天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その29:日本への空の旅

2012-07-14 | 食べる

その28:さようならハンブルグからの続き

午後1時半、KLM1780便はアムステルダム・スキポール空港に到着。




ここで日本行きの便に乗り換えますが、乗り継ぎ時間はたったの1時間。この間にヨーロッパからの出国審査を済ませ、長距離便の搭乗ゲート目指してターミナルビルを横断しなくてはなりません。
日本行きの飛行機のドアも、出発時間のだいぶ前には締められてしまう可能性もあります。そしてこんな時に限って(いや、ひょっとしたらいつもなのかも知れないが…)出国審査ゲートは大混雑。
もし乗り遅れたらと思うとヒヤヒヤしましたが、何とか機内への搭乗案内が始まる直前に、目指すKLM867便の待つ搭乗ゲートにたどり着くことが出来ました。


KLM867便、ボーイング777。
ヨーロッパに来る時に成田から乗ったのと同じ機種ですが、この便は関西空港行きとなります。

14:40、KLM867便はアムステルダムから離陸。
あとはもう、飛行機に任せていれば嫌でも日本に連れ帰ってくれます。
すっかり気が楽になりました。でも、寂しさも感じる旅の終わりのひと時です。

離陸後は、水平飛行に移るとスナックサービス。

続いて機内食の夕食。



懐かしい日本食、カレーライス。
ちなみにホテルオークラ・アムステルダムが監修しているメニューだそうです。





延々と青空の下を飛び続け、シベリアを越えて日本海に出た頃、
機内食の朝食が出ます。



食事を終えると、もう日本の上空を飛んでいました。



2012年5月5日(土曜日)

日本時間の朝9時頃、KLM867便は無事に関西国際空港に着陸。
とうとう日本に帰って来ました!

でも、旅はまだ終わりません。これから自宅のある九州熊本まで国内移動が待っています。

その30:ただいまに続く

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その21:ICEの食堂車

2012-07-01 | 食べる
その20:トラムに乗ってマンハイム散歩からの続き


昼下がりのマンハイム中央駅。
ここはドイツの鉄道の要衝で、様々な列車が行き交う賑やかな駅です。


駅構内で待機中のこの列車、フランスの超特急TGVです!
客車が2階建てのDuplexと呼ばれるバージョンの編成ですね。
パリからドイツ国内まで、TGVによる国際列車の直通運転が行われているのです。
ちなみに、あまりよく見えませんが、TGVの隣に停まっているのは遠くロシアから来た国際列車のようです。

さて僕は、ジンスハイム自動車・技術博物館から戻ってきた旅仲間たちと合流して
マンハイム中央駅を16:06に発車する超特急ICE974に乗車。
ドイツからフランス国内へ乗り入れるICEの国際列車もあるようですが、
この列車はドイツ北部へと向かう国内線です。
これからこの列車で、旅の出発地である街ハンブルグへと戻ります。



ICE974は食堂車が連結された編成です。なのでもちろん乗車後すぐに、食堂車へと繰り出します。
時間的にはちょっと早いですが、これから食堂車で夕食を楽しみましょう!


前回ミュンヘンからマンハイムまでICEに乗った際は、朝だったので簡素な朝食メニューしかありませんでしたが、
今日は美味しそうなディナーメニューがいろいろ揃っています。




豪勢に、ディナーコースメニューをオーダーしました。
手前側はピクルスを分厚い肉で巻いたステーキ、奥の皿はシチューと肉団子のような料理です。
とにかくお肉がたっぷり、ボリューム満点ですね。さすが肉料理の国ドイツ!
真ん中にあるのは紫キャベツのザウワークラウト煮込みと豆スープ。これも美味しかった!


そして、もちろんドイツビール!…ノンアルコールですけど(笑)
乗り心地が快適で素晴らしい超特急ICEにカンパ~イ!!




