地球温暖化と経営・・・地球にやさしい店

　綿桂（Watakei）という店は、いわゆる「町のふとん屋」です。小さなふとん屋ですが、地球にやさしい店宣言をしたいと思います。

　　　　

　平成12年(2000年4月1日）からの介護保険のスタートと同時に介護事業部（福祉用具の販売とレンタル&住宅改修）を立ち上げました。介護事業を始めるにあたって法人でなければならないという理由があった為、1999年に法人化もしました。

　寝具の仕事以外では、勿論介護の仕事は初めてですし、複数の事業を行う事も初めてでした。まあ、やれるとこまでやって成果が出なければ止めれば良いか･･･と、軽い気持ちでスタートしました。結果今では、綿桂という会社としては欠くことのできない事業部となり、また、10数年ほど前から第三の事業を始めました。本格的な参入は6年ほど前ですが、利益も出始めました。およそ45年前にふとん屋を継いだ時は、今の会社内容は想像できませんでしたね。

　会社経営上、最大の経費と言えば人件費(福利厚生費関連を含む)でしょう。1月からパートさんが1名増え、さらに、2月からもう1名社員が増える予定です。人件費は経費とは言え、削る/縮小することは難しいです。給与が安ければ、社員の方に不満が生じ、辞めていかれる方が増えてしまいます。

　入りを計って出を制す･･･経費は抑えなければ会社は成り立ちません。いろいろな経費の中で、劇的に大きく変動したのは「電気代」でした。以下の文章は以前ほぼ同じ事を再度書きます。

　①電気の使用量を減らす　･･･　昭和42年に店舗の建て直しをし、同時にクーラー（冷房のみ）を導入しました。数年後にはエアコン（冷暖房）に替わりました。電気代が跳ね上がりました。と言っても、1階店舗と2階作業場（ふとんの仕立て場）とで面積は約60坪（200㎡）程度で、動力200Vでした。夏の暑い時も職人さんは涼しく作業ができ、能率も上がり結果的には◎でした。

　電気代がメチャ激変したのは、現店舗になった時でした。9月のオープン予定で8月はエアコンはフル回転。最初の中部電力（中電）からの請求書を見て、いきなり「倒産」という文字が頭を過ぎりました（笑；）　請求金額は50万円超でした。

　中電に何とかならないのかと聞きましたが、一言「どうにもなりません。節電に努力してください。以上！」でした。電気代の内容を詳しく調べたところ、基本料金の高いことに超びっくりしました。当時は電力の自由化前でしたが、日本中の電力会社の基本料を調べました。中電と東電（東京電力）と同じ契約でも電気の基本料金は2割ほど中電は高かったと記憶してます。

　電力の自由化（中電から東電系に替えました）とエアコンの省エネによって、今では電気代も夏冬が約20万円/月、春秋が約13万円程度/月と、半額以下になりました。電力の自由化が無かったら、こんなにも電気代が下がる事は無かったのではと思っています。中電の社員のあの言い草に、腹の中で「いまに覚えてろよ！」怒鳴っていました（笑；）。

　さらに電気の使用量を減らそうと、店内の蛍光灯（約180本）をLEDに替えました。以前から逐次LEDに替えていましたが、これで店内の常時点灯している蛍光灯は99％ほどがLED化できました。点灯時間は1時間未満/日の倉庫等は、古い蛍光灯のままです。でも、予定では数万円電気代が安くなる予定で、LEDへの投資金額は数年で回収できるとの話ですが、計算通りに行きますかね。来月以降の電気の請求書を楽しみにしたいと思います。

 ②電気を作る（発電をする）　･･･　太陽光発電を始めました。発電量は夏季で1500kw前後/月・冬季で1,000kw/月前後と、微々たる発電量です。

　スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんの活動は個人的にはスゴイと思います。一部の大人たちは、彼女を障害者と見、また、子供の戯言のように見下したように言っています。それらの人々は、「地球温暖化」に対してキチンと答えていないように思えます。疑わしい事の範疇で、はっきり「黒」と断定された訳ではないかもしれないが、「白」だととも証明されていない。だったら、とりあえず地球温暖化の原因となることは、避けた方が良いのではありませんか。だが、このままでは「本当に地球は危ない」というのが、世界の大部分の政策関係者や研究者たちの共通の認識だとのです。

　日本の政治屋さんたちは、本当に国の事・地球の事を常に考えているのだろうか？ 解散・総選挙しか考えていないようでは困ります。自然エネルギーのことをもっと考えて貰いたいですね。小泉環境大臣大臣の国連等での発言は、がっかりしました。

　省エネエアコンの導入・LED照明の導入などで、消費電力を削減できたことで、二酸化炭素の排出削減に多少なり寄与したのではと自賛しています。それ以上に「電気代を大幅に削減」できたことは、経営的にも良かったと思っています。

　③排出ガスの削減　･･･　車もガソリンの消費が昔に比べると随分減りましたね。10年余乗った軽自動車を買い替えました。ハイブリッド車です。市内を走っているだけでは少し燃費が良いぐらいでしたが、11月に県外（浜松市）まで往復した時は、ガソリンの減りの少なさにびっくりしました。車は、いわゆる新古車、試乗車で3000㎞ほど走っただけの車でした。ほぼ新車でしたが、半額弱で購入できました。軽とは思えないほど良く走ります。

　④格安スマホに替えました。　･･･　とりあえず爺婆と社員用3台、計5台を替えました。それまで使っていたi-pad2台は、通信契約を止め、店内でWi-Fi専用で使っています。Wi-Fi経由と言ってもある意味携帯パソコンですから、いろいろ使い道があり便利です。携帯の料金もおよそ半額になりました。

　いろいろと努力（？）しましたが、結局のところ 「自由競争」によって経費の節減ができた と言って過言ではありません。

　経営者としての能力はありませんが、運よく時代の流れになんとなく乗っているようなところでしょう。

　消費税の納税期日が月末です。「預かり消費税」とは言え、実際納付する時は、その金額に毎年びっくりしてます。来年からはさらに増える（8～10％へ）かと思うと、凡その消費税額分を積み立てて於かなければ納税できなくなりますね。

　税金を自分勝手に解釈して使う政治屋（家ではない）さん、国民のために働かない高給（高級ではない）官僚さん！税金の無駄使い止めて下さい‼ 

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寝具業界に46年。名ばかりの69歳の社長です。
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　地球にやさしい店宣言　･･･　荷作りに古い段ボール箱を利用したり、緩衝材に古新聞などを利用させて戴きます。