さくらが咲いてるかなあと思ったのですが、もう1週間後とのことでちょっと残念。
東京で訴訟を起こしている原告の方の交流会で、医療講演をしてきました。北海道から東京原告となっている2名の方も参加して20人を超える方が集まっていて、とても熱心に聞いてくれました。久野さんという原告で実名を公表している方の函館での出会いがきっかけで、こういう交流会での講演が実現しました。いろんなことがつながっていると感動しています。
医療講演の後、みなさんの自己紹介を聞きながら、日頃の疑問点などへ、答えるという感じで、相談を受けているような感じでした。悩んでいることは、北海道の患者さんと同じような内容が多いんだなあと、ただ、医療費については北海道がうらやましいと言う声が聞こえてきます。しかし、本来医原病として、国がすべてを負担すべきだということを、忘れずにいてほしいと思います。そのためにも使って欲しくて税金頑張って払っていますしね。
肝硬変といわれて、後は肝がんになって死ぬだけだと受け止めている患者さんもいました。肝硬変はたしかに慢性肝炎(C型)の進行した状態で診断となりますが、慢性肝炎の肝臓が硬い時期と考えることで気持が楽になる方も多く、自分が元気になれる考え方で受け止めてもらえたらと思います。また、必ず肝がんになるわけではなく、肝硬変も治る人が出てきていることを、将来自分の肝臓も治る可能性があると言うことをあきらめないでほしいと思います。逆に希望を持つことが残酷である場合もあるという方もいますが、それは、患者さんがどちらで考えるかを決めることであると私は思っています。それ以上は医療者側からは言えないのかなとも思います。
小松弁護士さんがいろいろとセッテイングしてくれて、歌はあきらめないでと栄光の架橋と青い山脈歌ってきました。栄光の架橋は原告の方にはとても思い入れがある曲で、訴訟の辛さを思い出して泣くかたが多いんです。つらかったんだなあってこっちにも伝わってきます。青い山脈は、小松弁護士さん気に入ってくれたみたいで、よかったです。
3月15日の講演会のDVDと歌のCDも10枚くらい渡してきました。希望される方がいてちょっとホっとしました。
また、道外での講演の機会があれば、是非行ってみたいと思います。患者さんが安心してかかれる先生方への橋渡しも大切なことだなと実感しています。