食後はコーヒーと紅茶、そしてドイツのお菓子、ケーキ!
チョコレートとチーズケーキですが、とにかくデカイ。大きさ比較用のiPhoneが小さく見えます(笑)

大いに食べて飲んでいるうちにも列車はドイツの大地を駆け抜けて北上していきます。
ICE974の車窓もみーや★さんがインターバルタイマー搭載のデジカメで連続撮影されていますので、
暮れゆく初夏のドイツを疾走する超特急からの風景をお楽しみ下さい。



途中経由する大都市フランクフルトでは、
街の中央駅に停車する前に郊外のフランクフルト空港駅に立ち寄ってからスイッチバックして中央駅へと向かうという
面白い運行形態でした。


20:38、ICE974はハンブルグ中央駅に到着しました。
もう夜なのですが、夏至間近の高緯度帯なのでまだこの明るさです。


ハンブルグに戻って来ました。さあ、いよいよ旅も終盤…

その22:再びプラネタリウム・ハンブルグに続く

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その17:ホーフブロイハウスで乾杯!

2012-06-21 | 食べる
Hofbräuhaus


その16:ミュンヘン日和からの続き

ドイツ博物館の航空分館から戻ってきた旅仲間たちと合流して、連れ立ってやって来ました、
おそらく世界一有名なビアホール「ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)」!


1階は広々としたホールとなっており、大変な賑わいです。
外国人観光客も押しかける、ミュンヘンの有名観光地でもあるそうなのですが…
大勢で酔っ払って大騒ぎしているのは、地元の人じゃないかな?
カメラを手にした観光客は酔客の迫力に押されて、ちょっと引き気味。


元々は宮廷ビール醸造所だったという実に由緒正しいビアホールで、
バイエルンの庶民はもとよりモーツァルトや皇妃エリザベートも訪れたそうです。
僕は「若き日のヒトラーがナチスの党大会で演説した場所」として知っていたのですが、
これだけ広くて賑やかな場所だとさすがの演説名人ヒトラーの声もかき消されて、ここにいたナチス党員の全員には聞こえなかったんじゃないかという気がしますね。



メニューには英語版もあるので、オーダーも簡単です。
でも、混み合っているのでかなり待たされることに…
ウェイターは頑張って働いてるんだけど、とにかくお客が多いからねぇ


来ました来ました、ジョッキに入ったホーフブロイハウスのオリジナルビールと、オリジナルノンアルコールビール(笑)
ソフトドリンクはレモンソーダ。


乾杯、Ein Prosit!

ノンアルコールビールも、香ばしくて風味豊かで美味しい!!


つまみ物も大盤振る舞い。
お馴染み白ソーセージと、豚肉とジャガイモ、そして山盛りザウワークラウト。


レバー肉の塊が入ったスープ。


何だかよく分からないけど、沖縄でよく見かけるスパム(ランチョンミート)のようなもの。

盛大に飲んで食べて、大満足で帰ります。
ミュンヘンはいい街だ!


帰り路、夜の闇の中の新市庁舎。
さようなら、ミュンヘン。明日の朝には次の街へ、次の博物館へと向かいます。

その18:超特急Inter City Expressに続く

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その15:「ドイツ博物館で昼食を」

2012-06-19 | 食べる
その14:ドイツ博物館の宇宙関連展示からの続き

「世界一巨大な科学のおもちゃ箱」、ドイツ博物館を午前中ずっと歩きまわったので、
すっかりくたびれてお腹も空きました。


みーや★さんのGPSトラックを見ると、こんなに歩きまわってます。
こりゃ疲れる筈だわ(笑)

という訳で、博物館の中にあるカフェテリアに行って、みんなでお昼ごはん。


ドイツのランチといえば、やっぱり白ソーセージ!
もともと傷みやすいので、朝に作った白ソーセージは衛生上の理由で遅くとも昼までに食べるのがドイツのしきたりだったとか。
(衛生的に調理する技術が向上した現在では、売り切れていない限りは夜も白ソーセージを食べることが出来ます、念の為)
バイエルン地方では今でも定番の人気メニューで、この日の「今日のおすすめセット」も白ソーセージでした。


追加で山盛りポンメス(揚げたジャガイモ)とシュニッツェル(ウイーン風カツレツ)のようなもの。
ソーセージとジャガイモ中心の典型的なドイツのジャンクな昼メシ、美味しかった!

さて、お腹が満たされて元気を取り戻したら、
午後はミュンヘン市内にあるドイツ博物館の分館に行ってみましょうかね。…だが、しかし。

その16:ミュンヘン日和に続く

HAYABUSA - Zuruck zur Erde ~ドイツ宇宙紀行 2012初夏~ その3:KLMオランダ航空864便の機内食

2012-05-16 | 食べる
その2:ヨーロッパへの空の旅からの続き

空の旅の楽しみが、機内食。
「美味しくないし、とても食えたものじゃない」とか文句をいう人もいますが、僕は好きですよ。
味云々はともかく、高度1万mで温かい食事をするなんていう非日常なシチュエーションに、ワクワクするじゃないですか!

