枕を持って来られました。「低いからもっと高くして欲しい」と。
xx西川の枕です。
高い・普通・低めの3タイプある枕です。一番高さのある枕です。ご来店戴いたのは、80歳代のお婆ちゃんです。中を見ると粒綿がぎっしり入ってました。友達がこの枕が良いと言うので買ったという訳です。
この枕は、弊店で販売したものではありません。隣のふとん屋さんで、買ったものですが、勘違いして弊店へ持って来られたのです。既に、粒綿がしっかりと入っており、もうこれ以上は無理といった様子です。なんとか、高くする方法は無いかとあれこれ見まわしましたが・・・、たとえ頑張って入れたところでほとんど高くはなりません。
あれこれ、お話をしながら、枕の下にバスタオルを敷いて、高くして寝られることを申し上げたところ、既にそれはしているという事でした。更に、話を聞くと、もっと高くだけでなく、もっと柔らかい感触の物を探しているという事でした。
偶然、前のお客様が試された爺の発明したダウンピローを触って「この感触がいいなぁ」と言われ、その枕で高さに挑戦してみました。。
ダウンピロー上層部 +基本ベース
普通は写真のような基本ベースを下に敷き込ます。ところがこれだけでは低い枕になります。上層部を3個重ねた以上の高さを希望されてます。ここ半年で背中が更に曲がり、猫背の姿勢がさらに強くなって来ました。今回は弁当箱のようなベース(下の写真)を、しかも3㎝と4㎝と2枚重ねて入れることにしました。
+ 3㎝&4㎝のベース
計算上ではおよそ、10㎝程度(見た目は14~15㎝の高さ)となりました。一般の方ではとても高い枕であり、首に負担がかかります。今回のお婆ちゃんは、背中が曲がり「猫を背負ってる(ネコヲショッテル)」姿勢のため、こんなに高くても大丈夫なのでしょう。
快眠ひろばの測定(理論)では、決して出てこない形であり高さでした。お婆ちゃんの好みを優先した枕です。もちろん、一度で完璧な枕ができるとは思っていません。何度でも調整をしながら、快適な枕に一歩でも近付けたいと思います。
枕を売ってるのではなく。快眠を売ってます、から・・・。
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