タローちゃん(仮名)は、この日ご両親と一緒にやってきました。
子ども用車いす(バギー)に乗っています。
一見すると、身体を自由に扱うことは難しそう。
きっと全介助で、他人にすべてを委ねて生活しているに違いありません。
タローちゃんと目線が合うように腰を落として、横並びに座り
「よし! やってみよっか」
と声をかけると、若干右向きに傾いた顔をさらに右寄りに傾けて、
「ニコッ」
視線が合いました。
かわいい☺️💕
射的のゲームを立ち上げ、三枚のパネルを見せ
「タローちゃん、何が好き?」
「コーラ? それとも、ウ~ン…」
と言ったところで、ピンポーン!!
射的がオレンジジュースを打ち抜きました。
「わぁ!」😍
周りを取り囲んでいたギャラリーから
歓声が上がりました!
みんなが息をのんで、タローちゃんの射的を見守っていたのです。
大丈夫?
この子が本当に打ち抜けるの?
そんな不安は一瞬でかき消されました。
みんなの歓声に、「ドヤ顔」のタローちゃん。
ますます、かわいい😆💕
「タローちゃん、オレンジジュース?」
と聞くと、お父さんが、
「そうです。僕がオレンジ好きなんです!」
言葉を持たず、一見すると何もできなそうなタローちゃん。
彼の透き通った二つの瞳は、
決して、自由自在に動かせる瞳ではありません。
でも・・・
その瞳が
お父さんの好きなオレンジジュースを仕留めたのです。
タローちゃんが、
お父さんにプレゼントをしたい!という思いが、
自分の視線という力を使って、
自分自身の力で、オレンジジュースを選んだのです。
「ありがとうございます」という
お父さんの笑顔が、たまらなく眩しく弾けていました。
射的ブースにいたみんなから、たまらずに拍手が沸き上がりました。
私たちは、チーム愛もっとの千葉メンバーは、
この瞬間のために、今日まで走り続けてきました。
時には、息切れしちゃいそうな時もありました。
でも、会場のあちこちで沸き上がる歓声を聞きながら、
やってきてよかった✨✨
という思いに浸っていました。
「贈りものの国」と題したこのイベントですが、
本当は私たちメンバーの方が、みなさんからたくさんのプレゼントを
贈っていただいたのかもしれません。
昨年末から始まったこの企画に、
クラウドファンディングやボランティアで支えてくださった皆様。
長い間一緒に伴走していただき、本当にありがとうございました。
でも、実は今日がゴールではありません。
会場にいらしてくれた参加者の皆さんの笑顔から、
今日がスタートなんだよ、と教えられました。
EyeMoTを始め視線入力で広がる未来 を待っている子どもたちが、
全国にたくさんいます。
どうぞこれからも、チーム愛もっとのメンバーと一緒に
末永く伴走していただけたらと思います。
子ども用車いす(バギー)に乗っています。
一見すると、身体を自由に扱うことは難しそう。
きっと全介助で、他人にすべてを委ねて生活しているに違いありません。
タローちゃんと目線が合うように腰を落として、横並びに座り
「よし! やってみよっか」
と声をかけると、若干右向きに傾いた顔をさらに右寄りに傾けて、
「ニコッ」
視線が合いました。
かわいい☺️💕
射的のゲームを立ち上げ、三枚のパネルを見せ
「タローちゃん、何が好き?」
「コーラ? それとも、ウ~ン…」
と言ったところで、ピンポーン!!
射的がオレンジジュースを打ち抜きました。
「わぁ!」😍
周りを取り囲んでいたギャラリーから
歓声が上がりました!
みんなが息をのんで、タローちゃんの射的を見守っていたのです。
大丈夫?
この子が本当に打ち抜けるの?
そんな不安は一瞬でかき消されました。
みんなの歓声に、「ドヤ顔」のタローちゃん。
ますます、かわいい😆💕
「タローちゃん、オレンジジュース?」
と聞くと、お父さんが、
「そうです。僕がオレンジ好きなんです!」
言葉を持たず、一見すると何もできなそうなタローちゃん。
彼の透き通った二つの瞳は、
決して、自由自在に動かせる瞳ではありません。
でも・・・
その瞳が
お父さんの好きなオレンジジュースを仕留めたのです。
タローちゃんが、
お父さんにプレゼントをしたい!という思いが、
自分の視線という力を使って、
自分自身の力で、オレンジジュースを選んだのです。
「ありがとうございます」という
お父さんの笑顔が、たまらなく眩しく弾けていました。
射的ブースにいたみんなから、たまらずに拍手が沸き上がりました。
私たちは、チーム愛もっとの千葉メンバーは、
この瞬間のために、今日まで走り続けてきました。
時には、息切れしちゃいそうな時もありました。
でも、会場のあちこちで沸き上がる歓声を聞きながら、
やってきてよかった✨✨
という思いに浸っていました。
「贈りものの国」と題したこのイベントですが、
本当は私たちメンバーの方が、みなさんからたくさんのプレゼントを
贈っていただいたのかもしれません。
昨年末から始まったこの企画に、
クラウドファンディングやボランティアで支えてくださった皆様。
長い間一緒に伴走していただき、本当にありがとうございました。
でも、実は今日がゴールではありません。
会場にいらしてくれた参加者の皆さんの笑顔から、
今日がスタートなんだよ、と教えられました。
EyeMoTを始め視線入力で広がる未来 を待っている子どもたちが、
全国にたくさんいます。
どうぞこれからも、チーム愛もっとのメンバーと一緒に
末永く伴走していただけたらと思います。