(八戸の海=太平洋 2012.04)
「彼等(かれら)はみな 信仰をいだきて死にたり、
未(いま)だ 約束の物を受けざりしが、遥(はる)かにこれを見て迎(むか)へ、
地にては旅人(たびびと)また寓(やど)れる者なるを 言ひあらはせり。
斯(か)く言ふは、
己(おの)が故郷(ふるさと)を求(もと)むることを表(あらは)すなり。
若(も)し その出(い)でし處(ところ)を念(おも)はば、
かえるべき機(をり)ありしなるべし。
されど 彼らの慕(した)ふ所は
天にある更(さら)に勝(まさ)りたる所なり。
この故に 神は 彼らの神ととなへられるるを 恥とし給はず、
そは彼等(かれら)のために都(みやこ)を備(そな)へ給(たま)へばなり。」
(新約聖書・へブル人への手紙11章13-16節,文語訳)