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弘前バッハアンサンブル

2024-09-22 21:57:36 | 爺の寝言戯言独り言・・・旅/国内

 一週間前のことです。

 久しぶりの東京です。柄にもなく「弘前バッハアンサンブル」公演を聞きに行きました。西尾→豊橋→東京→四ツ谷と名鉄・新幹線・中央線と乗り継いで、紀尾井ホールへやってきました。

 東京駅に着いたのが12時少し前。そこで、東京駅構内で近畿大学水産研究所が経営する(?) GRANSTA  TOKYOで昼食を戴きました。

 一番のお薦めという「近大紅白手桶寿司」を戴きました。値上げされたようで 2,700円でした。でも、メチャ美味しかったです。

 目的地は 紀尾井ホール です。

 紀尾井の名は 紀州徳川・尾張徳川・井伊家の大名屋敷があったことから付けられた町名だそうです。そして、麴町税務署。全国の税務署の中でトップの税務署だそうです。庶民には関係ない超セレブな町のようです。尾張名古屋藩屋敷跡の石碑が立ってます。

 紀尾井ホールの前はホテルニューオータニ。東隣はハウス食品本社。開演の50分ほど前に着きました。1時30分開場と聞いてましたが、15分には開場。全席自由席なので舞台正面の且つホール全体の前から三分の一あたりに席を取りました。

 

14時開演です。

 プログラムは ①カンタータ第71番 ②カンタータ第68番 ③カンタータ第207a番 でした。

 正直、生まれて初めて聞く音楽です。申し訳ないが全くこの音楽のすばらしさが分りませんでした。

 

 以前にも書きましたが、弘前バッハアンサンブル主宰の島口和子氏とは52年ぶりの再会です。お互いに爺・婆になりました。

 そして、弟さんがcembaloの製作工房をされていると聞きビックリ! 終演後の後かたずけの最中に挨拶をさせていただきました。ご兄弟で、世界を股に頑張って見えるのは、きっと世界を股にかけていたお父さん(確か外国航路船員)の影響でしょうか、素晴らしいご兄弟ですね。

 

弟さんである cembalo製作家 島口孝仁さんの記事を以下に紹介させて戴きます。

 

 

チェンバロ制作家・島口孝仁さんを訪問

テーマ:
   チェンバロやフォルテピアノ(弾く、読む)
 もう1年前になりますが、昨年9月、東武東上線沿線にあります、青森県弘前市出身の世界的なチェンバロ製作家、島口孝仁さんの工房にお邪魔しました。

 島口さんは、現在の青森県弘前市の出身で、現代ピアノの調律士として当初活動した後、チェンバロ製作家堀栄蔵さんのもとでチェンバロの製作を学びました。

 島口さんは、現在は日本を代表するチェンバロの製作者で、グレン・ウィルソン先生と芥川直子先生からドイツでの楽器整備の依頼も受けるほどの活躍を見せています。先日の、渡邊順生先生の「ゴールドベルク変奏曲」の演奏会でも、渡邊先生のマルティン・スコヴロネック製作のチェンバロの調律を島口さんが行っていました。渡邊順生先生の演奏会の調律は、大体は島口さんと、そして堀栄蔵工房の同期の池末さんで行っているようです。

早速、2000年に製作したタスカンモデルのフレンチ2段鍵盤チェンバロを弾かせていただきました。

 膠で接着し、そして鳥の羽の爪を装備したチェンバロは大変に弾きやすく、軽く弾けば軽く弾くほど弾きやすく音楽的になり、なおかつ楽器が鳴るという、良い古楽器の特徴を持った楽器でした。

 また、17世紀後期イタリアンモデルのチェンバロ(特定のモデルは無し)も弾かせていただきました。

 歯切れの良い音色がイタリアンチェンバロの特徴ですが、フレンチと比較するとはっきりその特徴が出ていました。

 私も弘前のすぐ近くの黒石市出身ですし、うちの母は島口さんのお姉さんと40年位前、密接なお付き合いがありましたので、そういった思い出話もしました。

 そして何より大事な思い出話は、島口さんが池末さんのお手伝いとして参加した、1999年2月15日のカザルスホールでの演奏会、オルガ・トヴェルスカヤの演奏会の思い出話でした。

 調律を行なった池末さんとは異なり、池末さんのサポート役だった島口さんは裏方役で、演奏はあまり覚えていないそうですが、「美人だった」ことはよく覚えているそうです。。。(池末さんは彼女の音楽を事細かに記憶しています)

 あっという間に1日が過ぎました。

 弘前では、島口さんのお姉さんが関わるアマチュア合唱団&オーケストラと関わっている方には知られていますが、それ以外の方には全然知られていないのが残念です。私も、ドイツ・ヴュルツブルクの芥川直子先生からお話を伺うまで、島口孝仁さんの楽器のことは全然知りませんでした。

 島口さんが製作した楽器は世界的な一級品です。現在のところ、納入は2年待ちです。

 お値段もお伺いしましたが、世界レベルで使えるコンサート楽器なのに、ずいぶんお安い値段でした。

 ちなみに、その1年後、モダンチェンバロメーカーのノイペルトのスピネットのお値段を知ることになりますが、あまりの値段の高さにびっくり。。。躊躇せずに、島口さんのような優れた製作家に発注したいものです。島口さんはチェンバロとクラヴィコードを作っています。クリストフォリモデルのフォルテピアノの製作も検討したことがあるそうですが、結局実現はしなかった模様です。

 

 

 

コメント
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