さすらうキャベツの見聞記

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サムソン ~その壱(士師記)~

2008-03-23 00:33:15 | Sunday 聖書
その昔、士師(しし;さばきづかさ)の時代が、イスラエルにあった。
モーセによりエジプトから脱出し、
約束の地カナン 1)に入ったあと、
そして、サウルがイスラエル初代の王として立てられる前。
すなわち、『めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた』(士師記21章25節、他)時代である。


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 この頃、時に応じて、神様が「さばきづかさ」を起こされて 2)いた。
 オニエテル、
 左ききのエフデ、
 シャムガル、
 女預言者デボラとバラク、
 (そのあと、名も記されていないひとりの預言者が遣わされたり)
 疑り深い(または、とっても慎重な)ギデオン、

 トラにヤイル、誓願をたてたギルアデ人エフタにベツレヘムの出のイブツァン、エロンにアブドン、

 ・・・・そして、生まれながらナジル人 3)のはずのサムソン、である。


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 このサムソンさん、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・女に泣かれるのに弱かった、というべきだろうか・・・(続く)


                          


【注】
1)カナン:現在のシリヤおよびパレスチナを指す。旧約聖書時代、「乳(ちち)と蜜(みつ)の流れる地 Land of Milk and Honey」と言われた実り豊かな土地であった。
 (ちなみに、WWⅡ後は荒れ果てた土地だったところを、キブツと呼ばれるイスラエル特有の農業共同体が中心になって、農牧地を大規模に整備した)


2)「さばきづかさ」を起こす:イスラエルを直接治める人を選ぶ(いや、「直接的に」神様が、なんだけど)。だれが選ばれるかは、神のみぞ知る。


3)ナジル人:人種でも、民族でもなく、
       『主(しゅ;神さま)のものとして身を聖別(せいべつ)するため特別な誓いをし』(旧約・民数記6章2節)た人のこと。それには、確実に3つのことが要求されました。

  1.断酒(ぶどう酒、強い酒は厳禁)(=自分を楽しませたり喜ばせたりするものから遠ざかる、ということかと。)

  2.頭にかみそりを当ててはならない。(=主の聖なるものの象徴であるらしい)

  3.死体に近づいてはならない。(=穢れるから。日本でも、葬式のあと盛り塩など行うように、律法においても、死に近づくことは穢れることだった)

自分を一定の期間、神様にささげるため、それにふさわしく聖(きよ)くあることを求められていたわけです。


【参考】
◇聖書(新改訳),日本聖書刊行会,第2版,1987年
◇ジョン・ドレイン編集;ビジュアル聖書百科,いのちのことば社,1999年
他・・・ふつう~に教えられていること@集会(ex.ナジル人のこと)
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