宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

宇宙で最も暗い星

2008年12月12日 | 宇宙 space
NASAの赤外線天文衛星“スピッツァー”が宇宙で最も光の弱い星を捉えました。
これまで、この星は平凡な褐色矮星だと考えられていたんですねー
でも明るさが、温度から見積もられる数値の2倍もあるんですよ。
どうもおかしい。っということで調べてみると、実際は光の弱い双子の天体だったとか… (^^;
明るさは太陽のおよそ100万分の1しかないそうですよ。
褐色矮星は恒星と惑星の中間の質量を持つ、太陽系には存在しない種類の天体。
褐色矮星の定義は複数存在していますが、一般には木星のおよそ13倍~80倍の質量を持つ天体を褐色矮星とみなしています。
そのような質量の天体では、(恒星と異なり)水素の核融合が起こらず、(惑星と異なり)重水素の核融合が起こります。
一方、質量以外では、重い惑星と軽い褐色矮星は、ほとんど同じ性質を示すと考えられています。
今後スピッツァーが備える超高感度の赤外線技術により、褐色矮星の進化の謎が解き明かされるかもしれませんね。
褐色矮星のイメージ図
褐色矮星のイメージ図


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