それでは、成田発アムステルダム行きKLMオランダ航空864便のエコノミークラスで味わえる機内食とスナックサービスを
どうぞご覧あれ!


まずは、離陸後シートベルト着用サインが消えてから配られるウェルカムサービスの飲み物とスナック。
飲み物はアルコール類も選べますし、旅の始まりは華やかにワインかハイネケンビールで乾杯!という旅人も多いことでしょう。僕も以前はそうでした…
でも、訳あってまだ打ち上がってもいない小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に帰還する2020年まで一切の酒を断つ!と誓ってしまった僕は、勿論ソフトドリンク。無難にダイエットコークを注いでもらいました。
スナックの小袋の中身は、ローストしたアーモンド。いかにもお酒に合いそうです(笑)

ウェルカムドリンクの後、機内が落ち着いてから出てくる1回目の食事。出発地時間に合わせて「昼食」となります。


和食か洋食が選べるのですが、洋食をチョイス。
オランダ陶器風の白地に青の模様入りのパッケージやチューリップのあしらわれた紙ケースがお洒落ですね。


パッケージを開けてみると、チキンがゴロンと載ったパスタが出てきました。
付け合せはシーフードサラダ、別に温めて配られるパンと、クラッカーとチーズ、デザートは桃のケーキ。


食後に配られるコーヒーとお茶も、陶器風デザインの紙コップに入って渡されます。
お茶は紅茶か日本茶が選べるようです。

1回目の食事が終わると、窓の日除けを降ろすように促されて機内は暗くなります。
後は寝るなり座席モニタで映画を観るなりお好きにどうぞ、という訳ですが、
この後しばらく経つと、唐突に「夜食」が配られます。


いつも突然出てくるので、運悪く寝込んでいたりすると貰えないスリリングな「夜食」、
今回のKLM便では日本のメーカーのアイスクリームとヨーロッパ製と思しきミネラルウォーターという微妙な組み合わせ。
ちなみに航空会社によってはコンビニ風のおにぎりや、機内用オリジナルブランドのカップ麺等、面白いものをくれる場合もあります。
長距離便の飛行機に乗る際は、寝過ごして夜食を食いっぱぐれないようご用心を!

シベリアを越えてスカンジナビア半島上空に差しかかり、いよいよアムステルダムが近づいてきた頃に、最後の食事サービスとなります。
2回目の食事は到着地時間に合わせて「夕食」ですが、日本時間だと既に真夜中過ぎなので「夜食その2」という感覚かも。


夕食もオランダ陶器風のパッケージですね。
パンは美味しいので二つ貰っちゃいました。KLMに限らず、ヨーロッパ系の航空会社の機内食で出るパンは大抵本格派で、とても美味しいのです。


パッケージを開けると、中身はマカロニでした。
これにチキンサラダとカットフルーツが付きます。昼食とかなり内容が被っていますが、よりヨーロッパ風に調理されているので、まあこれはこれでいいのかも。

2回目の機内食を食べ終えると、KLMオランダ航空864便は徐々に高度を下げ始め、アムステルダム・スキポール空港への着陸態勢に入ります。
いよいよ、ヨーロッパに到着です!

その4:ハンブルグに到着に続く

カリーヴルストを作ってみた

2012-03-25 | 食べる
ドイツはベルリン名物のカリーヴルスト(カレー風味のケチャップをかけた焼きソーセージ)。

(→遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その5 カリーヴルスト

年末年始のドイツ旅行ですっかりお気に入りになったカリーヴルストを、自己流で再現して作ってみました!
レシピも何もない、通りがかりの屋台で見かけた調理風景の記憶と勘だけを頼りにした日曜日の男の手料理です(笑)

準備した材料はこれだけ。

玉ねぎとトマトケチャップ、カレー粉、そしてソーセージ。


まず、皮を剥いた玉ねぎを切ります。
適当にざく切りにするだけでOK。カリーヴルストは、あくまで立ち食いのジャンクフードですからおおまかに適当に。


次に熱したフライパンにサラダオイルをひいて、玉ねぎを炒めます。
あまりしっかり火を通さず、半生くらいでよかった筈。


炒めた玉ねぎにトマトケチャップを投入。これでソースが出来上がり。


ソースを作る一方で、主役のソーセージもオーブンで軽く焼いておきます。


焼いたソーセージをぶつ切りにして、ケチャップのソースに投入。
あとは軽く煮込むだけ。


お皿に移して、仕上げにカレー粉を振りかければ完成!
日本で再現した、カリーヴルストです!!

