国際宇宙ステーションの観測装置“MAXI”によって観測された、きわめて明るいX線放射。
この放射が、ひじょうに重い白色矮星の爆発直後の「火の玉」であることが分かったんですねー
そして、「火の玉」からの軟X線閃光の観測は、史上初になるようです。
“MAXI J0158-744”の爆発の瞬間
1時間半後には、
すでに検出できないほど暗くなっていた。
2011年11月に“MAXI”が発見したX線新星“MAXI J0158-744”は、約22万光年彼方の小マゼラン雲で起こった新星爆発です。
新星爆発とは、恒星の燃えカスである白色矮星が、
その表面にたまったガスで核融合爆発を起こす現象。
この天体は、通常の新星爆発時の約100倍の明るさの
軟x線(エネルギーの低いx線)を放射していました。
NASAの天文衛星“スウィフト”などのデータと合わせて詳しく解析したところ、
このX線放射が爆発の点火後約1時間の間に、星全体を包み込んだ「火の玉」からのものであることが分かったんですねー
新星爆発直後の「火の玉」からの軟X線閃光の観測は史上初で、
さらに“MAXI”でこの光を分析したところ、ネオンのX線輝線が見つかり、白色矮星が酸素とネオンで構成された重い天体なのが分かりました。
この天体が通常に比べきわめて明るかったことや、ネオンのX線輝線放射を含んでいたことは、これまでの新星爆発の理論に修正を迫ることになるそうです。
さらに、この白色矮星の質量が、白色矮星の重さの限界を越えている可能性があるんだとか…
この点も天文学に広く影響を与えることになるようです。
この放射が、ひじょうに重い白色矮星の爆発直後の「火の玉」であることが分かったんですねー
そして、「火の玉」からの軟X線閃光の観測は、史上初になるようです。
“MAXI J0158-744”の爆発の瞬間
1時間半後には、
すでに検出できないほど暗くなっていた。
2011年11月に“MAXI”が発見したX線新星“MAXI J0158-744”は、約22万光年彼方の小マゼラン雲で起こった新星爆発です。
新星爆発とは、恒星の燃えカスである白色矮星が、
その表面にたまったガスで核融合爆発を起こす現象。
この天体は、通常の新星爆発時の約100倍の明るさの
軟x線(エネルギーの低いx線)を放射していました。
NASAの天文衛星“スウィフト”などのデータと合わせて詳しく解析したところ、
このX線放射が爆発の点火後約1時間の間に、星全体を包み込んだ「火の玉」からのものであることが分かったんですねー
新星爆発直後の「火の玉」からの軟X線閃光の観測は史上初で、
さらに“MAXI”でこの光を分析したところ、ネオンのX線輝線が見つかり、白色矮星が酸素とネオンで構成された重い天体なのが分かりました。
この天体が通常に比べきわめて明るかったことや、ネオンのX線輝線放射を含んでいたことは、これまでの新星爆発の理論に修正を迫ることになるそうです。
さらに、この白色矮星の質量が、白色矮星の重さの限界を越えている可能性があるんだとか…
この点も天文学に広く影響を与えることになるようです。
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