3年前に火星で発見された黒い筋模様。
これが、火星に液体の水が存在している証拠かもしれないんですねー
この黒い筋模様は“Recurring Slope Lineae:RSL(繰り返し現れる斜面の筋模様)”と呼ばれ、現在火星研究者の間でホットなキーワードになっています。
液体の水の決定的な証拠は、まだRSLで見つかっていないのですが、「水分なしでどうやって現れるのか?」が分からないんですねー
今回、NASAの火星探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”の画像データから、RSLが現れそうな中緯度付近の岩石質の崖を200箇所探し、RSLが見られる13地点を見つけています。
そして、RSLが残しているかもしれない鉱物などをスペクトル観測で調べ、この筋模様の発生に水が関連するかどうかが検討されました。
結果、塩や水の存在につながる材料は見つからなかったのですが、
ほとんどの地点で、鉄や鉄を含む鉱物がRSLのない斜面よりも豊富でした。
また、RSL自体と同様に、暖かい季節ほど鉄の鉱物の量も多くなるようでした。
1つの可能性としては、粒子の大きさによる寄り分けが地表で起こったことが挙げられるのですが、これは水がなくても可能なんですねー
でも鉱物の酸化や、水分の存在で色が変わった場合も考えられ、これらは両方とも水が存在したことを示しすのですが、直接水分は検出されていません…
観測範囲や観測時間帯(午後に限られている)の問題で、見過ごされている可能性もあります。
そして、もっと有力なのが、氷点の低い塩水が液体のまま流れたという説です。
水の流れが見つかったとなると、それが塩水であっても大発見になります。
これは、火星における現在の気候変動への理解に、かなりのインパクトを与えることになるんですねー
さらに、表面近くに生物が生きられるような環境が存在する… 可能性があるかもしれませんね。
これが、火星に液体の水が存在している証拠かもしれないんですねー
黒い筋模様バリキール・クレーターの岩盤が 露出した地点でとらえられた |
この黒い筋模様は“Recurring Slope Lineae:RSL(繰り返し現れる斜面の筋模様)”と呼ばれ、現在火星研究者の間でホットなキーワードになっています。
液体の水の決定的な証拠は、まだRSLで見つかっていないのですが、「水分なしでどうやって現れるのか?」が分からないんですねー
今回、NASAの火星探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”の画像データから、RSLが現れそうな中緯度付近の岩石質の崖を200箇所探し、RSLが見られる13地点を見つけています。
そして、RSLが残しているかもしれない鉱物などをスペクトル観測で調べ、この筋模様の発生に水が関連するかどうかが検討されました。
結果、塩や水の存在につながる材料は見つからなかったのですが、
ほとんどの地点で、鉄や鉄を含む鉱物がRSLのない斜面よりも豊富でした。
また、RSL自体と同様に、暖かい季節ほど鉄の鉱物の量も多くなるようでした。
1つの可能性としては、粒子の大きさによる寄り分けが地表で起こったことが挙げられるのですが、これは水がなくても可能なんですねー
でも鉱物の酸化や、水分の存在で色が変わった場合も考えられ、これらは両方とも水が存在したことを示しすのですが、直接水分は検出されていません…
観測範囲や観測時間帯(午後に限られている)の問題で、見過ごされている可能性もあります。
そして、もっと有力なのが、氷点の低い塩水が液体のまま流れたという説です。
水の流れが見つかったとなると、それが塩水であっても大発見になります。
これは、火星における現在の気候変動への理解に、かなりのインパクトを与えることになるんですねー
さらに、表面近くに生物が生きられるような環境が存在する… 可能性があるかもしれませんね。
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