早速、食べてみましたが…
う~ん、美味しいんだけど、
やっぱりベルリン市内のクリスマスマーケットで食べた本場のカリーヴルストとは何か一味違いますね。
試食してもらった伯母さん曰く
「ケチャップの味が強すぎるので、もっと玉ねぎを多めにしたほうがいいんじゃない?」 とのこと。なるほど。
それから、ソーセージももっと太いもののほうがいいですね。
でも、肝心のカレーの風味がちょっと物足りないのはどうしたものか…普通のカレー粉じゃ、やっぱりダメなのかなぁ。
本場ベルリンでは屋台ごとに特製のカレーパウダーを使ってるそうですからねぇ。


ちなみにこちらが今回参考にした、
ベルリン市内カイザー・ヴィルヘルム記念教会のクリスマスマーケットで食べたカリーヴルスト。
もっと本場の味に近付けるために、また今度練習して作ってみましょうかね!

あ、ちなみに僕のカリーヴルストは、金環日食の前日2012年5月20日に東京都内で開催予定の
宇宙クラスタBBQ大会2012で振る舞うつもりです。
天燈茶房亭主お手製のカリーヴルストを食べてみたい方は、是非ご参加を!

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その7 ルフトハンザの機内食

2012-03-01 | 食べる
(ドイツの飲み物の話の続き)

空の旅の楽しみと言えば機内食!という訳で、
今回の旅で日本とドイツの往復に利用したルフトハンザ ドイツ航空の機内食をご紹介。

先ずは、離陸後機体が水平飛行を始めた頃に出されるウェルカムドリンク。

「ノンアルコールビールはありますか?」
と聞いたところ、あいにく用意していないが代わりに…と勧められた
ビターレモンという炭酸飲料と、スナックの小袋。ビターレモンはドイツでは人気のあるソフトドリンクだそうな。


LH715便(東京成田→ミュンヘン)が日本の領空を出る頃に配られる「昼食」


洋食or和食の二択で、洋食をセレクト。
メインディッシュはビーフグラーシュだそうです。
これにポテトサラダとハム、巻き寿司が2つ付いて、デザートは果物。


こちらはLH715便のミュンヘン到着前に出てくる「夕食」


SUKIYAKI or パスタで、パスタを選んでみた。
メニュー表によるとバジル風味フィオレッリパスタとのこと。
デザートはメープルナッツケーキのコーヒー・カスタードソース添え。


日本へ向かうLH740便(フランクフルト→関西空港)の「昼食」


ビーフorチキンで、ビーフを選んだら出てきたこれは、
「牛薄切り肉、グリーンピース、にんじん、ライス」…とメニュー表に書いてあった。そのまんまです。
(ちなみにチキンだと鶏そぼろ丼だった)
これにサラダと、メニュー表には載っていない巻き寿司が付きます。
デザートはチョコレートケーキ。


LH740便の関空到着前の御朝食


メニュー表には「温かい御朝食」としか記載されていなかったけど、
ハッシュドポテトと目玉焼きとソーセージというドイツらしいメニューで旅を締めくくる趣向でした。


この他に、機内ではおやつのサービスも。

日本とヨーロッパを結ぶ長距離線では、機内が消灯された後に夜食が配られます。

定番のおにぎり、中身はさけ。
寝呆けているところにいきなり配られたので、写真を撮る前に封を切ってしまった(笑)

ちなみにギャレーに行けば、品切れになっていない限りはいつでも食べ物が貰える模様。

ドイツからの帰りの機内で、ギャレーで貰えるおやつを一通り揃えてみたらこんな感じ。
ルフトハンザオリジナルのパッケージに入ったケーキが美味しかった!

