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由仁・三川C型肝炎訴訟を支援する会 ホームページとブログ

2012年07月12日 | 肝炎救済に関連して

由仁・三川C型肝炎訴訟を支援する会のホームページと
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注射器肝炎の被害の拡大を予防すべき国に対して被害者の救済を求めた裁判の支援の会です。是非みていただけたらと思います。

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由仁の注射器肝炎 裁判 産経新聞 朝日新聞から

2012年07月12日 | 肝炎救済に関連して
産経新聞から
注射器使い回しで「放置した国、許せぬ」 肝炎訴訟で原告
2012.7.11 15:30
 北海道由仁町の診療所で注射器が使い回され、C型肝炎ウイルスに感染したとして、由仁町の患者ら約100人が、国に計約3億4900万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、札幌地裁(長谷川恭弘裁判長)であり、岩崎昭明原告団長(66)は「使い回しを放置した国が許せない」と意見陳述した。国側は請求棄却を求めた。
 岩崎団長は「医師は同じ針を付けた注射器で、流れ作業のように薬を打っていた」と自身の体験を証言。検査と治療の経済的負担や、差別に苦しんでいる現状も訴えた。
 訴状によると、原告は由仁町の二つの診療所(廃院)で受診した40~90代の男女とその遺族。1980年ごろまで注射器が使い回され、国は51年には論文で連続使用が肝炎の原因になると指摘されたのに医師への指導などを怠ったとしている。

朝日新聞から
由仁町 C型肝炎訴訟 国、請求棄却求める 2012年07月12日
■札幌地裁
 由仁町民ら約100人が、注射器の使い回しでC型肝炎に感染したのは、国が医療機関などに適切な指導を怠ったためだとして、1人当たり300万円(総額3億5千万円)の国家賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、札幌地裁であり、国側は請求棄却を求める答弁書を出した。
 原告側は、訴状などで町内2カ所の診療所(いずれも閉鎖)で、医師が注射器を使い回したためにC型肝炎患者になったと主張。「国は昭和26(1951)年には注射の使い回しが肝炎の原因になることは知っていた」とも指摘した。
 この点について、国側は「事実関係を調査中」とし、認否を留保。そのうえで「国が医師や診療所を適切に指導すれば肝炎の発生を防ぐことができた」との原告側主張については否認。「(当時の)厚生相の不作為と原告らの損害発生との因果関係があるのか必ずしも明らかではない」とも答弁した。
 原告団長の岩崎昭明さん(66)は法廷で「私や家族らは皆、同じ診療所に通って、C型肝炎に感染し、次々と亡くなっている。注射器の使い回しで感染し、皆殺しにされようとしている。そういう医療を放置した国も絶対に許せません」と意見陳述した。

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