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モバライダー mobarider

“パンスターズ彗星”が今週から見ごろですよー

2013年03月08日 | 流星群/彗星を見よう
今週、地球に接近する彗星“パンスターズ”が、
北半球の夜空では、肉眼で見えるほどの明るさで観測できます。

   メルボルンで撮影された“パンスターズ彗星”
   南半球では今年の1月以降に、明け方姿を現すようになった

“パンスターズ”は、ハワイのハレアカラに設置されたパンスターズ1望遠鏡を使って発見された彗星です。

発見時は、さそり座方向にあり、明るさは19.4等で恒星とは異なる形状で観測されました。

その後、ハワイのマウナケアにあるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)をはじめとする、
他の望遠鏡による確認観測で、彗星の特徴であるコマと尾があらためて確認されたんですねー

発見時の“パンスターズ彗星”までの距離は、約6.9天文単位で木星の軌道よりも遠い位置でした。
それが、肉眼で確認できる距離まで接近するのは今年が初めてで、太陽と水星の間を通過します。






“パンスターズ彗星”の軌道





最も明るく輝くのは、8日から来週半ばにかけてで、空がまだ明るい日没後の西の低い位置なんですねー
空が明るくて観測しにくいので、双眼鏡や望遠鏡を使うといいかもしれません。

これほど明るい彗星をみることができるのは、10~20年に1度しかないそうです。
よく晴れた日の夕方には、双眼鏡を持って出かけてみるとイイかもしれません。

そして、3月下旬からは、日の出前の東の空でも見えるようになるようですよ。


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