これがドイツの国内線だと、いきなり板チョコを一枚渡されたりする。


ドイツに限らず、ヨーロッパの人は大人も子供もチョコレートが好きみたい。
僕の隣の席に並んで座っていた白人の老夫婦、
板チョコを小さく割って分けあって仲良く食べている様子が何ともいい雰囲気でした。ああいうオトナになりたいね!

さてこの次は、ドイツの鉄道のこぼれ話などをしましょうかね。

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その6 ドイツの飲み物といえば…

2012-02-26 | 食べる
(カリーヴルストとドイツのジャンクフードの話の続き)

ドイツの飲み物といったら、何はさておきこれでしょう。


ドイツビール!!
…と言いたいところなのだが、実はこれ、ただのドイツビールではない。
2本ともノンアルコールビールなのだ。

実は僕天燈茶房亭主は、とある理由2020年まで酒を一切断つ と誓ってしまったのでビールも口に出来ない身の上。
なのでビールの聖地ドイツでもその芳醇なる味わいのことは忘れ、ストイックに断酒道を貫き通す!

…とは言え、やっぱりビール飲みたいよね。
元々大のビール好きだし、ドイツに来てるんだし(笑)

という意志薄弱な天燈茶房亭主の為にあるのが、ノンアルコールビール!
最近、日本国内ではかなり流行していますが、ドイツにもしっかりありました。
もっとも、ビールの聖地の国民からはやはり正統派とは見なされていないらしく、街の酒屋などでは殆ど見かけない。
外国人旅行者が行き交うフランクフルト空港の搭乗ゲート前のバーでようやく見つけた、
本場ドイツ産の瓶入りノンアルコールビールがこれ。
買うときにバーテンダーから「これはアルコール入ってないぞ!ホントにこれでいいんだな!?」と念を押されてしまいました。

味の方は、心なしか日本のビールメーカー各社が作っているノンアルコールビールよりも
風味が自然な感じがして美味しかった。
帰国後調べたところによると、ヨーロッパでは
「本物のビールからアルコールを抜き取る」という方法でノンアルコールビールを作っているらしい。
このやり方、日本のメーカーでは酒税法の関係で難しいのでやっていないんだそうだが、
絶対ヨーロッパ式の方が美味しいと思うぞ。

ちなみに帰国後に参加した飲み会で連れて行って貰った福岡市内のビアホールで、
ドイツで飲んだのと同じ銘柄のノンアルコールビールと再会しました。


日本で飲んでも、やっぱり美味しかった!

そう言えば、
ポーランドからベルリン経由してチェコへ向かう国際列車の食堂車でもノンアルコールビール飲んだっけ…



(ともあれ、2020年にはオーストラリアのウーメラ砂漠で「一筋の流れ星」を見ながら思う存分飲むぞ!
ひとくち目は“迎え酒” 虎之児 、続けてドイツビールだな!!)


しかし今回の旅行中は何も、ノンアルコールビールばかり飲んでいたわけではないですよ勿論。


これはポーランドのŚwinoujścieという街に泊まった晩に、ホテル近くの雑貨屋で買ったミネラルウォーター。
何故か緑茶(green tea)もあったので一緒に買ってみたが…
レモンティーです。日本茶とは全然違う飲み物でした。


ドイツにもお茶があった。
ベルリン中央駅のスーパーマーケットで見つけた、やたらと巨大な缶に入ったお茶はレモンティー仕立て。
ドイツ人やポーランド人はレモンティーがお好きなのかな?

旅先でちょっと不思議なものを飲んだり食べたりするのはやっぱり楽しいなぁ!
…という訳でこの次は旅先の、それも飛行機の中でしか食べられない食事、機内食のことでも書いてみます。

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その5 カリーヴルスト

2012-02-16 | 食べる
(ドイツの寿司の話の続き)

ベルリンの名物料理、と言う程でもないが地元の人に大人気の立ち食いジャンクフード、
それがカリーヴルストだ。
要するに「カレー風味のケチャップかけソーセージ」、実に単純で他愛もない食べ物。
でも、これが病みつきになる旨さなのです。


ベルリン市内のあちこちにある、カリーヴルスト専門のファストフード店でオーダーした
「標準的なカリーヴルスト」
焼いたソーセージを専用のマシンでブツ切りにしてケチャップをぶっかけ、仕上げにカレー粉をぱらり。
付け合せはマヨ(マヨネーズ)を添えたポンメス(フライドポテト)。
ドリンクとセットで4.99ユーロ也。


