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一戸建てとマンション・・・定年後はどうする?

2008-04-30 19:12:19 | 高齢者の眠り・介護・住環境と悪徳商法

団塊の世代である私も、そろそろ定年後のことを考え始るお年頃でもある。

商売人に定年は無いかもしれないが、とりあえず年金生活者になる65歳を定年と考えておこう。

先日、お客様と雑談をしていて、「リフォームして一戸建てに住み続けるか」それとも「最新のマンションに住み替えるか」という話になった。

取り留めのない話であったが要は、ご主人は「住み慣れた我が家をリフォームして住みたい」、一方奥さまは「家事がやり易く、かつ庭の草取りがしなくて良い、さらに防犯のこと地震のことなど考えれば最新のマンションに住みたい」ということだ。

男性は理論的、女性は感情的というが、今回は全く逆のようだ。

 

眠りのプロ(?)と自負している私が考える、高齢者の睡眠環境(寝室・眠具)の事なら、少しは話ができる。

 先日もこのブログで書いたが、

高齢者の眠りは、若い頃と違っていろんな問題が生じてくる。
(1)寝付きが悪い
(2)睡眠量が少なくなる…早く目が覚める。
(3)日中の居眠りが多くなる。
(4)中途覚醒…夜中に目が覚める、そして再入眠に時間がかかる。

 

このような睡眠障害が現れる原因理由には、

①運動量の減少が原因となる事が考えられる。

すなわち、まずリタイアすると、家の中で過ごすことが多くなり、自然と運動量が少なくなる。(ゴルフ三昧だからそんなことは無いというご仁もいらっしゃろうが・・・)

 

②起床時間が不規則になる。遅くなる。早くなる。

会社勤めをしている時は定時に起きていたでしょう。だが、定年後は不規則になったり、早くなったり遅くなったりと、いままでの生活リズムと違ってくるということになる。

 リズムをいかにキープするかということも考えた方が良いでしょう。

 

③昼寝も会社勤めをしている時はできなかったが、リタイア後はいつでもできる。そこで注意すべきは、昼寝の時間だ。昼寝を1時間以上、あるいは昼寝をしないまでもゴロゴロと時間を過ごしてしまうと、夜の睡眠に影響がでる。

 

結果睡眠の質が悪くなり、中途覚醒が起こり易くなる。

 

これを防ぐためには、まず朝の目覚めが肝心要となるでしょう。

 

寝室に朝日が入ること。

 

高齢者の寝室はとかく北の部屋が多い。

定期的な起床をしている現役世代はまだしも、時間にルーズに成り易い高齢者は、太陽の動き(概日リズム)に沿った生活を心掛けないといけないと思われます。寝室に朝日が入れば、一日のスタートがスムーズになるでしょう。

 

一戸建てが良いか、マンションが良いかは、当事者で決めて戴くことになるが、寝室というポイントから考えれば、朝陽がたっぷり入る事が睡眠環境診断士かつ睡眠環境コーディネーターとしてはキーポイントであると言いたい。

 

商いをしていると、ご夫婦で意見の違った時は一方の味方をする訳にはいかない。

トムとジェリーではないが、仲良く喧嘩してください。 

 

 

 

 

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