太陽の周りを回っている彗星ですが、その内部には太陽系誕生時の物質が“新鮮”な状態で保存されているそうです。
表面近くの部分は宇宙線や太陽の熱で変性しているのですが、
氷や塵などがまじった内部は約46億年前の状態で残っています。
これは2005年にNASAの探査機ディープインパクトが接近した“テンペル第1彗星”の観測から分かりました。
縦14キロ、横4.6キロほどのテンペル第1彗星の核にディープインパクトの子機が衝突し、この様子をハワイの“すばる望遠鏡”で観測しました。
観測データからは彗星の表面を覆う炭化したちりが先に飛び散り、
後から内部にあったとみられるケイ酸塩の結晶が広がったことが分かりました。
物質の散らばり方から分析すると、表面の厚さはわずか数十センチだそうです。
なので1メートルほど掘るだけで46億年前の物質が手に入ることになります。
たぶん他の彗星でも同じだと思います。
今後の彗星探査の目安となり何かが発見されるといいですね。

表面近くの部分は宇宙線や太陽の熱で変性しているのですが、
氷や塵などがまじった内部は約46億年前の状態で残っています。
これは2005年にNASAの探査機ディープインパクトが接近した“テンペル第1彗星”の観測から分かりました。
縦14キロ、横4.6キロほどのテンペル第1彗星の核にディープインパクトの子機が衝突し、この様子をハワイの“すばる望遠鏡”で観測しました。
観測データからは彗星の表面を覆う炭化したちりが先に飛び散り、
後から内部にあったとみられるケイ酸塩の結晶が広がったことが分かりました。
物質の散らばり方から分析すると、表面の厚さはわずか数十センチだそうです。
なので1メートルほど掘るだけで46億年前の物質が手に入ることになります。
たぶん他の彗星でも同じだと思います。
今後の彗星探査の目安となり何かが発見されるといいですね。
