さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

【news】子どもたちは戦場へ行った

2010-10-20 00:14:39 | Wednesday 文化
      ・・・もしあなたが、
      「私たちはそのことを知らなかった。」と言っても、
      人の心を評価する方は、
      それを見抜いておられないだろうか。・・・
                     (旧約聖書・箴言 24:12)


 ふと思い浮かんだみことば。



      


コンゴ関連にて。メモ、です)


 「ぼくたちは、彼らを家に閉じ込めて、
 焼き殺すように命令された。
 結局、何人かは、生きたまま埋めることになった。」


 6年間兵士となっていた15歳のカラミくん(Kalami)は言った。



  「ある日、ぼくと友達は、上官に呼ばれた。
   ぼくたちは、上官の命令に従って、
   ある家族を殺し、
   彼らの身体を切り、
   そして、食た……。

   ぼくの魂は、もうない。
   ぼくは生きていてはいけない。
   夜、ぼくは、もう眠ることはできない。」



        ************
 

1998年から5年間続いた、
コンゴ民主共和国の「アフリカ戦争」では、
戦闘とそれによる荒廃がもたらした飢餓で、
5年間に300万人もの人々が死んだ。

  その中で、子どもたち、
  少なくとも3万人が、児童兵となった。


  そして、戦場へ連れて行かれる子どもは、
  男の子ばかりではない。

  およそ40%にあたる1万2千人以上が、
  実際、女の子だ。



2002年、6月、
武装勢力マイマイ(mayi-mayi)が、
ジャスミンちゃん(Jasmine)の住む村を襲ったとき、
ジャスミンちゃんは12歳だった。

「彼らは、村のすべての女の子を捕まえました。

 そして、彼らは、
 村の女の子を、彼ら兵士と、
 無理やり「結婚」させました。

 ひとりの女の子が「結婚」を断りました。

 彼女は、拷問され、家畜のように殺され、
 切り裂かれ、そして、食べられました。


ジャスミンちゃんは、「夫」が、戦闘で殺された後、
マイマイから逃げ出した。

ジャスミンちゃんは、今、16歳。
数ヶ月前出産した「夫」との赤ん坊と、
NGOの運営するセンターで暮らしている。


おとなたちは、子どもたちを戦場へ送った。

戦争が終わって4年、
いまだに1万人以上の子どもたちが、
生まれ育った場所に帰れないでままだ。


そして、
帰れない子どもたちの
大多数が、女の子だ。



昨日と今日、
3人の子どもたちの声がここにある。

コンゴ民主共和国には、
さらに、その1万倍もの子どもたち…

そして、今、世界中で、
30万人もの子どもたちが、
戦場へ連れて行かれている。・・・



~関係リンク~

カラミくんの話
イギリスBBC(英語)
No respite for Congo's child soldiers
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3093622.stm

ジャスミンちゃんの話
Amnesty International(英語)
Children at war, creating hope for the future
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGAFR620172006?open&of=ENG-COD


アムネスティ・インターナショナル(日本語)
児童労働と子ども兵士に反対するキャンペーン
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=784

(少々古いけれど、2006年11月の某記事からの抜粋)





※コンゴは、銅、コバルト、ダイヤモンド、カドミウム、黄金、銀、亜鉛、マンガン、錫、ゲルマニウム、ウラン、ラジウム、ボーキサイト、鉄鉱石、石炭・・・などを産する世界トップクラスの鉱産資源国であること等、背景がここではあまり語られていない。
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