先日のイワタのラークオールを納品した時、代わりに引き上げたキングスダウンマットの解体の様子です。(奥様のお話ではキングスダウンだと言われましたが、キングスダウンの表示はどこにもありませんでした。)
洋風の窓のため、階段を使ってしか下ろせません。搬入した時はプロの運送業者だったそうです。階段周りの明かりを全て外してから、数人がかりで搬入されたそうです。
我々は、従業員と二人での搬入搬出です。搬入はセミダブルですから問題ありませんが、搬出品はダブル、しかも厚さが35㎝ほどありました。そのままでは到底搬出できませんので、お部屋でマットを半分に切断しました。100x150㎝程度に大雑把に切断しました。
①写真はダブルクッションの下層部です。
② 上層部のマットの中心コイル部分です。基本ボンネルに、腰の部分を硬くする為(?)のポケットコイルが組み込まれています。
③④
③と④は②のマットの上に重なっていた詰め物(?)部分です。厚さだけでも10㎝以上ありました。これだけ厚い詰め物ですから、コイル、しかもWクッションである理由は全くわかりませんね。約35㎝のマットの厚みのうち、詰め物は上下で約15㎝、コイルは約20㎝という計算になりますね。
化繊綿・ウレタン・ラテックス(天然ゴム)・ウレタン・化繊綿と積層されてました。なお、写真は撮り忘れましたが、マットの下層綿は化繊綿・ウレタンの2層のみでした。つまり、このマットは表裏がはっきりしており、裏返すことはできません。いつも同じ面を使うためヘタリも早いと思われます。
⑤
⑤は②に使われていたポケットコイル(?)です。真中は袋から取り出した状態、右端は手で引っ張ったら伸びたままのコイル(焼入れの無い生のコイルですね)
分解するほどに、良い素材は使われているとは思いません。ショールームで横たわれば、気もい良いかもしれませんが、業界用語(?)的に言えば「パッと寝の良い売りやすいマット」ですね。15㎝厚の敷きふとんで、しかも、化繊綿・ウレタン・ラテックス・ウレタン・化繊綿の積層された敷きふとんとどこが違うと言えるんでしょうか?厚化粧の成金ママみたい・・・ちょっと言い過ぎかな(スミマセン)。
もちろん、良いと評価されるお客様もいらっしゃいます。貴方はどう思われますか?
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
ムートンをお探しなら、Watakei まで。じっくり比較できます。