海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

時間

2017年12月15日 | いろいろ


こぱんだサークル(育児サークル)で、来年の干支のわんこを作りました

タオルで簡単に出来ちゃうぬいぐるみです


『こぱんだサークル』は、6年前にできました。。。



「この子は、集団の中で生活させたほうが良いでしょう」

そう医師に告げられましたが、発達障害があり、成長が明らかに遅れている娘を預かってくれる施設はなく、

どこにも身を置く場所がなかった私たち親子。

それならいっそ、自分でつくろう…

そうしてできたのが、こぱんだサークルでした。


当時、転げ落ちるように症状が悪化し、強い自閉症状を表していた娘は、

同年代のお友だちが、楽しく歌ったり踊ったりしている様子をよそに、

ただ泣いているか、泣き疲れて寝ているか…

それでもいつかみんなと楽しめるようになる日がくる、と信じ 

母はじっとその日を待つ日々を送りました。

長かった一年。

幼稚園に入園を機に、卒業しました。


その後は、サークル卒業児を対象に「あらちゃんキッズ」というサークルを有志のママ友と立ち上げました。

娘に変化が現れたのは、確かこの頃だったと思います。




先生の目の前を陣取り、ギターをおねだり



お友だちとお歌を楽しんだり



遊びの輪にも加わるようになりました。


先生が大好きで、お友だちが大好きで、歌や踊りが何より楽しい

そんな子どもに育ちました。





あれから6年。。。

今日も、こぱんだサークルには、たくさんの親子が集まりました


娘が小学校に入学し、就学前児のサークルから遠ざかっていた私でしたが、

またこの場所に戻ってきました。


私たち親子が卒業した後も、こぱんだサークルは有志のママに大切に受け継がれ、

今もこの場を必要としてくれている親子がいます。

ママも子どもたちも、みんな弾けるような笑顔を見せ帰って行きました。


こども園や幼稚園のプレ入園が、流行りはじめ、

まだ幼いうちから施設へ預ける家庭がふえる傾向の今日この頃ですが、

こんな風に、ママたち主体で子どもと遊べる場所があってもいいと思うのです。


家庭の事情はさまざまでしょうが、

子どもたちの、この時期、この笑顔は、一時だけ。。。

少なくとも、私には、あの時のあの時間は、

6年経った今でも、かけがえのない思い出となって、

しっかりと心に焼き付いています





そして、いつか私もこんな素敵な時間を、子育て奮闘中のママたちに提供できるように。

ただいま修行の真っ最中です。




















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