こちらはベルリン動物園の近く、カイザー・ヴィルヘルム記念教会周辺の
クリスマスマーケットのインビス(屋台)で売っていたカリーヴルスト。
炒めた玉葱と一緒にカレー風味のケチャップで煮込んである、ちょっと手の込んだスタイル。
閉店間際なので大盛りサービスで、値段も定価3ユーロを2ユーロに負けてくれた。


一方、ドイツでは新興勢力であるアジアンテイストのファストフード
老舗のカリーヴルストに迫る勢いで大攻勢をかけている。


こちら、ベルリンzoo駅の中にあるアジア料理専門のファストフード店で買ってみた鶏唐揚げヌードル。
中華料理風だが、何故かテーブルにはキッコーマンの醤油差しが。


かなりボリュームがあります。
ヨーロッパ旅行中に、たまには中華麺で気分を変えるのもいいかも。

ベルリン市内のスーパーマーケットでは、カップ麺も売っている。
ただし日本のカップラーメンではなく、タイ料理風と銘打っているが。



…これは正直、
「日本のカップラーメンがしみじみと恋しくなるような味」でした(笑)

食べ物の話が続いたので、次回はドイツの飲み物のことでも書きます。

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その4 ドイツの寿司BENTO

2012-02-15 | 食べる

(ドイツのおかしなお菓子の話の続き)

今や世界中に広まり、愛されている大人気の日本食、寿司(SUSHI)

僕は海外旅行に行った先々で、スーパーマーケットで売っているパックのSUSHIを買って食べてみるのが楽しみなのだ。
国によって、日本で食べる寿司に引けを取らない美味しいものもあれば、
もはや寿司とは次元が異なる何か別の食べ物に進化というか変化しているものもある。

勿論、話のネタ的に面白いのは「現地に適応しすぎて変わり果ててしまった『SUSHIのようなもの』なのだが…
味はともかく。

さて、ドイツはベルリンの中央駅にあるスーパーマーケットKAISER'Sで見つけたこのSUSHI、
いかにも几帳面なドイツらしい、きっちりとしたパッケージに丁寧に寿司詰めにされている。
ドイツ人の気質にSUSHIは合うのかも知れない。



パッケージを開けてみると、こんな感じ。
巻き物がズラリ。具はサーモンとエビがメインのようですな。

そして何故かケーキのホイップクリームのように上品に盛り付けられたワサビと、
日本から直輸入したと思しき魚のかたちの醤油入れ。
そういえば、どこの国のSUSHIでも醤油だけはやたらと本格派なんだよなぁ
(日本の醤油メーカー各社の、プロ○゛ェクトXばりの営業努力の賜物でしょうかひょっとして)

ちなみにこのSUSHI、PREMIUM BENTOと銘打っており価格も7.99ユーロとなかなか強気。
お味の方は…普通でした。話のネタ的にはつまらんな、残念(笑)
(※但し、日本人が食べても違和感なく普通だと感じるんだから、実際には相当レベルが高い味だと思われる。)

でもやっぱりドイツではSUSHIよりお肉、ソーセージが美味いよなぁ。
という訳で、明日は本場ドイツの屋台の立ち食いソーセージの話でもします。

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行番外編その1 ねこの駅で初詣!

2012-02-12 | 食べる


平成24年1月4日ロケットの聖地ペーネミュンデを訪ねる旅から帰国した僕は、
関西空港まで出迎えに来てくれた宇宙クラスタ鉄道部関西支部長と一緒に、
JRの関空快速と紀州路快速を乗り継いで和歌山をめざしたのだった…
(何故、帰国早々和歌山なのか?それは追々分かる)

和歌山駅に着いたら、ローカル鉄道の和歌山電鐵に乗り換え。
そのまま終点の貴志駅




この和歌山電鐵貴志駅、今ではすっかり有名になったねこの駅長・たまさん がいる駅なのだ。
…しかしこの日は、たま駅長は正月休みで不在のようだったが。

以前は典型的な田舎のローカル駅といった佇まいだった貴志駅、今ではたま駅長のおかげで観光名所となり、
何と水戸岡鋭治先生デザインの新しい駅舎まで建ってしまった。
何て恐るべきヤリ手なんだ、ねこの駅長の手腕恐るべし…


駅舎もねこ顔(笑)

ところで、この屋根に猫の目があるデザインは
バルカン半島辺りの伝統的な「魔除け窓」の建築様式を取り入れてますな。
←こういうのね。(2007年1月、ルーマニアのシギショアラで撮影)

猫目の屋根の下はこんな感じ。

駅舎の中は「たまカフェ」になっているのだ。
これがホントの猫カフェなのだが、今日はたまさんはいない。残念!

