□新しいキャベツ宅は、夜景がキレイという評判である。
来たことの人にはわかることだが、実際、ここで見たものの1/10も伝えられない。
夕飯に、卵がぽてっと入った、かき揚げと青菜とわかめの、あたたかい蕎麦を味わったあと、同僚は、パシャパシャと見たものを撮ろうと努力し、
キャベツは共に夜景を眺めつつ、久しぶりに、ジョージ・ウィストン George Winstonを聴いていた。
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本日のひとこと。
『主(しゅ)は、「そこを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。
見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。
主の御前には非常に激しい風が起こり、山を裂き、岩を砕いた。
しかし、風の中に主はおられなかった。
風の後に地震が起こった。
しかし、地震の中にも主はおられなかった。
地震の後に火が起こった。
しかし、火の中にも主はおられなかった。
火の後に、静かにささやく声が聞こえた。
』
(旧約聖書・列王記 19章11~12節)
その昔、友人に聞かれたことがある。
「エリヤって誰? なんかよく聞くんだけど」
その子向けに簡単に言えば、ものすごく有名な預言者、ということになる。
そのエリヤがイゼベルの毒牙を恐れて、自分のいのちを守ろうとユダ王国のベエル・シェバまで逃げるが、そこで、彼は死を願う祈りをする。
だが、神(主)は、御使いを通して、エリヤに食事をさせ水を飲ませ、それから彼を、シナイ山ともいうホレブ山への40日40夜の旅に送り出す。
その後は、上記の通り。
神は、最初、大風で、次に地震、火でその御力を現したが-これを今実際に味わうのは、やや怖い…できれば平成版の関東大震災というのはありませんように…(-.-;)-、最後に「静かにささやく声」で語りかける。この声によって、エリヤは立ち返る。
『奇跡』と聞いてすぐに思い浮かぶような、人の目を引く不思議なことや、脅威ではなく、静かな、微かな、声の中に、人が主を見出だし、立ち返ることもあるのだ、と覚えさせられる。