宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

ドライアイスではなかった火星の雪

2008年10月05日 | 火星の探査
NASAの火星探査機フェニックスが、火星に降る雪を検出しました。

現在、火星の気候は暖かいいので凍った二酸化炭素(ドライアイス)でなく、
水を主成分とするモノが雪の正体だと考えられています。


フェニックス搭載のレーダーで観測した結果、
時間と高度を表した画像に写っていましたよ (^^ 雲と下方に伸びる複数の筋です。



この筋が、雲から落ちてくる氷の結晶(雪)というわけです。
筋が曲がっているのは風にあおられているためなんですねー

雪は高度約4Kmにある雲から降り地表に届かずに蒸発してしまいますが、地表に到達する可能性もあるため現在もその証拠探しが進められています。

火星のどこかに(水の)雪が積もってたりするのですかねー
だとしたら火星で雪合戦ができるかも… (^^;


なお、フェニックスの観測がどうやら年末までのようです。

原因は発電量の減少です。

着陸間もない頃には地平線の下に沈むことがなかった太陽ですが、今では4時間以上も沈むようになっています。
このため太陽電池パネルによる発電量が週ごとに落ちているんですねー
ロボットアームが使えるのも10月末までとか…

ファニックスの運用チームでは、発電が止まる前に“マイクを作動させて火星の音をとらえる”ようです。

ひょっとすると火星人の話し声が… 聞こえるわけ無いか (^^;



今度のiPhoneキラーはノキアから “5800 XpressMusic”発表

2008年10月04日 | ~2010年 モバイル ・PC
これまで“Tube”と呼ばれていたノキアのタッチスクリーン携帯が、
音楽サービスに対応し“5800 XpressMusic”として発表されました。

iPhoneよりいいなぁー っと感じた点は、
FMラジオとステレオスピーカーを搭載していること。

あと、
WebブラウザがAdobe Flash Lite 3をサポートしているので、Flashでの動画再生に対応、
楽曲のダウンロードが1年間無制限のサービス「Comes With Music」に対応など
かなりAV寄りのスマートフォンに仕上がっていますね。

これをスマートフォンと呼んで良いか置いといて、
今スマートフォンが盛り上がってきている日本なので、
どこかのキャリアから出てくる可能性が高そうです。

OMNIA、BlackBerry Bold、Touch Diamond、Google Android? …
出る機種、出そうな機種いろいろありますが、年末から来年にかけて楽しみですねー (^^

欧州で年内発売、価格は279ユーロ、日本円だと約4万円くらになるようです。
8GB microSDが付くそうですよ。

仕様
3.2インチの触覚タッチスクリーン
3.2メガピクセルAFカメラ(デュアルLEDフラッシュ付き)
VGAフロントカメラ
A-GPS
HDSPA
ラウドスピーカー
加速度センサ…



サンディスクより、DRMフリー楽曲入りmicroSDカード「slotMusic」登場

2008年10月03日 | ~2016年 日記
レコードを経てCDを体験してきた世代としては、
メディアが手元に残らないダウンロード販売は気が進まないんですよねー

やはり思い入れがあるアーティストのアルバムは手元に置いておきたいもの…
このような私の思いが通じたのかどうかは別に置いておいて、物理的所有感を満たすメディアがサンディスクから出ます。

新発売のDRMフリー楽曲入りmicroSDカード「slotMusic」です。

4大レーベルのアルバムが容量1GBのmicroSDに入れられて販売されます。
ビットレートは最大320kbpsの高品位なMP3で、DRMフリーというオマケ付き。
オマケは特製USBアダプタも付くようです。

CDからリップしなくても、買ったその場で携帯電話や音楽プレーヤーで聞けるのは良いですねー

あと購入したという所有感を得るために、見栄えの良いジャケットが付いてくるとベストです。
ジャケットやライナーノーツも付いていて欲しいものです (^^

価格は既存のCD並みで、年末にアメリカで発売予定です。



新型ニンテンドーDS“DSi”

2008年10月02日 | ~2016年 日記
以前から様々な噂があったニンテンドーDSの新型が、
やっと発表されました。

名前は“DSi”。
DS Liteにかなり似ていますが、
“GBAスロットは無い”と“カメラ搭載(30万画素)”といった色々な違いがあるようです。

サイズ的には4mm広い幅、1mm長い奥行き、厚さは約2.5mm薄く、重さが4g軽く…
まぁー 触ってみないと分からない感じでしょうか (^^;
ついでに液晶画面も3.25インチと微妙にサイズアップしています。

11月1日発売で価格は1万8900円。
ホワイトとラックが出るそうです。



南極点からずれている極冠の謎

2008年10月02日 | 火星の探査
火星にも地球と同じように極冠があるのですが、
夏の間なぜか南極冠は南極点からずれた場所に表れます。

火星の南半球が夏を迎えると、南極冠の凍った二酸化炭素(ドライアイス)は蒸発が進み形を変えていくのですが、
その形が南極点からずれて広がっているんですねー

冬の間は南極点を中心に広がっているのですが、なぜ夏の間だけずれるのか… ?


火星探査機マーズ・エクスプレスを使い、
様々な高度で大気の温度などを計測して分かったのが“南極付近の気候が東西で大きく異なる”ことでした。

違いは中緯度の領域に吹く“強い東風”によって生じるようです。

東風が巨大クレーター(ヘラス盆地)に吹きつけ、
クレーター内部の壁にぶつかり大気中に波を生じさせます。

この波によって上層で吹く風の向きが変わり、
南極付近には“強い低気圧の西半球”と“高気圧の東半球”が出来上がります。

このため、
低気圧の影響を受ける西半球では気温が低くなり二酸化炭素が凍りますが、
高気圧の影響を受ける東半球では霜ができるだけになります。

で、西半球は表面がなだらかなので太陽光が多く反射されドライアイスが蒸発しませんが、
東半球では地面に生じる霜の粒子が粗いので表面がデコボコに…
結果、多くの太陽光を受けてドライアイスの蒸発が進み、極冠が南極点からずれてしまうというわけです。

地球でも風や海流の影響を受ける地域があります。
まぁー 同じような事が火星でも起きているという事でしょうか。