの人はうどんを選ぶのですが、敢えてそばを頼んでみましたよ。
一番高額な「天ぷらそば」550円也。


桜島からの帰りの船内で、今度は一番リーズナブルな「かけうどん」を食べました。
そう、うどんとそばの両方を食べ比べてみたかったんです(笑)

帰りの船では、お店のインテリアがちょっと違っていました。
船によって個性があるようです。


味の方は…正直、これといった特徴もない普通のそばとうどんでした。
でも、フェリーの船内で桜島と錦江湾を見ながら大急ぎで食べると、どうしてだかとても美味しく感じるんですよね。
不思議だ!






鹿児島市の繁華街に戻ってきたら、天文館にある有名店「むじゃき」で名物のかき氷“白くま”を食べましょう。
ちなみに「むじゃき」の本店って甘味処ではなくて中華料理店だったりするんですよね。

フェリーのうどんと、中華料理店のかき氷。
ちょっと意外な場所に美味しい物がある鹿児島の食べ歩きでした。