中電から電気料金の値上げ通告があった。表向きは「値上げのお願い」と言っているが、「嫌だと言ったらどうなる?」と聞いたところ、返事は「どうしようもありません(呑んでいただくか、通電を止めるかどちらかしか選択出来ません)」と。
弊店で年間26~27万円以上の値上げになるそうです(月2万円強・消費税UPもあり、率にして10%以上の経費増という事になります)。 世の中の悪徳業者と同列にするわけではありませんが、一方的に値上げができるのは、いい商売ですね。弊社が中電以外から電気を買うことは事実上不可能ですから・・・。
<参考>中部電力株式会社との共同プロジェクトによる発電事業会社の概要 (東電HPより)
もう一つ、我々(私だけかも)には理解できないのが、東京電力の常陸那珂火力発電所内に東電と共同で発電設備を作るという事業です。事実上中電が東電のためにお金を出して発電所を作るようなものだと思えます。
発電所が悪いと言ってる訳では有りません。これによって中電はどれだけの利益が出るのでしょう。その利益によって、中電の料金(我々の支払い)が下がるなら良いが、単に東電の代わりに発電所を建設(増設)しているならば、・・・。さらに原価主義により逆に経費増となり、結果は原価(経費)が増え電気料金が上がることとなります。他社(東電)への電気販売収益はH32年からです。原価償却費もH32からならまだしも、即加算されると総原価は増え、結果値上げの理由となるのでは・・・?東電に、60万キロワットの発電全量を販売したとして、いくらの収入なんですかね(原価+αの10円でフル発電販売したとして年間500億円強?(東電の売上6兆4000億円の1%にもならないようですが)また、消費者への売電は30円程度ですから、結構儲かるような気がします) 計画によれば発電はH32年度からですが、工事は26年から始まります。営業費は先に増えると思われますが・・・、税理・会計の事は良く分かりません。分かりやすく説明して欲しいものですね。
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原価主義とは、電気を生産し販売するために必要な費用(総原価)と電気の販売収入が等しくなるように電気料金を決めることです。
総原価の計算は、法令で定められたルールに従って、将来の一定期間(1年単位)における燃料費、修繕費、購入電力料、減価償却費、人件費、公租公課などから所定の額を差し引いて行います。
電気事業連合会のHPより
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消費税は3%UPというが、何故か10%UPです。しかも肝心な部分は十分な説明も無く…。更に消費税がUPすれば、また値上げです。ところが、太陽光発電による売電価格は変化なし。中電からすれば、「買うのは安く売るのは高く」です。中電からのよく分からない説明(?)では、(東電の値上げが8.46%に対して、何故か浜岡原発を停止しただけの中電さんが)「平均1.34円/kWh(8.44%)もの値上げ(赤字だから値上げ)+消費税UP分(3%)=11.44%」となると言う。弊社の利益だけでなく皆さんの給与もそれ以上に増えれば良い訳ですが、以下であれば結果可処分所得は減ることになり、いよいよ日本は住みにくくなっていくのでは・・・。 (突然ですが、電力会社の政治献金も営業費の一部なんでしょうか?)
やだねえ!
そこで発電コスト(H16年)の安い(?)原発をという論調も活発である。今回の値上げの最大の理由は、円安による化石燃料の価格が高騰したという事だそうだ(H16年当時1ドル120円ぐらいでの試算でしたが、今円安だと言っているがまだ1ドル103円ぐらいです)。では、原発を再開すれば料金は下がるのかね。ちょっと、おかしな話ですね。円安を理由に値上げを言っているのではなく、東電を助けるために値上げを言っているような気がします。電気が無くなれば、もちろん日本経済は成り立ちません。
今回の地震・津波によって原発に事故が起き、東電は倒産状態となりました。倒産を回避するために税金が使われています。事故が起きないまでも、将来(使用済燃料の処理施設方法も現状決まっていないまま)廃炉にした時には、その費用は営業費の一部になるのでしょうか。ならば、発電コストは化石燃料の高騰の比ではないのではないでしょうか。電気は輸入できない。でも、その原料(化石燃料)は輸入に頼っています。発電コストによれば、石炭火力による発電コストが化石燃料の中で最も安く発電できるようです。原子力と同程度安いらしい。将来の廃炉コストを考えると石炭火力が最安価での発電らしい。原発がダメなら石炭火力といったところなんでしょう。
H26.06.02 加筆 発電コスト(H16年)の安い(?)原発 のリンク先が消されてしまいました。 原発の発電コストが最も安いと言っているが、こうして事故が起きるととてつもない費用が掛かる。何もない時は原価主義に基づいてしっかりと利益を取っていながら、いざ、事故が起きたら国民から金(復興税など)を集めている。次に安いといわれているのが石炭火力だが、環境に対する負荷は大きい。環境にやさしい自然エネルギーは、発電コストが高いというが、地球規模でかつ、100年200年500年先のことを考えたら、自然エネルギー発電は最も重要であると思われますね。 発電コストについて。
浜岡原発(朝日新聞より)
一方、円安に進んだためにこのところトヨタなど輸出産業は潤っているようです。貿易立国の日本としては、円安によって本来は経常黒字になる筈ですが、逆に貿易収支は赤字です。しかも、過去最大級とか・・・。
なぜ?
その最大の原因は先ほど言ったように、化石燃料の高騰だそうです。黒字にならなければなりません。赤字のままでは、日本は貧乏になっていきます。貧乏になるという事は、皆さんが貧乏になるという事です。
基本は「入りを測って出を制する」。
輸出(入り)を増やし、輸入(出)を減らすことです。輸入を減らすという事は、化石燃料による発電を減らし、自然エネルギーによる発電(太陽光・風力・水力・波動・地熱など)で賄えれば、化石燃料高騰による発電コストの上昇は無くなる、あるいは低減を進めることができます。今は一時的に設備投資が多くなるかもしれません。でも、将来に亘っての化石燃料コストによる永続的赤字は回避でき、我らが子孫に負担を押し付けることも無くなり、地球にも優しくできます。設備投資をするという事は現在の国内の景気を押し上げる意味(グリーン・ニューディール政策)もあると思います。
子子孫孫のことを思い、今なすべきことをじっくり考えれば、無尽蔵な自然エネルギーを安定的に安価に利用できる方法を今真剣に考えても良いのでは…。
昔、箱枕 今、快眠オーダー枕
とりあえず、嫌なことは忘れて、枕を高く(?)して ぐっすりと寝たいですよね。でも本当にぐっすり寝るためには将来の憂いも無くぐっすりと寝られることが大切なのでは・・・。 (高すぎる枕は百害あって一利なしです。ピッタリの枕は、快眠ひろばのオーダー枕で!)
政治的な話は書きたくないですね。書いてても、嫌な気分になります・・・
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