「新冠ウイルスを忘れて・・・」なんて翻訳がおかしいいからわからない。お昼の食堂のテレビでは福井県で26名の感染者と放送されていた。福井県も負けじと頑張っているようだ、国体じゃあるまいに。彼女も同じくニュースをみていたから知っていたのである。
会社の食堂は昨年の今頃と比べると食堂を利用する者が少ない、その為か除菌スプレーなどなくなっている。買ってまではやれないけれどおしぼりなど使えとあげている。まず手を拭いてテーブルも拭くように言ってある。食堂に入るときにドアのノブに触れる、テレビやレンジなどのコンセントにプラグを、リモコンにもふれる、レンジのスイッチにもふれるなど口にする直前に手を拭かねばいけないようだ。
社内では彼女達はマスクを着用していない、私は作業時は使用しないが(私は他の人と話をすることがない一人だから)今はマスクの着用がエチケットじゃないだろうか。
孫からハンバーグを買ってきてと頼まれ、妻が孫の家へ持って行ったとか。息子がいるので会社と聞いたら「会社の会議で一緒になった同僚が感染者、だからPCR検査を受けて結果がわかるまで休み」とか。妻は離れていたから大丈夫なんて、これで私も妻の濃厚接触者になってしまった。
ワクチンはいつ接種されるのか見当もつかない、一日も早く安心出来るようになって欲しいと願う。政府に要請するか検討、政府も要請があってから検討して発令となる。私はゴールデンウイークなんて予定もないし出かける気持ちもない。要請するまでに数日を要して発令までには一週間ほどかかっている。遅いんじゃないですか、自分はワクチンを接種したから大丈夫とアメリカまで出かけ、でも心配とインドなどにはいかないと。
新聞にはオリンピックまで後、数日とカウントダウンの欄があるが本当に大丈夫なの、安全なの?。政府はあてにならない、まずマスクの着用と手指の除菌が自分を守るのではないか。
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪府と東京都が菅政権に緊急事態宣言の要請をするべく動きだした。大阪府の吉村洋文知事は宣言が出されれば、直ちに人の動きを抑えるために飲食店や大型商業施設などに休業を求めたいと会見で語った。
一方、東京都の小池百合子知事も4月20日、自民党本部を訪問し、二階俊博幹事長と面会。小池知事は緊急事態宣言の発出について、「国との連携を図ることによって感染の拡大が収まる、ベストな方法は何か。連携を取らせていただく中で進めていきたい」と党本部で記者団に明かした。
しかし、官邸と菅義偉総理の動きは鈍いという。
「20日夜に5大臣会合が一応は開かれましたが、何も決まりませんでした。推移をみて週内に総理が決めると先送りです。緊急事態宣言は二階幹事長、加藤官房長官、西村経済担当相、田村厚労相もやるべきと言っています。しかし、菅総理は乗り気ではない。官邸はいま、総理のワンマン体制なので必然的に茶坊主の和泉補佐官や坂井官房副長官も後ろ向きになる。表向きの理由は、宣言を出して休業要請すると、多くの国費が必要となり、経済的にダメージが大きいこと。麻生財務相の顔色をうかがい、経済最優先を掲げていますが、さすがに今の状況でその理屈はおかしい」(官邸関係者)
本当の理由は別のところにあるという。前出の官邸関係者が続ける。
「このまま緊急事態を発出すると、今回も一番先の18日に言い出した小池知事の手柄になるからです。だからこそ、都道府県に『まずは飲食店の見回り隊をしっかりやれ!』『繁華街の練り歩きを知事自身がやったのか』などと難癖をつけ、要請をいったんは保留にしました。(要請とは関係なく)『総理が自ら決断した』と演出して発出したいそうです」
菅総理の「小池嫌い」は有名で永田町、霞が関で知らぬ者はいないという。今年1月8日に発出された首都圏1都3県を対象とする緊急事態宣言は、グズる菅総理が小池知事に押し込まれる形となった。小池知事の政治手腕を評価する声は上がる一方、官邸では「わきまえない女」として酷評された。
小池知事は20日、菅総理よりも二階幹事長に会って緊急事態宣言を直訴。官邸とますますこじれているという。
「小池さんは幹事長室で医療崩壊危機と緊急事態宣言に向けた重大な決意などをかなり強い口調で説いた。小池さんはこの危機的状況を政局にしてはいけない、とさすがに『わきまえている』とのことです。しかし、菅総理の威厳とプライドを守る、という『わきまえ』が相変わらず、足りなかった。そこに尽きるでしょう。最近の官邸では小池対策が重要なテーマになるくらいです。小池さんがどう動くかを想定してコロナ対策を行うなんてまさに本末転倒です。小池さんを過剰に意識し過ぎだとみな、呆れています」(自民党関係者)
一方、菅総理と小池知事のバトルで「蚊帳の外」となっている大阪の吉村知事。しかし、さる政府関係者は「大阪と兵庫は既に緊急事態宣言要請・発出のタイミングを過ぎている」と危機感を募らせる。
「大阪、兵庫では、緊急事態宣言状態のメルクマールであるステージ4を概ね全ての指標でとっくに超越しています。本当に大阪は日本では経験したことのない、災害時のような医療崩壊が発生しています。吉村知事としたら、大阪は菅総理の外遊に“忖度”し、宣言要請を帰国後の20日まで待ったのだから、そろそろ宣言を出して欲しい。でも、官邸からは『前回の緊急事態宣言を1週間も前倒し解除させておいて、自業自得だろう』という恨み節も聞こえます。週内には大阪、兵庫には発出されるだろうが、遅すぎます」
しかし、こうした緊急事態宣言もワクチンが国民に行き渡るまでの「一時しのぎ」でしかない。だが、肝心のワクチンが届かないからこそ、3度も宣言を出さなければいけない悪循環となっている。
菅総理は米国から帰国後、その成果として16歳以上の国民全員分のワクチンについて「9月までに供給されるめどが立った」と胸を張った。しかし、実情は違うという。
「恥ずかしいことに菅総理とファイザーとの電話会談は公表の10分より短く、ほんの数分でした。河野大臣は『実質的に』、総理は『めど』と発言しているとおり、何ら契約上の担保はありません。5000万回分の追加と説明しているようですが、口約束に過ぎません。一国の総理なのにファイザートップに対面面談を断られ、赤っ恥をかきました。9月末が調達のメドというのは『選挙対策か』と霞が関では失笑が漏れています」(前出の政府関係者)
自民党の新型コロナウイルス感染症対策本部長を務める下村博文政調会長は、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種について「自治体によっては医療関係者の協力が足りないので、今年いっぱい、場合によっては来年春までかかるのではないか」と越年する可能性に言及している。
「安倍官邸も別の意味で酷かったですが、菅官邸にはもはや政策と理性がなく、頭の中にあるのは、政局とそれによる内閣支持率アップだけです。今週末の内閣支持率がどうしたら上がるか。どうやったら誰に邪魔されることなく、菅総理が主役を演じられるシナリオを作れるか。それを最優先に動いています」(前出の官邸関係者)
東京で緊急事態宣言が再発出されれば、菅総理がせっかくバイデン大統領から支持を取り付けた東京五輪開催も危うくなる。菅官邸にいよいよ退場の時期が迫っているかもしれない。