たまカフェで寛いで、関西支部長と新年早々男二人でねこ充・鉄道充したのだが、
関西空港から九州への帰りの飛行機の時間が迫っている。
名残惜しいがすぐに退散。

帰り際に貴志駅のプラットホームの脇へ。そこにあるのは…







貴志駅プラットホーム上には、3つ並んだ可愛い神社。

そう、今日はここまで初詣に来たのです!

和歌山電鐵を走る3つの個性的な電車の名前にそれぞれあやかった神社、
鉄道好きと猫好きにはたまらない御利益がありそうだね。
ちなみに「たまカフェ」では「たまみくじ」も売ってます(笑)

かくして慌ただしく初詣を終えて、やっと九州へ帰ったのでした
(関西支部長、正月から鉄道部の活動に付き合ってくれてありがとう)

そうそう、ねこと言えば、ドイツにいたねこも可愛かったな。
(次回、ドイツのねこの話に続く)

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行 6、プラハ行き国際列車

2012-01-30 | 食べる
ベルリン中央駅 コンコースのクリスマスツリー


遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行 5、国境の港街からの続き


Szczecin Główny駅から乗り継ぐのは、国際急行列車EC179。ALOIS NEGRELLI という愛称が付いている。
ポーランドのSzczecinからドイツのベルリン、ドレスデンを経由してチェコのプラハまで、途中2度も国境を越えて走る。




EC179に使用されているのはチェコの車輌で、まだ新車のようで車内もとても綺麗。
2等車はヨーロッパ伝統のコンパートメント(6人個室)。
見知らぬ同士の乗客が個室内で相席になるスタイルで、日本ではまず考えられない方式だが、束の間顔を合わせた乗客同士で思わず会話が弾んだりして、旅が楽しくなることもある。僕の好きなスタイルの客室である。

EC179には食堂車も連結されている。
日本では既にごく一部の寝台特急列車に残るのみの希少な存在となった食堂車だが、ヨーロッパではまだ昼間の列車にも食堂車が健在だ。


14:32、EC179は定刻にSzczecin Główny駅を発車。
すぐに食堂車へ行ってみる。




街中のカフェレストランのようなお洒落な食堂車の車内。
まだ発車直後のせいか誰も客がいないが、愛想のいいウェイトレスのおばさんが出迎えてくれた。

早速、メニュー表を見てみる。
ヨーロッパの国際列車の食堂車では大抵、その列車が経由する国・地域の名物料理をメニューに載せているので、列車の中に居ながらにして地元の味を楽しむことが出来る。



会計は列車の経由する各国の通貨で支払うことが出来るのも国際列車の食堂車ならではだが、最近はクレジットカードでも支払えるようだ。

美味しそうな料理がたくさん用意されているのであれこれ迷ったが、僕の好物のドイツ・オーストリア名物のチキンのカツレツ、シュニッツェルをオーダー。
しかし、ウェイトレスのおばさんによると「ドイツとの国境の駅を越えないと、料理を出せないのよ。ちょっと待っててね」とのこと。
ポーランド国内の走行時間はたしか30分程度だった筈なので、車窓を眺めながらのんびり待つ。



EC179はポーランドとドイツの国境と思しき駅に十数分停車してから発車。ここでもパスポートのチェック等は一切無い。
実にあっけない国境越えと、ポーランドとの別れだった。
そしてドイツに無事に戻って来られたことを祝って、ノンアルコールビールで一人、乾杯。
厨房からは、国境を越えるのを待っていたかのように、カツレツを揚げる音と香ばしい匂いが漂ってきた。


やっと出てきた、お待ちかねのシュニッツェル。
ウェイトレスのおばさんが「Bon Appetit!」と声をかけてくれたのが嬉しい。


シュニッツェルを食べているうちに、車窓はすっかり夕暮れになった。
食事を終えて会計を済ませる頃には、EC179はもうベルリン市内の高架線上を通勤客を乗せたSバーンと並んで走っていた。
ノンアルコールビールとシュニッツェル、合わせて356コルナ。これをユーロに換算して14.8ユーロ。

