海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

この道はどこへ行く道⁈

2021年10月22日 | for the Smile!
元気いっぱいに生まれ、
よく笑いコロンコロンと寝返りをうっていた娘が、
ある日突然、泣いてばかりでまったく動かなくなり…
それでも、診断はいつも「異状なし」。

何かがおかしいのに、どの医者も「大丈夫。」の太鼓判で、
真っ暗な長いトンネルからやっと抜けでられたのは
「レット症候群」の確定診断だった。
4歳2カ月になっていた。

10,000~15,000人に1人の発症率。
しかも、ほとんどが女児。
難病。
でも、これからやるべきこと「道」が見えた気がした。

病因となるMecp2遺伝子の研究も世界中で始められている。
「完治」に向けた動きも盛んになってきている。
そこに患者家族が関わり、協力できることがあるハズ。
だから「がんばろう」。

けれど…

2度目の遺伝子検査は、病因となる遺伝子は「なし」との結果に。
疑っていた遺伝子の「欠損」も「なし」。

なるほど…。
難病なわけだ。

今現在わかっているだけの情報や知識、研究では不十分だというのだ。
はっきり言えることは、病因Mecp2の治療法が可能となっても、
うちの子は「対象外」になった、ということ。

はぁ

「誰か、助けて!」と言いたくなる。
そして、気がつく。
誰かに助けてもらうのではなく、だから「助け合う」のだと。
娘の遺伝子は、全解析を行うことになった。
そのために両親の遺伝子の解析も必要らしい。

レット症候群の有病率(推定)0・008%(20歳以下女性)のうちの
更に5%の中に娘は入るとのこと。
現在は40種の病因となる変異が見つかっているという。
もしかしたら、41番目になるのかもしれないなぁ。

遺伝子治療が進み、完治の日がくると希望を持っていたけれど、
それはどうにも難しい話になってしまったようだ。
けれど、もし娘の遺伝子解析の結果、
新しい「何か」がわかれば、またきっと「道」ができる??
のか、はたまたそれは「ないけどね~」になるのかは、
やっぱり私たちの「助け合う」ということに関係してくるのかもしれない。

だから(結論)
今までやってきたチャリティグッズの販売や
レット啓発の活動が、微々たるものであったとしても、
けっして無駄ではないんだ。
と自分に言い聞かせて、よい道が拓けることを信じて行こう。



でもけっこうこの軽いショックから立ち直るのには、
時間が掛かりそうだなぁ…。

はぁぁぁ

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