さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

95歳-日野原さん-

2006-10-10 22:41:11 | Tuesday 医療ニュース
今夜のこと。
 当直の係長が、東5階ナースステーションに見回りに来て「夜勤者は?」と、問いかけると、その場にいたNs 1)ほぼ全員が「いませ~ん」と異口同音(いくどうおん)。
 それは本当のことでした。
 なぜなら、その時間-おおよそ8時半だったでしょうか-ナースステーションにいたNs達は皆、日勤者。夜勤Nsはラウンド 2)に回っていましたので。日勤Nsは、今日色々重なったため、大体9時頃まで皆残っていました。まだ半人前のキャベツもその一人タイムカード 3)を押すとき、「今日13時間病院にいたんだ~」と不思議な感じがします。




 さて、昨日、日経新聞で一番に目に留まったこと。


 「日野原 重明さん   -聖路加国際病院理事長-
 仕事は1日18時間、土日なく

 原則的に午前2時に寝て、6時半か7時に起きる生活を毎日続けています。週に1回は徹夜(てつや)もしています。
 食事には時間をかけません。
 朝食はフレッシュジュースとコーヒー牛乳。昼は牛乳とクッキー。それぞれ1分ほどで済みます。ある程度まとまった時間を取るのは夜だけ。1日に1300kcalとればよいのです。夜の食事の前後にとる休憩時間を合わせても、食事に費(つい)やす時間は1日1時間です。
 睡眠の5時間とこの1時間を除(のぞ)く1日18時間を目いっぱい使って仕事をしています。土日もありません。
 やりたいことが色々あるのです。病院や看護大学での仕事のほかに、7つの財団の理事長を兼務(けんむ)しています。常に論文や原稿の執筆(しっぴつ)を抱え、1日に3ヵ所で講演をすることもあります。詩作や作曲もします。
 自分でやりたい仕事をつくって、それを達成していくことが生きる原動力になっているのです。ですから、この生活をつらいと思ったことはありません。

 ひのはら・しげあき 37年京大医学部卒。聖路加国際病院内科医長などを経て、96年同病院理事長・名誉院長。95歳。


 これが95歳の生活ですか・・・ まだその1/4程度の、若いハズのキャベツとしては、先に根を上げるわけにはいかないのでは・・・(だが、徹夜は身体にこたえます) 
 ちなみに、同じ5時間睡眠でも、夜10時から午前2時の間に眠るほうが、成長ホルモンが出るおかげで、疲れがよく取れる。というわけで、キャベツとしてはできたら、12時には寝て、朝5時起床としたいとつくづく思います



                                                      


 今日の通読箇所から~~


      万物(ばんぶつ)の終わりが近づきました。
      ですから、祈りのために、心を整(ととの)え身を慎(つつし)みなさい。

      何よりもまず、互(たが)いに熱心(ねっしん)に愛し合いなさい。
      愛(あい)は多くの罪(つみ)をおおうからです。

                           (新約聖書・ペテロⅠ 4:7-8) 
      

 


【注】
1)Ns:看護師。

2)ラウンド:検温。体温を測るだけでなく、血圧や脈、その他諸々。

3)タイムカード:出勤してきたとき、また帰るときに押すカード。時計の時間を勝手に変えない限り、正確に時間が刻(きざ)まれます。
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 非暴力の村にて / イグ・... | トップ | 東京国際音楽コンクール »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
優しいまなざしと生命力 (scolle:自由な時間(Leika21))
2006-10-11 21:12:01
キャベツ君 お久しぶりです!



今日は私の大好きな日野原重明先生の名前が見えたので訪問させて頂きました。



私のblogでも『勇気』にて登場して頂いているんですよ。





日野原先生のあの元気!には本当に脱帽デス!

キャベツ君の言うとおりですね。



キャベツ君は随分昔の「よど号ハイジャック事件」をご存知ですか?



あの飛行機に日野原先生が乗り合わせておられた事は有名な話なのですが・・・



その時、日野原先生は一番に何をされたでしょう・・・とはよく語られるエピソードですが

キャベツ君はご存知?



私も知って更に感銘を受けましたが。



~~~~~~~~~~



答え : 脈を計った



理由 : 日野原先生は常日頃から、

     恩師に「医者は常に平常心でいることが必要です」と教わったそうです。



だからこの危機にあって、自分は果たして医者の資格があるのだろうかと直ぐに脈を計ったのだそうです。

(さすがに、平素よりは早かったとのこと)





今日はキャベツ君のお蔭で日野原先生に触れることができ、こんな事を思い出しました。



ありがとう



いつも感心するけれど・・・物識りだね☆







返信する
Unknown (C=O)
2006-10-12 00:33:52
食餌制限により、ラット、マウス、サカナ、クモ、ショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、センチュウ、ワムシなどで寿命延長が報告されてますね~

食餌制限→代謝率低下→寿命延長、ですね~

#SOD、寿命、老化、あたりでも検索どーぞ(^^)



1928年Pearlさんがagingのフリーラジカル説を言い始めてから、様々な実験wがされてますね~



寿命とagingは表裏一体で、寿命を延ばせば老化が遅れ、老化が遅れれば寿命は延びますね~



by C=O(see oh!)
返信する
Leika21さんへ (キャベツ)
2006-11-25 12:02:53
レス遅くなってごめんなさい。

 よど号ハイジャック事件、何かで読んだ記憶があります・・・件の方もそこにいたということは知っていましたが・・・ほとんど覚えていませんでした。そういうコトもあったんですね。

 ちなみに、-当たり前のことですが-私、物識りではございませぬ。知らないことばかり。見たこと、聞いたこと、そういうことばかり、できるだけわかりやすいように、と書いているためそう思われたのでしょうが、人間、全てを知ることは難しいものです。

 ゆえに、どこの美容整形がイイだとか、芸能人のだれそれがどうしたこうしただの、洋服のことや株式のこと、茶道や占いやどうすれば彼氏・彼女ができるのだの、全く存じ上げていないのです。
返信する
C=Oさんへ (キャベツ)
2006-11-25 12:31:02
わかりやすいコメントありがとうございます。

 そうなんですよ。食事制限すれば、からだにもいいらしいのです。「栄養過多がさまざまな感染症を誘発する」という論文もあるそうです。(『Lancet』に載ったものがあるとか・・・)

 と知っていても、ついつい美味しいものには目がないキャベツよりでした。

 
 
 
返信する
わかりにくかった、ですかね? (C=O)
2006-11-27 01:25:20
食事制限=カラダにイイ、ではないですね~

代謝の回転を落とし(たら、そりゃ→)寿命を延びる、という結果なだけですね~
ただ単に寿命が延びればイイもんでもないですね~

栄養過多の弊害とは、また別の論点のハナシですね~

日野原ハカセの実働も他より少なめだったら実験結果と合致するんですが(食餌↓体動↓⇒代謝率↓⇒∴寿命↑)、よく動き回ってますね~
げに動物実験は「えびでんす」に使い難し、ですね~
返信する

Tuesday 医療ニュース」カテゴリの最新記事