16:53、ベルリン中央駅に到着。





EC179はドイツ鉄道(DB)の101型電気機関車に牽かれて、さらにプラハまで旅を続ける。
プラハには何年も前に一度だけ行ったことがあるが、たしかあの時も大晦日に着いたのだった。教会の塔が並び建つ、美しい街だった。またプラハに行きたい…
などと想いを巡らせながら、EC179ALOIS NEGRELLI を見送る。


ペーネミュンデ、そしてポーランドの旅を終えて、再びベルリンに帰ってきた。
僅か2日間のことだが、多くのことを感じて多くのことを考えたせいか、随分と長い旅をしてきたような気分だ。

今夜は2011年の大晦日。ホテルにチェックインしてから、年越しの街を見に行こうか…

遙かなり、ペーネミュンデ 2011-2012東ドイツ・ポーランド紀行 7、ベルリンの蒸気機関車たちに続く

宇宙に一番近いラーメン屋さん

2011-11-17 | 食べる

日本でいちばん宇宙に近い町、鹿児島・大隅半島の内之浦。
日本で初めての人工衛星「おおすみ」以来、数々の科学衛星たちを打ち上げてきた宇宙科学研究所のロケット発射場・内之浦宇宙空間観測所がある、宇宙の入り口の町にそのラーメン屋さんはあります。

「まつわき」のラーメン。
手前が「中」、奥が「小」ですが、中でも他の店の大盛りサイズだ(笑)
そして、でっかい「おろしにんにく」のボトルが頼もしい!
シャキシャキのもやしが乗った、あっさり豚骨スープに太めの麺の、どこか懐かしい感じのする美味いラーメンです。
もやしに埋もれたチャーシューも、食べ応えがありました。


ラーメンを注文するとお冷と一緒に出てくる、サービスの大根の漬け物。
大根漬けがサービスで出てくるのは正統派の鹿児島ラーメンの特徴だとか。


そして、この潔いメニュー!
大中小のラーメンと、めし!それだけ!!でも、実は「裏メニュー」の生ビールもあるんですよね~
ラーメンも大根漬けもご飯に合うので、「小」とめしを頼むのが良いかも知れませんね。

場所柄から「宇宙関係者」の利用も多く、またロケットの打ち上げ時期には全国から結集した宇宙ファン・ロケットファンが集う店でもあります。
ロケット打ち上げを見に来る度に、ここでラーメンを食べるのが楽しみだという人もいるようですよ。

内之浦での打ち上げが決まった次期固体ロケット「イプシロン」が飛んだら、「まつわき」のラーメンで祝杯を上げたいですね!


JR新大阪駅の立ち食い・カレー定食

2011-09-13 | 食べる
そばとカレーを一緒に食べたい気分の時は、
まとめてカレーそばにしてもいいけど、かけそばとカレーライスをいっぺんに食べる手もありますね。
この時はよっぽど腹が減ってたんでしょうか、新大阪駅で九州行きの新幹線さくら号に乗る前に、在来線のプラットホーム上にある立ち食いそば店でカレー定食を食べています。

学生の頃は、平気でペロッと平らげていたんですがねぇ…
すっかりお腹一杯になって、九州に着くまでのさくら号の車中では美味しそうな駅弁を積んだワゴンサービスが行き交いますが、これ以上何も飲み食いする気になりませんでした(笑)

豊橋駅の立ち食い・きしめん

2011-09-11 | 食べる
JRの東海道新幹線と東海道本線、そして飯田線と名鉄、さらには駅前には豊橋鉄道と路面電車も集まって賑やかな豊橋駅。
ここは名古屋の食文化圏のようで、立ち食いのメニューもそばやうどんではなくきしめんがメインとなります。

濃口の出汁ときざみ揚げ、山盛りのねぎがのった豊橋駅の立ち食いきしめん。
実は僕は以前、豊橋の隣り町に住んでいたことがあるので、ここのきしめんはよく食べていました。だから懐かしい味です。
そういえば、あの頃は鰹節の削り節が入れ放題だったような…?
何しろ十年も前のことなので記憶も曖昧ですが、きしめん自体の味は以前と変わっていませんでした。