NASAの水星探査機メッセンジャーが、
2度目の水星スイングバイを成功させ、水星の高解像度写真を撮影しました。
これまで撮影されたことのない角度の画像もあり、
不鮮明だった地表の様子が鮮明に映し出されているんですねー

遅れていた水星探査
“メッセンジャー”は、NASAのディスカバリー計画の一環として行われている水星探査ミッションおよび探査機です。
“メッセンジャー”以前に水星に接近した探査機には、
1974年から1975年の“マリナー10号”があります。
でも“マリナー10号”では、
水星表面のわずか45%しか撮影できず…
なので水星は、太陽系でもっとも探査が遅れている惑星の1つでした。
ただ水星の探査には、
太陽から受ける膨大な熱、電磁波による通信障害、水星の公転速度が大きいことなど、
探査が困難な理由もあったんですねー
それが2000年に入って、
太陽系形成を研究するため、ようやく水星に興味がそそがれることに。
そして、次々に探査機を水星へ送る計画が立てられ、
その1つが“メッセンジャー”になります。
“マリナー10号”の調査では、
水星の物理的な性質以外ほとんど分からなかったので、
“メッセンジャー”では水星を構成する物質、磁場、地形、大気の成分などが、
調査されるようです。
水星への道のり
“メッセンジャー”は燃料節約のため、
地球、金星、水星と複数回のスイングバイを行いながら、
水星の周回軌道に接近することになります。
その結果、地球から水星まで最短距離では約1億キロのところを、
79億キロもの軌道を辿ることになります。
スイングバイとは、軌道修正を目的とした天体への接近通過のこと。
“メッセンジャー”は、
今年1月に最初のスイングバイを行われているので今回は2回目。
水星表面から200kmまで接近し、数百枚の画像を撮影したそうです。
公開された画像は、
再接近から90分後、約2万7000kmの距離で撮影されたもの。
画像中央からやや下寄りにクレーターが見えますよね。
これは“カイパー”といい、
NASAの探査機“マリナー10号”が撮影した画像で見つかっていたもの。
このカイパーの右側から端にかけてが、今回初めて撮影される領域です。
“メッセンジャー”は、
2011年3月には、史上初めて水星周回軌道に投入される予定となっています。
来年の3月以降には、水星の素顔がいっぱい見れそうですね (^^

こちらの記事もどうぞ ⇒ 水星に大量の“水の氷”
2度目の水星スイングバイを成功させ、水星の高解像度写真を撮影しました。
これまで撮影されたことのない角度の画像もあり、
不鮮明だった地表の様子が鮮明に映し出されているんですねー

遅れていた水星探査
“メッセンジャー”は、NASAのディスカバリー計画の一環として行われている水星探査ミッションおよび探査機です。
“メッセンジャー”以前に水星に接近した探査機には、
1974年から1975年の“マリナー10号”があります。
でも“マリナー10号”では、
水星表面のわずか45%しか撮影できず…
なので水星は、太陽系でもっとも探査が遅れている惑星の1つでした。
ただ水星の探査には、
太陽から受ける膨大な熱、電磁波による通信障害、水星の公転速度が大きいことなど、
探査が困難な理由もあったんですねー
それが2000年に入って、
太陽系形成を研究するため、ようやく水星に興味がそそがれることに。
そして、次々に探査機を水星へ送る計画が立てられ、
その1つが“メッセンジャー”になります。
![]() |
マリナー10号 |
![]() |
メッセンジャー |
“マリナー10号”の調査では、
水星の物理的な性質以外ほとんど分からなかったので、
“メッセンジャー”では水星を構成する物質、磁場、地形、大気の成分などが、
調査されるようです。
水星への道のり
“メッセンジャー”は燃料節約のため、
地球、金星、水星と複数回のスイングバイを行いながら、
水星の周回軌道に接近することになります。
その結果、地球から水星まで最短距離では約1億キロのところを、
79億キロもの軌道を辿ることになります。
スイングバイとは、軌道修正を目的とした天体への接近通過のこと。
“メッセンジャー”は、
今年1月に最初のスイングバイを行われているので今回は2回目。
水星表面から200kmまで接近し、数百枚の画像を撮影したそうです。
公開された画像は、
再接近から90分後、約2万7000kmの距離で撮影されたもの。
画像中央からやや下寄りにクレーターが見えますよね。
これは“カイパー”といい、
NASAの探査機“マリナー10号”が撮影した画像で見つかっていたもの。
このカイパーの右側から端にかけてが、今回初めて撮影される領域です。
“メッセンジャー”は、
2011年3月には、史上初めて水星周回軌道に投入される予定となっています。
来年の3月以降には、水星の素顔がいっぱい見れそうですね (^^

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