写真:熊本城二の丸・県立美術館辺り
今日は有給休暇消化で休日。
昨日から熊本県立美術館で開催されている「栄光のルネサンスから華麗なロココ─西洋美術400年の精華─ 」を観に来ました。
今にも雨が降りだしそうな天気で蒸し暑かったけれど、美術館のある熊本城の新緑が美しい。
さて「栄光のルネサンスから華麗なロココ」展、ルネサンスとバロックとロココを一度に楽しめる何とも豪華な内容で、ヨーロッパ美術の絢爛たる一面を一度に楽しめて何とも御腹一杯な展覧会でした。豊満、という表現が名実ともに当てはまる幸福な展覧会。
それでもエル・グレコのキャンバス地が浮き出た聖ペテロには、画が重ねてきた時代の流れの膨大さに思わず眩暈を感じたり。
展覧会を観てから、隣の熊本市立熊本博物館へ。
熊本博物館2階の一角にひっそりとある「自習コーナー」は僕の秘かなお気に入り。科学雑誌や文献資料が自由に閲覧できるこのスペースは、中学高校生時代に入り浸っていた学校の理科準備室や図書室の香りを感じることの出来る隠れ家のような場所。
独特の「本の匂い」に包まれて幸福な一時を過ごした後、プラネタリウムを見る。7月22日の皆既日食に関する番組をやっていた。そう言えばそろそろ皆既日食だなぁ、僕はJAXA種子島宇宙センターの射場一般開放で見るつもりだけど、肝腎の種子島行きの高速船のチケットが取れるといいが。
プラネタリウム上映後、思い切ってオペレーターのお姉さんに長年の疑問をぶつけて質問してみた。
「あの~、プラネタリウムに映し出される『熊本城から見た熊本市の風景』は、あれは写真なんですか、それともイラストなんですか?」
プラネタリウム投影の冒頭に行われる「今夜の熊本市から見える星座の解説」でドーム全周に映し出される風景が、写真なのか絵なのかよく判らず長年気になっていたのだよ。
果たしてオペレーターさんによると「あれはですね、イラストです」とのこと。何と、絵だったのか!いや~やっぱり聞いてみるもんだ。
「かなり以前に描いて頂いたイラストを使用してます。多分、30年くらい使ってますよ。市役所の建物が現在のビルになってますので、あの市役所が建った頃の風景を描いた絵じゃないでしょうか」とのこと。
「そうでしたか…!いや、僕ね、小学生の頃からこのプラネタリウムに通ってますけど、ずーっと気になってたんですよ。。。いや~長年の疑問が解けました!」
「でも、もうすぐこのプラネタリウムも設備を更新するんですよ」
「えっ、本当!?」
何でも、最新の投影機器を入れて動画の上映にも対応できるようにするとか。
「ということは、全天周映像の作品も上映出来るようになるんですか!?いや、実は僕、HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-というプラネタリウム作品を大阪で見ましてね、素晴らしい内容に感動したんで、是非地元の熊本博物館でも上映して欲しいと思っていたんですよ。もう暫らく待てば、熊本でもHAYABUSAを見られるようになるかも知れないんですね。」
設備更新完了後は、こけら落としに是非「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の上映をとお願いしてから、熊本博物館を後にする。
熊本城の駐車場に停めていたヴィヴィオ・ビストロに乗り込むと、梅雨のはしりの様な雨が降り始めた。
間もなく熊本は湿度が鬱陶しくも新緑の萌える美しい季節を迎えようとしている。
今日は有給休暇消化で休日。
昨日から熊本県立美術館で開催されている「栄光のルネサンスから華麗なロココ─西洋美術400年の精華─ 」を観に来ました。
今にも雨が降りだしそうな天気で蒸し暑かったけれど、美術館のある熊本城の新緑が美しい。
さて「栄光のルネサンスから華麗なロココ」展、ルネサンスとバロックとロココを一度に楽しめる何とも豪華な内容で、ヨーロッパ美術の絢爛たる一面を一度に楽しめて何とも御腹一杯な展覧会でした。豊満、という表現が名実ともに当てはまる幸福な展覧会。
それでもエル・グレコのキャンバス地が浮き出た聖ペテロには、画が重ねてきた時代の流れの膨大さに思わず眩暈を感じたり。
展覧会を観てから、隣の熊本市立熊本博物館へ。
熊本博物館2階の一角にひっそりとある「自習コーナー」は僕の秘かなお気に入り。科学雑誌や文献資料が自由に閲覧できるこのスペースは、中学高校生時代に入り浸っていた学校の理科準備室や図書室の香りを感じることの出来る隠れ家のような場所。
独特の「本の匂い」に包まれて幸福な一時を過ごした後、プラネタリウムを見る。7月22日の皆既日食に関する番組をやっていた。そう言えばそろそろ皆既日食だなぁ、僕はJAXA種子島宇宙センターの射場一般開放で見るつもりだけど、肝腎の種子島行きの高速船のチケットが取れるといいが。
プラネタリウム上映後、思い切ってオペレーターのお姉さんに長年の疑問をぶつけて質問してみた。
「あの~、プラネタリウムに映し出される『熊本城から見た熊本市の風景』は、あれは写真なんですか、それともイラストなんですか?」
プラネタリウム投影の冒頭に行われる「今夜の熊本市から見える星座の解説」でドーム全周に映し出される風景が、写真なのか絵なのかよく判らず長年気になっていたのだよ。
果たしてオペレーターさんによると「あれはですね、イラストです」とのこと。何と、絵だったのか!いや~やっぱり聞いてみるもんだ。
「かなり以前に描いて頂いたイラストを使用してます。多分、30年くらい使ってますよ。市役所の建物が現在のビルになってますので、あの市役所が建った頃の風景を描いた絵じゃないでしょうか」とのこと。
「そうでしたか…!いや、僕ね、小学生の頃からこのプラネタリウムに通ってますけど、ずーっと気になってたんですよ。。。いや~長年の疑問が解けました!」
「でも、もうすぐこのプラネタリウムも設備を更新するんですよ」
「えっ、本当!?」
何でも、最新の投影機器を入れて動画の上映にも対応できるようにするとか。
「ということは、全天周映像の作品も上映出来るようになるんですか!?いや、実は僕、HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-というプラネタリウム作品を大阪で見ましてね、素晴らしい内容に感動したんで、是非地元の熊本博物館でも上映して欲しいと思っていたんですよ。もう暫らく待てば、熊本でもHAYABUSAを見られるようになるかも知れないんですね。」
設備更新完了後は、こけら落としに是非「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の上映をとお願いしてから、熊本博物館を後にする。
熊本城の駐車場に停めていたヴィヴィオ・ビストロに乗り込むと、梅雨のはしりの様な雨が降り始めた。
間もなく熊本は湿度が鬱陶しくも新緑の萌える美しい季節を迎えようとしている。